ワンダー・ボーダー

wonder boader

ワンダー・ボーダー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神57
  • 萌×219
  • 萌9
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

25

レビュー数
12
得点
393
評価数
93
平均
4.3 / 5
神率
61.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
竹書房
シリーズ
バンブーコミックス Qpaコレクション(コミック・竹書房)
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784801960480

あらすじ

5年前に別れた元カレ・和秋と偶然再会し、飲みに誘われた洋春。
もう吹っ切れたつもりだったのに、和秋の何気ない一言に翻弄されまくりで……。

お互い恋人がいるにも関わらずホテルに連れていかれ、
突っぱねても悪気なくけしかけてくる和秋に、ずっと蓋をしていた想いが溢れてしまう。
ダメだと理解しつつも、ついに身体を重ねてしまうが――…。

過去に置いてきた恋が、再び動き出すーー。

「あの時 手離さなきゃよかった」
天然無自覚沼男x引きずりソバカス男子のフクザツ再会ラブ
ダメなのに惹かれてしまう自分を止められない、本能レベルの恋。

表題作ワンダー・ボーダー

八代和秋(元彼・マンション隣人・在宅ワーカー)
八嶋洋春(雑貨ショップ店員)

その他の収録作品

  • ワンダー・オーバー(描き下ろし)

評価・レビューする

レビュー投稿数12

読み応え、神級。でも。

読後感、非常に複雑です。
私は基本的に地雷って無くて、「苦手」は一応あるけれど比較的どんな設定も飲み込めるタイプ。
当然「浮気」も「寝取られ」も、これまでは何ていうこともなく読んできました。ですが…
この「ワンダー・ボーダー」。
何でだろう、読んでて苦しくてキツくて。

流れはいわゆる「焼け木杭」。
元カレと再会して、優しい今カレと上手くいってるのに、ズルズル関係して気持ちが再燃して…っていう展開。
この元カレが厄介なヤツで、どうやら「貞操観念」?が少しズレている。
自分に今カノがいても、相手に今カレがいても、好きなら手を伸ばす…そういう感覚の奴。
受け(主人公・洋春)は普通感覚の人で、自分が昔の男・和秋と寝てしまったという状況に当然罪悪感や閉塞感を抱いてる。
苦しんで、元カレの方に傾いた、否、元カレを忘れたことなどなかったことを認めてしまった洋春は、やはり今カレ・夏郎さんに別れを告げるしかなかった…
私はなぜか洋春には嫌悪感は全く感じないんです。浮気するんだけどね。
なんで和秋にだけ私の敵意?が生まれるのか考えてみると、真面目に考えて自己主張を抑えてしまう人が馬鹿を見ている…ように見えるのかな。
それに、Hシーンが凄く官能的だった所が逆に「いたたまれない感」がありました。
和秋に触れられて、和秋をその躰の中に受け入れて、細胞の一つひとつが悦びの声を上げる…やっぱりコイツがいい、やっぱりコイツとのコレがいい…
そんな洋春の肉体が全身で叫んでるような描写が、逆に辛かった。
そう思わせる描写の力は「神」寄りだと思う。でも和秋の「在り方」に共感できない以上、「萌」評価にいたします。実際すごい作品。それは間違いない。
自分はどう感じるか。ぜひ一読下さい。

3

強い引力にさからえず…

一言で言うと浮気ものです。
浮気はリアルは勿論、創作の世界でもちょっと嫌悪感あるんですが、こちらは凄く好みでした。

洋春と和秋の理性ではなく本能でお互いを求めてしまう姿や、洋春の葛藤の様子が凄く伝わってきました。
和秋と会わなければ夏郎と穏やかに過ごせる、と和秋を避ける洋春だけど、そうする事がもう自分の中での占めてる人が誰なのか分かるというもの。
それに気付かない洋春がもどかしかったです。

だいたい、和秋がいかんですよ…。
最終的に冬子にちゃんと別れを告げにはいくが、そこに至るまでが遅い!
蹴られて当然かと(^^;;

それぞれの相手と別れお互いの想いを確認した2人はさておき、夏郎さんが切なくて切なくて…。
良い人すぎる夏郎さんが、カバー下に出てきた梅雨彦君と幸せになる姿を見たいです(;ω;)

1

よき!

