04/24 ヒメミコ先生インタビュー 孤独な強面DK×美しい幽霊♥触れられない２人に急展開!?コミックス『モンスターアンドゴースト 2 』
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2020/07/21 12:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2415回
上田アキ／竹書房／バンブーコミックス Qpaコレクション
コミックス『オーバー・スコール』7月17日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
5年間の恋が、一瞬で終わった。断ち切れない想いを胸に抱えたまま、思い出の公園でひとりぼんやりとしていた夏朗に声をかけてきたのは、別れたばかりの恋人にどこか似ている男・梅雨彦だった。かわいそうなのを放っておけないと半ば強引に連れ帰られ多くの言葉を交わさず、元彼を重ねて自分を抱けばいい、と梅雨彦に流される形で一時の快楽に溺れてしまう。自分でも知らなかった一面を暴かれるようなセックスの後、再会の約束をして無邪気に微笑む梅雨彦に夏朗の中では何かが確実に変化していたが、彼はやっかいな性癖を抱えていてーー。傷心おひとよし公務員×やっかい性癖ゆるふわ男子ゆっくりと恋を知る、"恋育"ラブストーリー。
――作品紹介をお願いします
前作『ワンダー・ボーダー』に出てくる夏朗さんのスピンオフです。(前作を読んでいないと分かりにくい部分もあるかもです)傷心の夏朗さんが元彼に少し似た梅雨彦という男の子に半ば強引に流されて一晩を共にしてから、天気でいうと曇りや雨、嵐みたいな中でふたりが色々と向き合いながら少しずつ進展していく話です。前作とはまた違った感じで好みが分かれる内容かもしれません。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
夏朗さん(攻)は黒髪短髪メガネの公務員で見た目のまま優しくて誠実でお人よしでわりと熱い部分もある人です。梅雨彦(受)は見た目も中身もゆるふわで何考えてるのか分かりにくいけどなんだか魅力的で惹かれてしまう色んな表情がかわいい男子大学生でやっかいな性癖持ちです。
――当て馬や重要な脇役は？
豪くんという梅雨彦と長い付き合いの外見も内面もなんだか荒れている脇役がいます。前述の天気の変化みたいな状況下には大体彼が関係してきます。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
梅雨彦の様々な変化と共に夏朗さんのかっこ悪い所かっこいい所を見て彼もまた成長していることが伝わればと思います。そして夏朗さん(最終的に)梅雨彦と一緒に幸せになってよかったと伝われば何より嬉しいです。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
全体的に本当に苦労ばかりで描きあがるまで時間がかかってしまったのですが、楽しかったのは各々の感情が溢れたり爆発したりするところです。
――今作にまつわる裏話はありますか？
夏朗さんは脳トレのゲームが好きで昔暇な時にちょこちょこ遊んでいました。反射神経はあまりよくない。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
直近ではあまり良くない出来事で色々とバタバタしていたのですが、少し前の事ですと悩まされていた近隣住民トラブルが解消されて安心しました。
――今、何かハマっていることは？
玉子かけご飯は天かすがないと物足りない身体になりました。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
こちらが掲載される頃にはもう発売されていると思いますがやっぱり不安で緊張するばかりです…！ スピンオフ作品は初めてですが個人的に新規作品より緊張しています…あとレーベルとページ数のわりにえっちは少なめですみません。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
お久しぶりです、こんにちは！ 連載開始から2年位かかってしまい久しぶりの新刊です。少し長めの話ですが最後まで読んで頂けると嬉しいです、よろしくお願いします！
担当編集より
男性の色気を味のあるタッチで描きつつ、繊細な心の変化を丁寧に描く上田アキ先生のQpa collection2冊目、『オーバー・スコール』が発売となります！
今作はドラマCDも発売され、話題を呼んだ大人気作『ワンダー・ボーダー』のスピンオフ作なのですが、前作では夏朗さんがあまりにいい人で、失恋してしまった彼が不憫だ、是非夏朗さんに幸せになってほしい！ というお声をありがたいことにたくさんたくさん、いただいておりました。そして実現した『オーバー・スコール』の連載、今回遂にコミックス化となりました！
前作で失恋した夏朗が思い出の場所で傷心中、元彼にどこか似ている男・梅雨彦に声をかけられることから物語が始まります。落ち込んでいる夏朗は、梅雨彦の掴みどころのないペースに飲まれ、気づけばそのまま流されるようにセックスまでしてしまい、定期的に体を重ねる関係になります。
幾度と会うなかで、次第に愛情を深めていく夏朗に対して、梅雨彦にはある厄介な性癖があることや、梅雨彦と随分親しげな男・豪の存在が明らかになり、タイトルの「スコール」が示すように波乱が起きますが、少しずつお互いに「恋とは何か」を改めて考えていくようになります。
お互いの「恋の在り方」が違うことも理解できていなかった梅雨彦が、寄り添うように優しく愛情を与える夏朗によって「本当の恋」をしていく変化には、思わず胸を打たれます。「食育」という言葉がありますが、その恋バージョンがまさに当てはまるので、今回帯には「恋育」という言葉を入れさせていただきました。そして帯といえば、背表紙にある「恋模様 大雨のち、晴れーー」のキャッチの通り、一筋縄ではいかない恋にどう向き合っていくのか、ゆっくりと愛を深めていくふたりを是非最後まで見届けていただきたいと思います！
『ワンダー・ボーダー』では恋人から身を引く結果になってしまった夏朗が、今作では梅雨彦に向き合い、持てるすべてを使って全力で愛そうとする彼自身の変化や、真面目で純朴そうな夏朗が見せる「雄」の一面にもご注目いただきたいです。前作を読んで切なかった、辛かったという方にも、夏朗さんが幸せになれる本作が出たことで、改めて2冊合わせて読んでいただけると、また違った読後感になるのではないかと思います。
上田先生渾身の最新作、スピンオフとしても、一つの恋のお話としても読み応えたっぷりなので、是非たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです！
■アニメイト：描き下ろし4Pリーフレット
■とらのあな：描き下ろし両面イラストカード
■中央書店コミコミスタジオ：【有償特典】透明カード
■ホーリンラブブックス：【有償特典】描き下ろしミニキャラアクリルキーホルダー／【無償特典】描き下ろしペーパー
■全国特約書店共通：描き下ろしペーパー
■電子版：描き下ろし4Pマンガ
特典一覧は竹書房サイトの特設ページをご参照ください！
※その他、Qpaの情報はお知らせページとTwitterで随時お知らせしております。
発売を記念して、サイン本をちるちるユーザーにプレゼント！ 以下のボタンよりご応募ください！
(C)上田アキ/竹書房
