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表題作花がら摘み 上

皐月 菖蒲
中学の先輩,大手下着メーカープランナー
霜月 柊
中学の後輩,大手下着メーカープランナー

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

大嫌いな菖蒲(あやめ)先輩に、
どうしようもなく惹かれるΩ(オメガ)。
学生時代、頻繁に絡んできていた一つ年上のあの人。
言動の意図が掴めなくていつもモヤモヤさせられる存在。
卒業したら平穏が訪れると思っていたのに、また出逢ってしまった。

想いを上手く伝えられない攻め
×
自分に自信が持てない受け

[あらすじ]
Ω(オメガ)だからα(アルファ)に惹かれる、それが必然?

眼鏡、そばかす、恋愛には疎い、Ω…それが霜月柊(しもつきしゅう)。
学生時代にちょっとしたことから年上のα・皐月菖蒲(さつきあやめ)に頻繁に構われるようになる。
自分勝手にちょっかいをかける菖蒲に、柊は悶々としたストレスを抱えていた。
待ちに待った卒業でようやく自由になれると喜んだのもつかの間、2人は就職先で再会する。

大嫌いだと思ってた、だけどずっと忘れられなかった。
フェロモンのせいなのか、それとも別の何かなのか――。

再会した場所は同じ会社
×
2人1組で働くパートナーシップ制度



作品情報

作品名
花がら摘み 上
著者
ツバダエキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865895490
3.7

(151)

(52)

萌々

(44)

(32)

中立

(12)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
24
得点
544
評価数
151
平均
3.7 / 5
神率
34.4%

レビュー投稿数24

困惑…

上巻表紙の柊。
そばかすで大人しそうで繊細そう……と思ったのだけど、作品冒頭は中学生時代から始まるのですが眼鏡で小さくて地味な見た目...だけど意外と口が悪い。
そして心の内の声が面白い、ギャップ(?)のある独特なテンションの子でした。
そして下巻表紙の菖蒲。
勝手にクールな不器用さんかと思っていたけど、作品冒頭は高校生時代で...ヤンチャそう。
『会社で再会したのは、学生時代によく面倒をみていたアイツ』とのあらすじなのだけど、面倒を見ていたというより虐め...というほど陰湿ではないけど柊的には虐められてる認識だし、見ている限り可愛がっているというより呼び出しておちょくっている感じで...想像と違った。
2人とも表紙から想像していたのと大分印象が違っていたので驚きましたが、そんなことって珍しいので逆に気になった.........んですが、読めば読むほどどういうキャラなのかよく分からなくて。
キャラが固まっていないのかと思うくらいコロコロと変わるので、掴みきれず......。
どういうこと?と思いますよね、読んでみると分かってもらえるんじゃないかと思います。

菖蒲にぶつかってから目をつけられた柊。
それまでは特に接点がなかったようなんですよね。
なので、菖蒲はあの瞬間柊の何が気に入ったんだろう?と想像したのだけど、あの瞬間で気に入る要素がズレたメガネの下に現れたお顔...くらいしか思いつかなくて。
それともぶつかるもっと前から柊のことが気になっていたんだろうか?
どこに惹かれたのかなぁと考えつつ読んでいると、あれだけ菖蒲のことを嫌っていた柊が上階の窓から花瓶の水と花を捨てられたのを浴びてびしょ濡れになり、「見てると本当にイラつくよなあ、目立つんじゃねぇよ」という冷たい言葉とは裏腹に菖蒲にブレザーをかけてもらい、菖蒲の卒業で平穏が訪れたことや誰とも話さない(友達がいないのか????)こともあり、菖蒲のことを考えてばかりになっており.........え???
普通嫌いな人のことなんて、離れたらとっとと忘れようとしますよね?
怒りを発散させるために勉学に打ち込む......ん???
怒る元凶の相手よりいい学校に行ってやる!!!見返してやる!勝ってやる!とかが理由なら理解できるんですが、そういう訳ではなく。

そして、あれよあれよと下着メーカーに就職するのだけど、普通は嫌いな人のブレザーをわざわざ一人暮らし先にまで持っていかないし、抱きしめて匂いを嗅ぎません!!!!!それは好きの間違いです!!!!!と思ってしまいました。
柊本人はずっと大嫌い殺すと言っているんですけどね、行動と言動がチグハグなんです。
どうなっているんだい!?鈍感さん??天然さん??とモヤモヤしながら読んでいましたが、もしかして柊と菖蒲は運命の番で、嫌いという気持ちとは裏腹にどうしてもその匂いに惹かれるということなのかなぁ?
凄く分かりづらいけど、それならチグハグなのも分からなくはない...。
きっと職場で再会するんだろうなと思った通り菖蒲と再会するんですが、バディシステムがある会社だそうで、柊のバディが菖蒲でした。
お酒に酔って致すのですが.........展開が早いよ。
嫌い嫌いと言いながら酔っていたとはいえ自分から嗾ける柊に、どうなっているんだい!(2回目)と突っ込んでしまい。
記憶がないけど全裸だったからヤったんだろうと言っていることにも突っ込み、使った検査薬をペンと間違って菖蒲に渡すところで更に突っ込み。
冒頭に出てきた憧れのお花ちゃん先輩(楓)も同じ会社でえっ?!となり。
この流れだと楓の好きな人......菖蒲では?となり。

なんだろう、柊のテンションが独特で鈍感なのが読んでいて合わなくて、不器用だけど好きがダダ漏れている菖蒲の方が好感が持てるんですが、その菖蒲も天然というか独特なところがあって...。
中学時代の柊がトイレでご飯を食べていたのを知っていたからなんだろうな、というのは伝わるんですが、柊にご飯に誘われてOKしたあとトイレに食べに行こうとするのに突っ込むよりも引いてしまい...。
なんでやねん.........これって天然なんだろうか、なんなんだろう...どうなっているんだい...(3回目)
なんかしんどい。
ノリがしんどい。

