好きなんて言わんといて

uki nante iwantoite

好きなんて言わんといて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×26
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

206

レビュー数
4
得点
119
評価数
28
平均
4.4 / 5
神率
64.3%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
ポーバックス BABY comics
発売日
価格
¥675(税抜)  ¥729(税込)
ISBN
9784865894998

あらすじ

2年前のクリスマスに妻から離婚を言い渡された樹。
彼はその過去を引きずり、なかなか前進出来ないままでいた。
そんなある夜、泥酔して迷い込んだゲイバーで湊に出逢う。
酔った勢いも手伝って2人は身体を重ねるが、
湊を忘れられなくなってしまった樹をよそに湊は釣れない態度を取る。

傷を抱えた男同士の恋を描く、ツバダエキ デビューコミックス。

表題作好きなんて言わんといて

春川樹、大阪へ転勤してきたサラリーマン、31
夏木湊、ゲイバーのバーテンダー、27

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • キャラクタープロフィール
  • あとがき、4コマ漫画

評価・レビューする

レビュー投稿数4

大阪を舞台に繰り広げられる大人の恋愛物語

まず表紙とタイトルにやられました。
方言萌えする方にはとてもおススメ。
独特な雰囲気の大人っぽいしっとりとした作品を描かれる先生です。
絵はもう完全にプロレベル。デビュー作とは思えない完成度です。
私は最初【おげれつたなか】先生の絵に少し似ていると思ったのですが、他の方のレビューにもある通り、なるほど【丹下道】先生の絵に近いかもしれません。

2年前のクリスマス。突然妻から離婚を言い渡された樹。
未だその過去を引きずる中、泥酔してゲイバーに迷い込んでしまいます。
酔いつぶれた樹は、そこで出会ったバーテンダー湊に介抱され、そのキレイな顔に欲情し、体の関係を持ってしまいます。
その日以来湊のことばかり考えてしまう樹。
でも電話をかけても出てくれない、追おうとすると逃げてしまう。
いろいろこじらせている大人2人の関係はなかなか上手くいかなくて…。

まずこの本、ノンケ・樹目線で描かれているのですが、彼は本当に男、男、しすぎていて不器用というか、鈍いとうか、女性の心が本当にわからないタイプの人間です。
相手の心を汲み取ったり、相手の気持ちをしっかり見極めるのが多分苦手なんでしょうね(だから奥さんにフラれたのか…)。
ちょっと一人よがりで、自己完結しすぎな印象を受けました。
一方湊は非常に女性的な感性を持つ、やや変わった性格のツンデレ。
過去の辛い経験からノンケを好きになることに臆病になっていて、樹にグイグイ押されると、怖がって逃げてしまう。
セックスはしてもキスはしない、樹の私物は部屋に置かない…など独得のマイルールがあり、自分がゲイだという葛藤もある分、普通の女性より更に複雑な性格になっております。
これを樹が落とすのは正直難しいんじゃないかな~と思いつつ、湊はかなり始めの段階で「樹の顔がタイプ」とは言っているので、あとは樹の腕次第なのですが…。

この本のすごくもったいない所が、全て樹目線で描かれていること。
湊のちょっと変わってるけどかわいらしい部分や色っぽさ、そしてずっと何かを拒絶している感じは伝わってくるのですが、基本、湊の考えていることが分からないから、読者的に「ん?なんで?なんで?」と混乱してしまうシーンがいくつかあり、そこを補っているのが湊目線で描かれた最後の描き下ろしなのですが、正直、これがなかったら、かなりもやっとしたまま本を閉じていたと思います。
この描き下ろし部分を本編のあちこちに散りばめれば湊の気持ちも理解出来たし、よりわかりやすくなったのではないでしょうか。
なるほど、あんなにキレイな顔にコンプレックスを持っているのは、女性に対して敵わないから。もっとフワフワして女のコっぽい感じになりたかったのかな、湊は(私は今の湊のほうが色っぽくて好きですが)。

そして、この物語の中で非常にいい味を出しているのが、湊の働くバーのママ。
樹のこといつの間にか「いつキング」呼ばわりしていたり、
なぜかママだけ関西弁を話さずオカマ口調。
湊という漢字が読めず「ソウちゃん」と呼ぶ。
素の状態でも相当イケメンなのですが、口調はやはりオネエ口調のまま。
お話とお話の間のスペースにキャラ紹介が載っているのですが、
「漢字はなんとなく読む。見たことない漢字が多い」と書いてあり、
美しい着物姿でスマホを見ながら困惑したイラストが載っていて、
「たまちゃん(バイトのコ)がいきなり三文字熟語送ってくるんだけど、やだ、怖い…」と困惑しており、そこに湊が「ママ、それ扁桃腺やん、今日休むんちゃう?」とツッコミ入れてる所がかなりツボでした。

ともかく、特にこれといった盛り上がりには欠けるかもしれないし、この色っぽい関西弁のお蔭でかなり魅力増し増しになっている点は否めないかもしれません。
ただ、デビュー作でこれだけの作品を描き切った作者さまの実力は素晴らしく、この作品の独特さはあまり類を見ないものでした。
これからどのような作品を描かれるのかが非常に楽しみで、まだまだ伸びしろのある点を踏まえて萌×2ではなく神評価とさせて頂きます。

1

典型的なWeb漫画。

関西人の自分としては タイトルと絵柄に惹かれて買わせていただきました。
レビューするに当たり(神)評価が多かった事に
「さすが現代!」と思わされた。
【ツバダエキ】というPNも凄いですが、やはりWeb出身作家さん独特の画風は否めません。

