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甘い香りのケンカップル
あいしていると言ってみろ！のスピンオフ作品で化学教師の宇佐見が結構登場します。
学校で作りたてのお菓子を連日盗み食いされて怒ったイケメン油科が、菓子泥棒に首輪をつけて捕獲！
しかもリードをつけて泥棒ネコ呼ばわりでお仕置き…なんて
けっこうハードな感じですが、カワイイ泥棒ネコちゃんとのやりとりが面白くて
テンション高めのラブコメなのでサクサクページが進みます。
飼い猫になれば油科のお菓子が食べられる…
年中腹ペコの天然くん水落は、お菓子の為に鈴付き首輪をつけるカワイイ天然っぷりを発揮。
お互いに惹かれ合いながら誤解と思い込みからのすれ違い。
当て馬で宇佐見が思いの外活躍していて、
人の飼い猫に手を出すなと言って怒る油科が見せる執着にニマニマしてしまった。
逃げる水落がまんまと油科のお菓子で捕獲されたり
首輪を自分で外したりつけたりして、首輪に抵抗が無くなっている水落のおバカっぷりに癒される。
ケンカップルな二人が甘くイチャイチャする…
オレ様攻め油科の言葉攻めがけっこう水落にはきいているようで
毎回お菓子の洋酒で酔って真っ赤になり、好きなようにされている水落がカワイイです。
気持ちを通じ合わせる場面はもちろんしらふで…。
Ｓっ気のあるオレ様攻めとＭっ気のあるちょろい流され受けカップル大好きです。
描き下ろしの生クリーム舐め放題…カロリーが気になりますが色んな所に生クリームが…。
描き下ろしで最後までした感じです。
油科がチクビスキーなのか…言葉攻めで舐め倒し…個人的には大満足でした～～～。
絵がキレイでお菓子が本当に美味しそうで食べたくて食べたくて…要注意です。
お菓子はガツガツ喰らうものではニャーい！
甘いものが好きで、燃費が悪く、いつもお腹を空かせている水落は、甘い匂いに釣られて、
柚科の作って置いたお菓子を食べてしまう。
文字通りのドロボウ猫っぷりに、耳としっぽ。くるくるした瞳。
柚科は、罰として水落に猫の首輪をはめる。「俺の作る菓子を食べたいなら、首輪を付けろ。」
恥もプライドもそっちのけで、従順に首輪を着ける水落。
お菓子に入れたリキュールに酔う水落の可愛らしさにムラついてエッチなことをしちゃう柚科。
高峰先生の作品の中では、「お姫様だっこの後遺症」が一番好きで、本作はその甘い感じが楽しめそうだな、と思っていたのですが、うーん。甘そうなのはお菓子だけで、「お姫様〜」の甘やかさには届かない感じ。102ページという中編というのもあって、食い足りない感じ。
思い違い、すれ違いで、言葉足らずな勘違いもあって、ドタバタするけど、パタパタと解決しちゃうので、もっと可愛いとこ見たかったよ〜！
イケメンで優秀な柚科は、親の期待に応えて弁護士になる為に、好きで得意な菓子作りを高校時代までの趣味で諦めようとしている、という葛藤があったり。
諦めて欲しくないという水落の励ましがあったりという、ちょっと良い話っぽい事も挟んではいるんですが、その話自体もパタパタと収束しちゃう。
柚科自身、パティシエになりたいという程の思い入れがあるわけでも無さそうな。
彼はきっと、愛すべき水落の為だけに作りたいと思っていて、水落も柚科の作るお菓子は自分の為であって欲しいと願っているので。そのへんもふわーっとしてますし。
しかし、水落が甘いお菓子を食べて幸せそうにしていて欲しいんだが。常にお腹を空かしているのもあって、ガツガツし過ぎ。スイーツは、もっと幸せそうに味わって貰いたいもの。
描き下ろしは、お約束。生クリームプレイです。
高峰先生のエロは、そんなにネチッこく無いので、想像で補います。
多分、水落はその後、柚科のアレに付けられた生クリームを舐め取らされている筈…。
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