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「G線上の猫」2巻です。
理也は人の言うことばかり聞いてきたので、
強引な香坂に流されやすい印象で少しは惹かれているようですが、
黒理也(以下黒)は篤志の家に行ったり、
白理也(以下白)は鍵のことを考えていたりと、
篤志を気にしているようにも思えます。
白はバイオリンに異常なほど執着します。
バイオリンしか居場所がない。失敗は出来ない。
そんな風に思うようになってしまった原因=多重人格障害の原因は、
父親の虐待でした。
(多少いとこの期待も入ってるかもしれませんが。。。)
理也が本当に可哀想です・・・。
(しかし、漫画として客観的に見ると、
理也が多重人格障害になってしまった背景がきちんと提示されているのは、
深く掘り下げられて細かく設定されていて素晴らしいと思いましたし、
とてもわかりやすかったです。)
また、理也はバイオリンを弾いてるだけなのに人が変わったようになり、
おまけに何か色気も出てます。。。
そんな中、篤志と香坂が偶然会い、
篤志はいとこ公認の理也の家政夫となります。
篤志は、黒の世話し、香坂は、黒の存在に気付きます。
相変わらず理也は白も黒もそれこそ迷い猫のように、
二人の間を彷徨います。
理也は最終的に自分をどう受け止めていくのか?
篤志と香坂とどう向き合って行くのか?
3巻に続きます。
また、あとがきにあるように篤志は人気がないようですが、
幼い頃に父親に虐待された理也にとっては
白でも黒でもどんな自分でも優しく受け入れてくれる存在が
必要だと思います。
ありのままの自分を認めてくれる存在です。
だから私は理也にとって篤志は大切な存在となって欲しいです。
借りてきた猫みたいになる理也が可愛い。
表紙の折り返しのしっぽのある理也が可愛いです。
1巻はご飯食べてる理也。
2巻は寝ている理也。
3巻はお風呂に入ってる理也。
どれも理也にしっぽがあって後ろに篤志がいます。
二重人格物って切ない。
理也の父親が酷すぎる。
息子が自分の作品て……母親もなにもしなかったのか。
自分のベッドが冷たいから篤志のベッドに潜り込む。
一人じゃなにも出来ない理也。それは、バイオリンだけしかさせなかった父親に問題があるだろうけど、篤志に世話焼かれてる理也が可愛いからこれはこれでOKです。
理也が二重人格になったきっかけらしきもの(=父親からの虐待)が明らかになりつつある巻。
…と書くと、重苦しい内容に思えますが…新キャラである従兄・佐紀さんのはっちゃけぶりが色々と凄くて(ノ∀`●)ンププ
見た目は美人さんなのに何て楽しい人なんだ♪
あ、でも見ているべきところはちゃんと見ているっぽい印象。
それにしても父上…電話越しではありましたが相変わらずなようですね。
「作品」って…。。。
理也は「人間」であって「物(=作品)」じゃないよっキィィ━━━ヾ(*`⌒´*)ノ━━━ィィ!!
それにしても白い理也も黒い理也も可愛いな~( *´艸`)
白→香坂先輩 黒→池田さん って感じですな。
さてさて…最終的にはどうなるのかな???
第二巻です。
この物語を楽しみきれない自分が、非常に汚れてる気がしてなりません。
みんなキレイです。
白い理也をレイプする先輩もキレイだし、理也家の家政夫になって理也を守ろうとする大学生もキレイ。二つに分かれる人格に苦しむ理也もキレイ。
それぞれが悩み苦しんでます。
細かい箇所が気になっちゃうんだよね。
理也にめちゃくちゃに執着してるという設定の父親が、まともな監視もつけずに理也を放置してるっていうのはあまりにもオカシイ、みたいな。
いいお話だとは思います。
繊細で丁寧で、悲しいのに優しくて。