未練タラタラうじうじから幸せ両思い。障害物が少し足りない。

0

不義理な一途

気配り出来ない自由な攻めとネガティヴ受け
相手の、というか自分の気持ちすらよくわからずにもだもだする感じ!
両片思いの拗れ、からの一転激甘!
あーこういうの大好き!!!
本当は一途なのに過去に囚われて素直になれない、かつ欲望のまま不義理なことをしてしまう洋春。
彼の思い悩む姿がいじらしい!そりゃ和秋も夏郎さんもトリコですわ…
和秋の本能に忠実で懐の大きい優しさ、それを表に出さない不器用さがかっこいい!これは洋春も冬子ちゃんも別れたくないわ…
上田さんの描く男はホントいい男で眼福です。
体の大きさ厚み、筋張った硬い感じがエロくて素晴らしい。
そして今回はタレ目とソバカス!ソバカス良い!滲み出る素朴さとビッチ感たまらない。
展開も無理がない上にツッコミどころや矛盾に引っかかる事もなく物語に集中出来ました。
何度でも読み返したくなる本です。

3

みえない糸で繋がっていた。

流れるようなセリフのやり取り、特に和秋の「イエス」と言わざるを得ない会話術?が心地よくて、彼らの置かれている状況が ド修羅場であることをついつい忘れてしまう。
別れてから5年後の再会…
5年て絶妙だなぁと思う。
洋春にしてみれば、別れで負った心の傷はまだ生乾きで「たった5年」の感覚だろう。
夏朗さんの立場なら「5年も」一緒に居たのに 結局洋春の心を自分のものにできなかった、長いようで短い5年の月日。

まじめで堅実で優しい人が陽だまりのような笑顔で傷を癒し続けてくれたとしても、“特効薬”を持っている人には勝てないんだなぁ。副作用があったとしても。
胸のどっきゅん に勝る義理や人情はなし。

良くも悪くも、主要人物二人のブレないキャラのおかげで結末は予感できても 最後まで集中して読むことができました。
あと、1話と5話の冒頭のモノローグが呼応し合っていたのが印象的。

これは余談なんですが。
作中の人物は「春夏秋冬」の文字が名前に使われています。あっ、梅雨も。
暑くも寒くもない 何となく移ろいやすいイメージの春と秋が、修羅場の元凶の二人の名前に宛がわれているのは気のせいかな?
私は冬が一番好きですけどね。

5

全てにおいて、無理がなくてとにかくお見事!

上田アキさんの描く男性が好きです。色気があって肩のラインとか肩甲骨とか喉仏とかが好き。そして受けも女々しくなくて女には見えない・女の代わりではなくちゃんと男性が描かれている。
今作は過去三冊の上田さん作品に比べてエロが多めなんだけど、必然のエロといいますか、どーしてここでヤっちゃうのさ?!みたいな無理やり感がありません。

「受けには5年も付き合っている人がいるのに忘れらない元カレと再会をして、浮気をして、その挙句、今カレを振って元カレとくっつく」

平たく言えばそういうストーリーです。

この付き合っているカレ・夏朗さんがどっからどう見てもいい人そのものでして、誠実で優しくて思い遣りがあって受けの事をとっても愛してて非がないんですよ。こんないい人いないって位の人。

それなのにそういう人を振るのか…と読む前から気が重かった。

案の定、夏朗さんに別れを告げて振るシーンで夏朗さんが涙をこぼすのですが、つられて私も泣いてしまいました。しかもなかなか切り出せない受けのために別れを言わせるように切り出してくれたり、罪悪感を抱く受けに対して自分も気付いていたけどあわよくばこのままで…と思ってた、卑怯だろ?と受けの罪悪感を少しでも減らそうと気遣う発言までしてくれて、最後の最後までパーーーフェクト!!!!