個人的には【座裏屋蘭丸】と【丹下道】はWeb出身作家の神だと思ってるんだが…
さすがにそこまではいかないかな…という本作品。
期待度を上げすぎたのも要因だと思うが、全体的にWeb感が抜けきれてなくて、気になったのがセリフとアップコマの量。
デジで描くとこういう絵柄になるのか、この方のオリジナリティなのか…
どちらにしてもそうなると
先に世に出た【丹下道】に似てる!! となる様。

ストーリーはイイと思う。
恋愛を引き摺るのは男の方がダントツだと思うし、それが結婚生活ともなれば…分からなくもない。
一方、湊の方の気持ちもゲイとしては至極当然だと思う。
好きな人と以外キスしたくないというポリシーも理解出来る。
(まぁ、思考がかなり女性寄りだとは思う。)
ノンケ(男に興味を持ち致せる時点でノンケではないんだが
(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋)が毛色の変わった美形に惹かれ…のめり込み……
湊の初めツンツン のちにデレるのもなかなか萌えた。ストーリーはイイのだ。

如何せん画面が先に書いた様にセリフとアップで埋め尽くされていて、それぞれのキャラの感情を推測する《余白》を与えてくれない作品になってしまっているのがもったいない!
この路線で行くのなら他の…コレからどんどん出てくるであろう同じWeb出身作家との画一を図る必要性を感じる。
全てのコマにセリフを入れるのではなく、そのコマにキャラの心情や読み手の感情を盛り込めるように時には大きな無言のコマを使ったり、せっかく絵が上手なのだからセリフをなくし《絵に》語らせる手法を要した方が数段イイ作品になると思う。
そういう所に(萌え)は存在するのだから。

デビュー作でこのクオリティ→(萌2)としたが
本来なら(萌)。
次回作に期待だ。

3

素晴らしい!

本当にデビュー作ですか!?
丹下道先生の一冊目を読んだ時のような衝撃を受けました!
作画も美しいし、登場人物の心情も細やか。受け目線のパターンも最後に描かれてるので、何度か読み返して頂けるとなお良いです!

4

めっちゃ切ないねん・・・(´;ω;`)

なんで大阪弁て、こう響きが色っぽいんでしょうね。
もうタイトルで心をわし摑みですよ。
ちなみに私は三河っ子。地元の銘菓はピレーネとブラックサンダーだに。

で、こちらデビュー作との事。
超好みの設定なので購入です。
私は疎いのでよく分からないのですが、同人で活躍されてる作家さんなのでしょうか?
デビュー作とは思えない程の完成度でした。イラストも個性が強めですが、大変美しいです。特に受けの泣き顔は絶品。
めっちゃ切ないねん・・・(´;ω;`)



内容ですが、ノンケ×ゲイの切なくてほろ苦い、しっとり読ませるラブストーリーです。

2年前のクリスマスに、妻から突然別れを言い渡されたサラリーマン・樹。過去を引きずり、心の傷を癒せないままです。
そんなある日、転勤先の大阪で、偶然迷い込んでしまったゲイバー。
泥酔した樹は、そこで出会ったバーテンダー・湊と、勢いで寝てしまいます。
強気な彼の、不意に見せる可愛さや弱さに惹かれてゆく樹。
しかし、距離を縮めようとすればする程、何故か湊は拒絶の態度を見せて-・・・と言うものです。


まずこちら、人の気持ちに疎いサラリーマン・樹と、臆病で意地っぱりなバーテンダー・湊と言うカップリングです。
で、キモになるのがノンケ×ゲイの恋愛である事。

個人的に、この片方がノンケで片方がゲイであるが故のすれ違いと言うのが、大変好きだったりします。
特に今作のような、真っ直ぐだけど人の心の機微に疎い攻めと、恋愛に必要以上に臆病になってる意地っぱりな受けと言うカップリングに滾るのです!

一見、自由奔放に身体だけの関係を楽しんでいるように見える湊。
樹とはすぐに身体を重ねたのに、キスは絶対にさせず、彼の私物を部屋に置いてゆく事も許さない。
その柔らかくも断固とした拒絶が切ないのです。
樹も可哀想ですが、湊の笑顔の拒絶がですね、痛々しい。

で、樹は樹で、言わなければ伝わらないと言う、根本的な部分を分かって無かったりとダメダメなんですよね。
こんな二人だから、すれ違うのがもう当然と申しましょうか・・・。

自分の中に踏み込まれるのが怖くて、手酷い言葉で拒絶する。
そして言われた樹以上に自分が傷付きと、湊はホントに面倒くさいのです。そのあまりの臆病さに、好き嫌いは分かれるかもしれません。
が、個人的には、ひたすら健気で芯の強い受けも良いのですが、こうゆうダメな部分のあるキャラクターにも惹かれます。
だって、私が読みたいのはキラキラした夢のような物語じゃない。
こうゆう面倒くさい上に愚しいキャラクターが愛おしい、生身の人間ドラマが読みたいんですよー!!
いや、キラキラしたお話も好きだけど。

あとですね~、身体の関係から始まった二人と、エロが多め。
湊は大阪弁なのですが、エッチの時の「・・・止めんといて」や「しよ~やぁ・・・」と言った大阪弁がめっちゃ色っぽい・・・!!
標準語より2割増しで色気を感じるのは私だけでしょうかね?

ラストがですね、これまでの経緯を考えると、ちょいアッサリ丸く収まり過ぎな気もするのですが・・・。
ただ、それを差し引いても、とても素敵な作品だと思います。

ノンケとゲイの面倒くさい恋愛を存分に楽しめました。

9

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