電子限定かきおろし漫画付
アラブ的セレブの話は結構好きです。
ただセレブが王子で「第◯夫人」とかいう絡みが出て来ると途端に面倒になってしまう。そういう順番とか他にもはべらしておりますという空気を感じることなく、野性味溢れる褐色の肌のワイルドイケメンが受けを溺愛する部分だけを楽しみたいものです。
というわけでこちら。
褐色ワイルドが受けを溺愛します。
アラブ的セレブストーリーにありがちな「実は幼い頃に会っている」エピソードも取り揃えております。
実業家ファミリーなので「第◯夫人」出てきません。
受けの悲惨な境遇をまるごと包み込んでくれる褐色ワイルド、痺れますよ。
受けが賭けに勝つために「愛されねば!落とさねば!」と強迫観念に駆られるのにはちょっと食傷気味になるし、落とそうとガツガツ誘いに来るのはいただけないけれど、褐色ワイルドの包容力でそんな瑣末なことは頭から吹き飛びました。
ただアラブ的セレブに受けを売った腹黒叔父さんが、受けの弟妹のことを本当にしっかり面倒見てくれるのかだけが気掛かりです。
同時収録は、身に覚えのないゴシップネタで足元を掬われた俳優が褐色サーヴァントにめろめろになる話でした。
どちらかというとこちらの方がおすすめです。
自分のことを本当に想ってくれていると感じた次の瞬間に、実は仕事の一貫だったのかも、なんていう急転直下の胸鷲掴みイベントもあって、切なさに涙が少々滲みました。
個人的には褐色サーヴァントに攻めてほしかったのですが、やっぱり俳優がそっちなのね…。
今まで作画的な面で褐色はあまり得意ではなかったのですが、この作品を読んで「褐色もイイね!」と思えました。
えろす多めですが、愛に溢れているので「えろすはちょっと…」という方も大丈夫だと思います。
ぜひ読んで、一緒に「アラブ的セレブ」って言いましょう。
アラブ的セレブ。
もはや言いたいだけ。
売られて豪華客船に乗せられるという、
激しく現実離れした設定ですが、
まぁ、BLにはありがちといえばありがちな……
知らぬうちに身内に売られた・碧海と、
碧海を買った大富豪・アラン。
タイトルの〝獣シーク〟はアランのことで、
彼の初恋の相手である碧海が〝宝石〟です。
幼い頃に出会っている壁海三弟妹とアラン。
アランは碧海に会いたくて手に入れたのですが、
碧海の方は全く覚えていない…という、よくある流れです。
そして、弟妹の身を保証する代わりに、
予想通りアランに抱かれる碧海が、
しだいにアランに惹かれていき…という展開。
本気にさせたら何でもいうことを聞いてくれるというアランの一番になった碧海は、アランの側にいることを願い、めでたしめでたし…ってコラ!
コラコラ!!
弟妹どうした?と激しくツッコミました(笑)
描き下ろしで弟妹も船に乗船し、
それぞれアランの部下に一目惚れ…
私も僕も船に残る!となり、今度こそハッピーエンドでした。
なんて都合のいい展開!?という感じですが、
まぁ、皆が幸せならいいか(笑)
同時収録作は、ゴシップ俳優×褐色サーバント。
こちらも、まぁ…想像通りの展開です(笑)
ストーリーを楽しむというより、
雰囲気を楽しむ作品だと思います。
大富豪,豪華客船・褐色イケメン…
まぁ、嫌いなわけないですよね(笑)
絵は素晴らしいんですが…アランは言葉は足りないし、碧海は意固地過ぎるしでちょっとだけモヤモヤしてしまいました。
褐色イケメンを楽しむには良かったですが、内容がスカスカだった気がします。
アランはハイスペックなのに魅力が描き切れてないように思えました。
碧海もセックス以外に頑張る事が出来なかったの?
何よりアランが碧海に固執する理由が弱かったような気がします。
むしろストーリー的にはもう1組の市川、クラウスの方がまだ良かったんではないですか?
アランの兄も中途半端だったし、一冊のコミックとして出すならじっくりとどちらかの作品で読みたかったです。
表題作は王家の末裔のアラン(褐色)×
アランに買われる名家出身の碧海。
同時収録はスキャンダルから逃避中の人気俳優の市川×
市川付きのサーバントのクラウス(褐色)。
豪華客船を舞台に
アランの褐色攻め、セレブ、兄弟の確執、媚薬、
碧海への執着…
碧海の不遇、身体の傷、弟妹への家族愛、
アランへの反発からの情愛。
市川の人間不信、嫉妬、誤解、クラウスに満たされていく気持ち。
クラウスの褐色受け、市川への献身、足舐め!!
仕事スマート、ポーカーフェイスでふと見せる
笑顔のかわいさ、綺麗な瞳、不慣れな日本語、
えっちの時の挑発的な艶っぽい表情…
寝顔めちゃくちゃかわいい♡
と、いろいろな設定、見どころが盛りだくさん
でした。(クラウス多め(笑))
褐色攻め→好き
褐色受け→大好物〜!どストライク!!
の性癖なため、アランより断然クラウスのお話に
食いついてしまいましたが。
褐色は攻めも良いが受けはもっと良き…!
どちらの褐色も堪能できる一冊でした。
評価は同時収録も加味したものです。
表題作は、叔父に引き取られた青年が叔父に売られ大富豪に買われるお話。
親を亡くした後、両親の財産目当てだった叔父に兄弟と共に引き取られたが暴力を受けていた碧海は、就職が決まり弟と妹を連れて叔父の家を出ようとした矢先、叔父に無理やり豪華客船に乗せられる。
そこで借金の形に自分が売られたことを大富豪のアランに知らされるが船は出港していて戻れず。。。
アランに「宝石の中でいちばんになったら何でも言うことを聞いてやる」と言われ、そこからアランを夢中にさせる為に碧海は誘惑三昧。
攻めが褐色イケメンなのでエロ度は高めでした。
ですが、最終的にアランに惚れた碧海はアランとの生活をとったのが・・・なんとも。
暴力をふるう叔父の元に弟と妹を残してるのに!?
妹は体が弱くて入院してるのに!?
と、ちょっとラストだけは冷めちゃいました。
結果、カバー下漫画で兄弟の件は解決しましたが。
個人的には同時収録がドストライクでした。
同じ豪華客船に乗っていたガセゴシップで騒がれ休暇をとった俳優とサーバントのお話。
こちらは表題作と逆で褐色受けでした♪