そんな彼を振ってまで高校時代の元カレとくっつくにはそれなりの説得力が必要だと思うのですが、とにかく丁寧な心理描写がお見事で、首を傾げたくなるようなツッコミどころもなく、展開にも無理な点もなくてお見事でした。
本当にお見事だと思います。

特に付き合っている優しいカレ・夏朗さんを大事にしよう、元カレと再会したことはなかった事にしよう、戻らなきゃ…と自分に言い聞かせながらも、天然無自覚でちょい厄介な攻めに揺さぶられて心も体も吸い寄せられていってしまう過程が素晴らしいし、自分の心が夏朗さんにはもう無いと気付くメールの着信のシーンは本当にリアルで、こうきたか!と思いました。

夏朗さんの事を考えると、心が痛むのですが読んで良かったなと思えます。

そして夏朗さんには幸せになってほしいのでスピンオフ希望です。

4

作家買いです

好きな作家さんの新作、こちらの神評価が高くて安心して読み始めました(まだ届いてなかったので)
…が、どんなに振り切れない想いでも彼氏がいる立場では完全な浮気。
そっちに行っちゃダメ!って何度も思ってしまいました。
彼氏がまたいい人すぎて余計に気の毒です。
彼氏(夏朗さん)に、受け(洋春)と別れてよかったと思えるほど好きになれる相手を!!
スピンオフを描いて欲しいです。
夏朗さんが幸せになったら、気持ちよく読み返せそうな気がします。

4

絵も表現の仕方もすごく良かったです

心情をうまく表現されてて、凄く読み応えがあるし、引き込まれました。

春洋はどんなに時間が経っても結局こいつを好き、って気がつくまでは流されて体も許してしまう。自分の中が和秋で占められていることを認めたくない。
和秋も彼女がいるし、春洋に彼氏いるのわかっててちょっかい出して、スキあらばやろうとして。

一度別れて時間も経ってるし、和秋なりに気持ちを固められずにいたのかもしれないけど、和秋の行動が…もうこれ春洋がグラつくの仕方ないよ。こんなんされたらそりゃ浮気しちゃうよ。夏彦さんは悪くないけど、そもそも嫌いになって別れてるわけじゃないし、ドキドキさせてくれる方が魅力的になっちゃうよ。

2人とも男だから?
大事なことを伝えないから、
『好きだけど相手の将来を考えて別れる』
『相手が自分に飽きたんだろう』
とお互い誤解したまま別れちゃった過去。

後になって、2人は『言葉が足りなかった』ことがわかって、もうそんなことがないように、ちゃんと言わないとって和秋もわかったみたいなのは良かった良かった、と思いました。春洋も、和秋の言葉足らずな行動に不安になったらちゃんと口に出して聞くんだぞ〜!

冬子もカッコ良かった。
『殊勝なアンタが気持ち悪い!』と和秋の脇腹を一撃。男前や〜。

お付き合い復活してからのラブラブは本当に幸せそうでほっこりしました。相手のためにタバコになれようとしたり、相手を思ってタバコをやめようとしたり、相手のことを今度こそ大切にしようって思ってるんだなって感じました。

そんなに分厚くもない、たった1冊のマンガなのに、心情や葛藤がとっても上手く描かれていて読み応えがあり、表情の描き方や男らしい筋張った感じの絵も好みでしたのでこの評価にいたしました。


