電子限定描き下ろし漫画付き
Ωのリュージさんがマッチョで優しくて格好良くてエロくて最高。「休日のハリウッドスターか!」は笑った。
主人公の海青さんも誠実で優しいけどセックスの時は男らしくて好きになった。
登場人物みんな良い人で安心して読める。一瞬シリアスな雰囲気もあったが、全力でハッピーエンドへ駆け抜けてた。
単行本化おめでとうございます。待ちきれず単話連載を毎月買っていたけど、単行本も購入。書下ろしの結婚式の模様も良かった。永遠に二人を祝福したい。
リュージさんの両親や海青さんの兄弟の設定もあったみたいなので、いつかその話も読めたら嬉しい。
『渇望アニマジェメラ』をアニメイトで発見した時、一目惚れをしてすぐにレジに持って行っていました。
読むのが楽しみでワクワクしながら家に帰り、いざ読んでみると、予想を遥かに超えた素晴らしい内容と、可愛い、かっこいい登場人物達、そして、自分好みのイラストでとても感動しました。
とても素晴らしい作品に出会ったなとしみじみと感じました。
とてもお気に入りの1冊です。
欲を言ってしまうと、2人のその後がとても気になります!!
この作品をきっかけに過去の相音きう先生の作品もこれからの作品も読みたいなとすごく感じました。
これからも応援しています!!
番になることは、
相手を守る事でもあり、また、相手を縛る事でもある…
上っ面な幸せではなく、一歩深く踏み込んだ内容で、すごく良かったです( ^ω^ )!!
Ωの発情期に、我を失い襲ってしまったαの海青。その過去を引きずってるところに、Ω男子専門風俗店でΩのリュージと出会います。温かいリュージと体だけでなく気持ちでの絆もうまれ、互いに惹かれ合う2人。
海青がリュージへ愛の告白をしたことで、リュージの隠された秘密が暴かれます。海青がかつて襲ったΩこそが、リュージでした。
でもリュージは海青を恨んでおらず、むしろその事があったから風俗店に勤めていた事、そして、海青と店で再会した日から"分かっていて"関係を持っていた事、その"関係を持っていた事"を恨みではなく自身の性への浅ましさでありむしろ海青へ騙していて申し訳ないと思っていたことが明かされます。
自分が襲われたΩだと"真実を明かした"リュージに対して、"それが自分(海青)への愛の証なんじゃないか"と感じた海青は、真っ直ぐな思いを改めて伝え、2人は心身ともに結ばれます。
けじめとして半端なことは出来ないとすぐに番にならない海青や、実際番う事の意味を考えるリュージに、非常に好感と共感が持てました。番うことは、相手(海青)を縛り付けることなんじゃないか…と、正直にネガティブな考えを伝えるリュージがすごく良いです。良い部分だけを見ていないところや、そのネガティブな不安を正直に話すことこそに、愛を感じました。"好きならいいじゃん"と思う人もいるだろうし、私もそう思ってるんですが、この物語、海青とリュージの2人の馴れ初めを知っていると、リュージの不安に共感出来るんです。同時に海青の覚悟もしっかりと伝わり、その"互いを想う故の葛藤"がすごく愛おしいです!!
何が正しいかは、すぐには分からないし、決めることは難しいと思います。だから悩んで、迷って、それを相手に伝える、そこに重要さを感じました。正しいかどうかでなく、2人で答えを出す、その姿に引き込まれました。
海青はリュージに、番うことで自分のものにしたい、とストレートに伝えます。その姿も素敵。ずっとΩを襲った後ろめたさに怯えていた海青が、愛する人を想う気持ちでこんなに男らしくなるとは!!!スパダリ化する海青も必見です( ^ω^ )/
「麗人UNO!」初のオメガバース作品。
言われてみれば読んだことないけど、なんか意外です。
一冊まるごと、ヘタレ小柄αと、男前マッチョΩのオメガバースです。
この体格差で攻め受けのイメージが逆転してるのが、意外その1。
受けはΩの男娼なので、めーっちゃエロエロです!