あと、学生時代に柊が楓に世話になっている描写なんてあっただろうか...。
更には菖蒲が社長令息とのことなんだけど、学生時代からそれらしい話を何かしらしていてくれたらよかったのに、突然情報として出されるのでえっ?となり... 。
菖蒲と楓の苗字が同じなのが作中ではなく途中に挟まるキャラクター紹介で判明するんですが、ん?親戚...というわけではないよね?
でも皐月ってそんなに多い苗字かなぁ...??
.........と思っていたら、巻末のおまけ漫画的なので兄弟だと言われ。
情報の出し方が唐突だと感じるのは私だけでしょうか?
仲良さそうとかの話じゃないじゃないですか...もっと早く教えて?!
楓が菖蒲に「現実の弟は可愛くないからね~」と言っていたシーンがあるけど、それが菖蒲のことだとはあの流れでは分からなかったよ。
柊や周りの友人達が楓を苗字で呼ぶ描写がどこかにあればよかったけど、肝心の苗字が全然出て来ていないのだから、気づけるわけがないと思う。
うーん、.........兄弟というのなら、楓の好きな人は菖蒲ではないのかなぁ?

色んなことにん~???となってしまって。
結局上巻では菖蒲が柊のどこに惹かれたのかもよくわからないままだったけど、下巻で分かればいいな...。

Kindle→白抜き

0

ぼっちなΩ、思いがけず意地悪な先輩αと再会してしまう。

主人公でΩの柊は、学生時代些細なことで先輩でαの菖蒲に目をつけられてしまいます。

菖蒲が何かと呼びつけてくるため、同級生達と距離ができてしまい、孤立してしまった柊。彼はフラストレーションを勉強で発散し、やがて念願叶って大手下着メーカーに就職します。

ところが、なんと職場で菖蒲に再会。しかも柊は菖蒲とバディを組まされてしまうのでした。昔と変わらない菖蒲の意図の読めないうざがらみに加えて、パワハラにまで翻弄される日々を送ることになってしまった柊ですが……。


絵柄がクールな感じなのですが、ストーリーはかわいくてほほえましいすれ違い愛系です。

上巻はもっぱら柊視点で、菖蒲から一方的に柊がやり込められている様に見えます。しかし、菖蒲の視点に切り替わると、思いの外菖蒲が柊に振り回されていて、ふふってなります。ぼのぼのみたいに汗がぴゅぴゅぴゅーんって飛んでる描写がかわいいです。

オメガバース作品にしてはエロ少なめで心理描写が多め。バース性に必ずしも添う訳ではない人の心、Ωの人としての尊厳や権利、αの苦悩など、重めのストーリーを読みたい方にもいいと思います。

ちなみに、濡れ場に攻めフェ○が出てくるので、好きな人は好きだし、苦手な方は全力回避です。

0

攻めが好き^^

受けの柊は攻めのアヤメのことを苦手だと思っているけれど、攻めから出ている愛がめっちゃ好きです。
嫌なのに、仕事ではペアを組まされ、挙句酔っぱらっていたしてしまい、最悪だと思っているのに、攻めに惹かれている受けも可愛い。
けど!!
けど私は攻めが好きです!!

二回言うw

イイ感じにちょっかいかけてくる楓先輩がいいスパイスだし。
先輩の攻めから溢れてくる愛おしさが好き♪
で、全く気付かない受けも好き♪
こうやって拗れるのも好き♪

0

受けのことめっちゃ好きやんけ…


中高一貫校の先輩と後輩の二人。
社会人になり、同じ部署で出会う再会ものです。

元いじめっ子×元いじめられっ子のような関係性で、オメガバースの中でも「運命の番」である部分に焦点を充てたお話だと思いました。

一巻ではヒートや差別で受けもそこまで酷い処遇を受けていない方だと思います。

自己肯定感が低く、ビクついてる割りには攻めには果敢に歯向かっちゃう可愛い受けと、そんな受けを好きで優しくしたいのにできない不器用な攻めの一途な愛が垣間見える瞬間が最高に萌えます!!

受けに全然伝わってないけど攻め、めっちゃ好きやんけ…のやつです(笑)

そして、すべてを見通している風な楓が、一体何を考えているのか…。
まだ一巻では分かりません。

シーンが急に変わったり、会話が途切れたりして「あれ、あのフラグはどこへ…?」と疑問が残る部分や、会話より目線で語ったりするオシャレな作り方が、私はちょっと読みにくい気がしました。

ただ、一話ごとの終わりにある4コマ?が、本編に入りきらなかった部分をカバーしてくれていました!
これはすごく良かったです。

1

疑問だらけ…

なんで?と疑問だったことがだいたいあらすじにちゃんと書いてありました…。

菖蒲はなぜ柊のことを?どこを?可愛いと思ったの?
柊はなぜ菖蒲を?強烈な存在だったから?匂い?
楓と菖蒲は兄弟なの?楓の好きな人とは?
運命の番をだれが信じてるの?
菖蒲はαだけど特異体質なの?

疑問だらけで。社会人になったら柊が菖蒲にわりと対等に接してますね。
菖蒲が小学生男子か!ですね。
そもそも柊が服飾に進んでなぜ下着メーカーに?しかも菖蒲が社長の息子なのに。

やたらモブやスーツがカッコいいですね。細部まで手を抜かない感じです。

意外と悲壮感がなくて、でも簡単にエッチしちゃって、すれ違って、お話は目新しくないけど絵がやたら上手で、結局テーマって何だったっけ?な感じでした。

0

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