後日、電子書籍買い直したら元カレ夏朗さんの後日談が!
良い人なので、夏朗さんも幸せになってほしいです。

2

本能的に好きな人といるのが一番いいに決まってる

高校卒業を機に別れてしまった2人が、大人になって再会して、お互い恋人がいるのに心の奥底にくすぶっていた気持ちに火が付いて止められなくて───

「フロム・グリーンキッキン」でドハマりして、めちゃくちゃ楽しみにしていた上田アキさんの新刊。読み始めてしばらくは「うわー浮気モノかぁ・・ダメかも・・(-_-;)」と少し苦々しい気持ちで読み進めたのですが、そこは上田さんの作品。恋愛に対して人一倍潔癖の気がある自分が「浮気」の何を不快に思っているのかがこの作品を読んだおかげではっきりと分かって、読み終える頃には逆にびっくりするくらい気持ちがスッキリしていました。

これどうなんだろう、好き嫌い分かれるのかなぁ?
私はリアルさがすごくいいと思いました。
心情を描くのに長けてらっしゃる作家さんのラブストーリーってリアルで引き込まれます。萌えは一旦脇において、洋春(受)の頭の中に完全に同調しながら読んでました。
またねぇ、“天然無自覚沼男” 和秋(攻)がねぇ、女子目線でもう絶対あかんやつなんですよ、ハマっていくしかない沼系男子なんです。本人は思ったことをただ口にしてるだけなんだろうけど言動が何から何までずるい、ドキドキせずにはいられない男なんですよ。一方的に振られてずっと引きずってて再会してグイグイこられたらそんなもんいくら理性がアラート鳴らしたところで無理でしょ、って本能全開で読んでしまいました。
(それにしても“天然無自覚沼男”って字面のインパクト凄いw さすがQpaさんだわ・・)

結局のところ、当たり前だけど本能的に好きな人といるのが一番いいに決まってる。
でも人間には理性があるから、あれやこれやと葛藤したり心を誤魔化したりしちゃう。
そこら辺の心情がとても実直に描かれていて、洋春の心のグラつきが本当にリアルでした。
洋春の彼氏の夏朗さんは優しくていい人だけど、優しくていい人は損な役回りになりがちなところもなんだかリアルで切なかったな…

エロがね、いいエロです。これもすっごいドキドキしました。
上田さんそんなにガッツリ描かれる方じゃないけど描き方がいつもいいんですよ。それが今回は「萌えるエロを読みたいならここのレーベルを買え!!」ランキング第1位(私の中で)のQpaですから、そりゃあもういいエロが読めます。
エロ多めですが、全部良かった!!!
浮気のエッチから恋人のエッチに変わっていく感じがとても巧く描かれていました。
第3話のオムライス食べた後の、洋春の心が一番ぐっちゃぐちゃになってる時のシーンが何気に一番萌えたかも。洋春の身体は「和秋だいすきー」って全身で言ってるみたいになってるんだもん!

浮気に尻込みせず読んで良かった!と心から思える良作でした。
夏朗さんと冬子ちゃんもどうか幸せになれますように。

【電子】レンタ版:修正○、カバー下○、裏表紙○、電子限定特典(4p)付き

4

すごく読み応えありです‼

主役二人のビジュアルだったり、身体のラインだったりがとても好みなので購入してみました。スジっぽい感じの腕とか、喉のラインとか、さりげない普通の1コマに色気を感じさせてくれるイラストだと思います。あと、それぞれのそばかすや顎髭がまたそそられます(//∇//)

しかし、それ以上に秀逸だったのが心情表現。どっちつかずに二人の間でウロウロしている受けは好みでは無いはずなのに、洋春に対してはすごい勢いで感情移入してしまいました。彼の葛藤している心理描写がすごく巧くて!
卒業式でいきなり別れを告げられ、頭の中では怒濤の疑問や文句が出ているのに、何一つ言えずに行かせてしまった時の哀しさ。
自分を優しく包み込んでくれる穏やかな恋人との安寧を望む気持ちや、その彼を裏切っている心苦しさ。
それでも否応無く、和秋に引きずられてしまう心と身体。
この葛藤部分が痛くて切なくて仕方ないです。
洋春自身は、特別ズルくもないけど心がキレイなワケでも無い、ごく普通の青年だと思うのですよね。そんな等身大の弱さや臆病さだったりにリアリティがあって心に響く。