でも精神的な負債を抱えた男の後悔と贖罪、そして赦しを描いたストーリー性のある話なのが、意外その2。
海青は大学の先輩に騙されて、Ω男子専門風俗に連れて来られてしまった。
相手のリュージは抱かれる側とは思えないくらいガタイが良いけれど、「テクがあるって評判だ」と誘ってくるのは、いかにも ”抱かれるメス” って感じです。
でも海青はトラウマがフラッシュバックしたようになってしまって…
抱きしめてくれたリュージは暖かくて、海青は自分が犯した罪を話し始める。
海青は昔、発情したΩを襲って置き去りにしたことがある。
謝りたくても相手のことを覚えていなくて探せない、だからΩが発情に振り回されなくて済む研究をしている。
それは海青の贖罪。
そんな海青に、リュージは「ずっと悪いと思ってる兄ちゃんのことが好きになった」と。
リュージはべらんめぇ口調にも暖かみがあって、セックスも自分が抱かれたいからだって、海青の心の重荷を軽くしてくれる明るさがあるんですよね。
そうしてリュージの強引な誘いもあって、海青はリュージの常連客になる。
海青は、リュージの暖かさにトラウマも癒されて、本気でリュージのことが好きになる。
リュージは真面目な海青を巻きこんじゃいけないと思いつつ、まっすぐに「好き。番になりたい」と言ってくれた海青のことを受入れたくて…
でも真面目なのは海青だけじゃない。
リュージもアンフェアなことが嫌で、二人の過去のこと、自分は淫乱で海青のことを騙して客にしたと、すべてを告白する。
言わなければ海青は気付かないのに。
オメガバースらしくエロいけど、海青もリュージも真面目でまっすぐなところがあるから、純愛っぽくもあるお話です。
最初はヘタレとメスのドエロだったけど、物語が進むに連れて、海青は自分の気持ちを伝えるキリッとした感じになるし、リュージはドイツ人ハーフらしい男前、それに恋心が加わるとキレイに見えてきます。
私は前半より後半の絵柄のほうがだんぜん好き!
恋人になってからのエピソードもひたすら甘いし、表示に期待したエロさはありつつ、純愛さにしっかり萌えもある一冊です。
表紙を見て、かなりどぎついエロエロ作品かな?と思ったのですが、意外や意外。
きゅんきゅんくるし、読んだ後すごく幸せな気分になれる、とても暖かみのある作品でした。
始め左側の黒髪の男性が好み!って思っていたのに、本当にかわいいのは右側のマッチョの彼。人懐っこくて、表情豊か。江戸っ子みたいな?喋り方もすごくハマっていて、性格もすごくチャーミング。
ムキムキの受にこんなに萌えると思わなかった~!!
もう、ページをめくる度にどんどんかわいくなっていくんです。これは本当に予想外。
大学生の聖海青(α)は先輩に騙されΩ男子専門の風俗店に連れこまれてしまいます。
やって来たお相手リュージはΩなのにムッキムキ。
ベッドに誘われる海青でしたが、過去のトラウマがフラッシュバックしパニック状態に。
やさしく抱きしめてくれたリュージに不思議な安心感を感じる海青。
「良かったら話聞くぜ」と飾らないリュージに
昔、発情期のΩ男性を襲ったことがあると打ち明けます。
また同じ過ちを犯してしまうのが怖くて今でもΩに近づくことさえ出来ない。
「そんな自分を変えたいと思っているなら俺にも手伝わせてくれよ」というリュージの言葉に抗えず、激しく興奮してしまう海青。
エロエロなんです。でも、2人とも我慢出来ずに求め合って、セックスに夢中になってる感じがすごく伝わってきて、男娼と客のプレイには見えないぐらいラブラブ♥
お金はあまりないけれど、頑張ってリュージの元に通う海青。
いろんなことを話し、どんどんその優しさに魅かれていきます。
自分が過去犯した罪を少しでも償うため、Ωの人達が泣き寝入りしなくて済むよう、α側の発情フェロモンを抑える薬を研究していることも。
ただ自分の欲望、本能の為に海青をたらしこんだリュージは、Ωのことも真剣に考えている真面目な海青に自分は相応しくないと落ち込んでしまい…。
一方、単なるお客ではなく、きちんとリュージに想いを伝えたい海青はリュージにデートを申し込みます。
このお店の外で過ごす2人が「君ら高校生か!?」ってぐらいピュアできゅんきゅんしました!
覚悟を決めた海青は、「番になってください」と告白しますが、リュージの口から意外な真相を明かされ…。
ともかく、この2人、自分のことよりまず相手のことを心配をしてしまうんですよね。
それゆえすれ違いかけたり、悩んだりしつつも、最終的にはしっかりと話し合って本当の気持ちを伝えあえるところがすごく良くて。
どんどん可愛らしくなっていくリュージに対し、ガンガン男前になり、Hの時の雄の色気まで増し増しになっていく海青にも非常に萌えました。
とどめを刺したのがカバー下。
これは絶対作品を読んだ後に見て欲しいです。
謎の感動がぶわっとやってきて思わず涙ぐんでしまいました。
ややディープな設定を盛り込んでいるのに、リュージの明るい性格のおかげなのか、全然暗くならず、心がほっこりするような、読後感がすごく良い作品でした。
ただ、最後がちょっと駆け足だったので、もうちょっと詳しく続きが見たかったかな?
あと、2人の仲に一役買ってくれた、リュージの先輩・ユーマ。
小柄で小悪魔的な魅力があって、ややツン気味の美人さんなのですが、ものすごく好みなので、彼のスピンオフも機会があったら見てみたいです!!!