月下双影

月下双影
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
13
評価数
4件
平均
3.5 / 5
神率
50%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一水社(光彩書房)
シリーズ
光彩コミックス(コミック・光彩書房)
発売日
価格
¥1,048(税抜)  ¥1,132(税込)
ISBN
9784860931728

あらすじ

拾われた青年と、作家の奇妙な同居生活。
記憶を失ったその青年には、ある秘密があった――――。
黒川あづさが描く、珠玉の昭和ロマン。

表題作月下双影

柳臥竜,資産家の作家
田辺森太郎,記憶喪失の美貌の青年

同時収録作品練馬フェティシズム―あるイケメン俳優の場合―

芹沢宏,俳優
沖田,俳優

同時収録作品桜/同期もん ~桜~/純情広小路 ~桜~

その他の収録作品

  • 月下怪談
  • 秘匿の花
  • 月下双影~完結編~
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数2

老後の作家がえらい素敵で、

近代物を探していて思い出し、再読しました。
黒川さん、昔よく読みました。今見ても、本当しっかりした綺麗な絵です。

大正時代付近の作家×記憶をなくした青年の話ですが、青年は心中の生き残りでその死んだ人妻が時々青年の躯を乗っ取り、作家と色々したりします。
ここらが不思議なんですがこの設定は一般漫画ならば結構萌えだと思うのですが、BLだとちょっと入れ替わった人妻の設定は苦手かも。
実際、作家は本物の青年の方を求めていましたが、そこらへんがちょっと萌えにくかったかなあと。
その後、ちゃんと(?)青年と作家で纏まるので、
一応ハッピーエンドなんだと思います。
老後の作家がえらい素敵で、本当絵が上手い方だなあとほれぼれしました。

後半のギャグは、私はちょっと不得手でした。
置いていかれたまま終わってしまった感じです。

2

幻想的でリアルな大人の恋

メインストーリーでの明確な年代の表記はありませんが、表題作完結編で東京大空襲付近の日付けが出て来たので、おそらく大正末~昭和初期の設定のストーリーかと思います。

作家の臥竜が河原で拾った記憶喪失の青年には、未亡人の幽霊が取り憑いていたのです。
なぜ記憶喪失なのか、何故取り憑かれているのかというのはストーリーを読んでいただけばわかるとして、この未亡人が、大変床上手でエロい。その上なかなか弁も立って勘も鋭く、いかにもしたたかな人妻といった風情。外身はきれいな顔をしているとは言え男性なので、その女性的な言動と外観のギャップが倒錯的で不思議な艶を醸し出しています。
その青年の記憶が戻るまで、と、作家の家で面倒を見ているわけですが、当然そんな暮らしがいつまでも続くわけはなく、二人は一度、別れます。
やがて時は移り、二人は偶然再会するのです。
再会してからのストーリーは全体から見たら短いですが、精神的な結びつきはとても濃く、二人がいかに充実した日々を過ごしたかを見て取るには十分な描写です。
やがて臥竜が老衰するまで話は続き、そこで幕、と、映画でも見ているようなドラマティックな展開に続きすっかり引き込まれてしまいました。
どちらかと言えば劇画寄りのリアルで肉感的なタッチが、ストーリーにとてもマッチしていてなお良い。私は大好きです。

で、そんなしっとりした感動作の後に「練馬フェティシズム」みたいな話を持って来ちゃうところが、ある意味この作家さんの魅力を存分に語っているような気がします。
いえ、面白かったですけどね。
桜~シリーズは超短編で、テンポが良いです。
(携帯の配信で読んだので実本とは若干構成が違ったら済みません)

6

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