そして和秋ですが、帯には「天然無自覚沼男」となってます。これがホントに上手いコピーで、まさに「沼」なんですよ。覗き込んでいると、引きずり込まれていくような感覚を覚える事が無いですかね?
そんな感じの男です。すごく素直な感情を見せたかと思うと、底知れない表情を見せてくれたりします。でもたまに、ごくごくストレートに嫉妬してると分かる所もあったりして、萌えさせてくれるのですが(*´ω`*)

内容としては、高校の時に別れた二人が再会し、過去にしたはずの恋心に翻弄され-・・といった所ですが、基本的に洋春はずっと自分の本心を押し隠してます。山場になるのが、二人の気持ちが通じるシーン。キレて自分の本心をぶちまける洋春の表情には、胸が痛くなります。泣き笑いのような表情で、正直に言えば醜い・・・。でもこれ以上無いほど心を揺さぶられる。そしてここからのエッチシーンが最高でした(//∇//)

あと、くっついたその後の二人もちょっと読めますが、こちらはとても甘いです。和秋の隣でうたた寝をして、起こされた後の洋春の無防備な笑顔にジーンとなりました。

ちと気の毒なのが、洋春の恋人だった夏朗さん。まぁ、浮気されたうえにフラれたワケですが。彼も穏やかで優しいばかりの人だと思っていたら、やっぱりズルい部分なんかもあったりして。でも最後までいい人でした。彼には幸せになってもらいたいです。

5

重点の置き場によって気持ちが変わる

作家買いです(﹡´◡`﹡ )
Qpaっぽくない作風の作家さんとイメージしてたので新鮮な気持ちで読みました。


ううううーん・・・。
どこに重点を置くかで評価が分かれそうな作品です。
何年経っても忘れられない恋、吸引力、という意味では運命的。
帯に書いてある【ダメなのに惹かれてしまう本能レベルの恋】の通り、
一気に引き寄せられるパワーにドキドキします。

が、しかし。
本能レベルの恋だろうが、別に相手がいれば浮気BLです。
攻めには彼女がいて、受けには彼氏がいる。
夢中になって抱かれた後、我に返って恋人への罪悪感を抱える描写にリアルさがあり。
彼氏と攻めの間で揺れる心を丁寧に表現されていて…。
個人的には後味の良いものではありませんでした。

誰にでも身近にあるキッカケをお話に盛り込むのがお上手な作家さんなので、
「浮気」「焼け木杭に…」という部分も自然なんですよね(;ω;)

学生時代、めちゃめちゃ恋した男との再会
変わらない笑顔と体温
長く離れた時間なんて大した溝にはならず、一気に満たされる気持ち

そりゃーもうトキメキ待った無しですよね。
攻めと受けが盛り上がるのはすごく分かる。
深く想い合ってるのもちゃんと見えるのです。
決して一時的な浮ついた気持ちじゃなく、愛し合ってるんだな、と。

そして、その感情の中では「彼氏」の存在が足枷になる。
個人的にコレが引っかかって萌えストッパーが作動しました。

彼氏さんが誠実で良い人だったので余計にシンドかったです。
別れ話のシーンでは、彼氏さんの方に感情移入してウルっとしました。

私は彼氏さんが幸せになったお話を読まないことには、
こちらの本で萌えることは出来なさそうです。
カバー下だけでは足りない…(;ω;)
是非ともスピンオフを熱望したい。

純粋に浮気部分を取っ払って攻めと受けの関係を考えると好きな部類でした。
高校時代の回想なんかは、もぉぉぉぉ〜ドツボ!(∩´///`∩)
惹かれ合う吸引力や、貪り合うようなエッチシーンは最高でした。

