縞馬さんのレビュー一覧

COOL~美しき淫獣~ 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

愁堂れなさんお得意の刑事ドラマ物

愁堂れなさんお得意の2時間サスペンス調の刑事ドラマです。

あらすじとしては、所轄管内で連続殺人事件が起きるが、その殺人事件すべてに関わっているのが、本庁から左遷してきた柚木(受)で、本城(攻)は、柚木が移動して来た日に柚木の策略により関係を持ってしまい…というお話です。

とにかく話の展開がはやくて、柚木が本城に乗っかるのも早い(笑)
本庁が出張って来たあたりでもう犯人の目星がついてし…

1

人魚姫のハイヒール 小説

安西リカ  伊東七つ生 

結局は女装男子じゃなくて、女装男子好き

安西リカさんのお話はどれも好みでいつも新刊が出る度、読むのをワクワクしています。
ただ、今回は女装がキーアイテムみたいで(事前のあらすじを読んで…)
個人的に、ガチな女装には少々萌下がりするので、どうだかな〜感があったのですが、
瀬戸(受)は加賀谷(攻)に受け入れられたい一心の行動で、女装が自らの性癖というわけではないのでまだマシでしたが、
加賀谷がどうも違和感ありで、あれだけ肉食系であっ…

6

富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 コミック・オペラ 小説

秋月こお  後藤星 

今更ながら外伝集とは

外伝集も早、8巻目。
やっぱり気になって買ってしまうこのシリーズ(笑)
前巻では本編の続きの様な様相でしたが、
今巻では今迄の続きではなく、日常の短編が3作入っております。

悠季が大学を辞めて、忙しいクリスマスシーズンのリサイクルを終えて一息ついた時に、新年会をフジミ時代からのメンバーである五十嵐・川島・春山で悠季と圭の自宅で行う事になりましたが、あいにく圭はオケの寄附金の為の接待に……

1

契約に咲く花は 小説

鳥谷しず  斑目ヒロ 

攻め視点が読みたかった

倹約家で鉱物オタクの雪平(受)がパーティでワインを零したその相手が、従兄弟の天敵である三藤(攻)で、弁償の代わりに一週間付き合って三藤を楽しませるという展開に、というお話で…

慰謝料込みの弁償金額八百万が、いきなり一週間付き合って楽しませるだけとは、裏があるんだろうなと思っていましたが、やはりという展開でした。

もっさりとした身なりに気を使わない倹約家の雪平が三藤によって垢抜け、日々会…

2

悪魔にキスを(Ⅰ) コミック

斑目ヒロ 

雷太さま…謎です

成瀬家長男、雷太さま編です。

あらすじで、翔太のサロンで働く尾形が気になるご様子で…
とあったので、てっきりDTの雷太さまにも恋の訪れが?とワクワクして読みましたが、読み終わりの感想としては
⁇結局のところ謎が深まった⁇

何を考えているのか読めない雷太さん、
この先どうなったらBがLな展開になるのか全く想像がつきません。
今回は雷太さまの人となりの紹介で終わってしまった感じです…

2

白雪姫の息子 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

童話ホラーの様相?

ガチ親子、ガチ兄弟は地雷なので、買って少々放置してありましたが、まぁルビーさんだしと思い読んでみました。

結果、ガチ兄弟はあまり気にならなかった…
何でかな?と思い考えてみたんですが多分、兄カイルは「美女と野獣」、弟スノーホワイトは「ラプンツェル」の主人公としての印象の方が色濃くて、あまり兄弟然としていないからではないかと思われました。(私だけかもしれませんが(笑))

ストーリー的に…

2

鼎愛-TEIAI- 小説

遠野春日  嵩梨ナオト 

許し過ぎの三人です。

表紙からわかるように3Pモノです。
3Pは特に好きでもないのですが、遠野春日さんが好きなので手に取りましたが、本当にこれで良いのか?と言うような関係性です。

詐欺師でお金目当てで付き合い始めた史宣(受)が佑希哉(攻)の誠実さに居た堪れなくなり別れを決意した所に、佑希哉のはとこであり親友の雅孝(攻)が史宣の正体を暴き出し、それぞれに告げて終わったはずの関係。
しかし、佑希哉の並々ならない史…

3

年の差十四歳の奇跡 小説

水無月さらら  みずかねりょう 

初心者向けBLです

みずかねりょうさんのイラストが好きで手に取ってみました。
内容は、ざっくり言うと私の中ではいわゆる、基本型ザBLって感じの作品でした。

有名な企業の常務の慶一郎(攻)と、作品がゲーム化もされているぐらい有名なラノベ作家の芳樹(受)が、偶然カフェでちょっとしたアクシデントにより出会い、その後も偶然に会ううちにお互いが好意を抱き合い恋に発展して行く。
ノンケの葛藤も特に深く障害になる事もなく…

1

月と恋わずらい 小説

きたざわ尋子  平眞ミツナガ 

結局は一目惚れ同士のお話

あとがきで、普通の世界の、ちょっとだけ特殊な人たちのお話ですと、きたざわさんが書かれてある通り、ファンタジーです。
現在の日本の大学生の主人公達が、ある共通点はあるものの、それぞれべつの特殊性により様々な葛藤や弊害があり生活していく中で…というお話です。

大学生の凛(受)はしゃべっている相手が「嘘をついているかどうか」という事が分かるという特殊能力の持ち主で、相手が上手に嘘をつくたびに、身…

3

リンクス 2016年1月号(雑誌著者等複数) コミック

レンドルフ目線での番外編です

六青みつみさんの「黒曜の厄災は愛を導く」で主役であった
レンドルフ(攻)視点での話が掲載されているという事で普段は雑誌は買わないのですが、やっぱり読みたくて購入しました。
なので「黒曜に導かれて愛を見つけた男の話」前編、のレビューを書かせてもらいます。

レンドルフが28年前に州領継嗣として生を受け
9歳の時に誘拐され、''厄災の導き手”によって助けられたのに
レン…

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