評価はとても悩みます。
・登場人物が攻めと受けだけなら間違いなく神。
・浮気部分がズーンと腹に来て凹んでしまうのは中立。
・今後スピンオフがあって彼氏さんが幸せになるのを見届けたら後なら純粋に萌えを楽しめる。
総評して萌え評価であげます。

マイナスな意見を書きましたが、好きな作品なのですよ。
是非ともスピンオフを〜〜!!!(;ω;)

4

カラダから引きずり出される忘れたい気持ち…

たぶん私は”傍観者”としてBLを楽しんでるんですが、登場人物の心情表現がうますぎる上田作品は、”当事者”のようにキャラの気持ちに入り込んで一緒にジッタンバッタンしてしまう。
あとですね、これが上田作品?????って驚くくらい、本作はエロが濃ゆいんです!
ジッタンバッタンなテンションのままレビュー書いちゃいます。

洋春は、自分を大事にしてくれる夏朗さんって年上の恋人がいるのに、高校の時の元彼・和秋と再会して、強引に抱かれてしまう…
抱かれてる最中に気持ちが高ぶってキスしそうになるのを、ふと我に返ってやめる、でも強引に激しくキスされて冷静でいられなくなる…
すげぇ萌える!

和秋にも遠距離恋愛の彼女がいて、高校卒業時は一方的に洋春を振ったクズ系オトコなんだけど、和秋なりに洋春のことを想っていたんだなってエピソードが後から明かされてくると、なんか健気に見えないこともない。
第一印象が悪かった奴の、後からわかる良い所は5割増しで良く見えるってやつ?

高校の時の洋春は、和秋と一緒にいることが楽しくて、和秋がすべてだったのに、突然、別れを切り出されて何も言うことができなかった。和秋のことなんて忘れて、夏朗さんのことだけを大事にしたいのに、何度も和秋に抱かれて、「夏朗さんのことが好きだ」と自分に言い聞かせているのって…
ずっと自分の中でくすぶっていた気持ちに気付いてしまった洋春は、もう夏朗さんと一緒にはいられない。

別れ話の時にわかるんですが、夏朗さんと洋春は、洋春が和秋に振られた日から始まっているんです。5年間ずっと夏朗さんは洋春を支えて愛してきたんだ…
夏朗さんは大人だから、洋春が何を言うのかわかっていて、それでも言葉にされると男泣きをしてしまう。そして洋春を惹きつけておけなかった自分が悪いと、洋春のことを全く責めない。
夏朗さんの大人なところが洋春には心地良くて、同時に物足りなかったのかもしれない。
このシーンは何度読んでも泣いてしまう…
和秋と洋春が関係をリスタートさせる裏には、こんな風に泣いた人たちがいるってことを忘れて欲しくない。
(和秋の彼女さんはたくましいけどw)

最初に上田作品とは思えないくらいエロが濃いと書きました。
和秋とだけでなく、夏朗さんとのエッチも描かれていて、ほんと上田作品とは思えないエロ度なんですが、でもキスもエッチも洋春の気持ちのグラつきを効果的に表していて、上田先生はなんて魅せる展開を描くのがうまいんだろうと感激します!
同時代に生きて、リアルタイムで作品を読めることに幸せを感じます。

ちなみに和秋は無精ヒゲ、洋春はそばかすです。
最初は見た目は好みじゃないなと思ったけど、読み終えると、二人とも愛おしくてしかたない。

描き下ろしは、ゆっくりしたい和秋の焦らしエッチからの、早朝自転車デート、ファミレス朝ごはんって二人の日常。
和秋はこれからもずっと洋春と一緒に居たいってことをあえて言葉にする。
高校卒業の時もちゃんと理由を伝えていれば離れることはなかったのに。
反省?して変わった和秋と、それを素直に受け入れられる洋春との、これから長く続く未来が想像できる短編です。

カバー下で、夏朗さんにも幸せの予兆があってほっこりです。
夏朗さんのスピンオフがあったらいいな。
幸せになったところがちゃんと見たい。

8

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