電子限定描き下ろし漫画付き
雰囲気買いです。電子版を購入しました。
過去のある出来事がきっかけで、男の匂いがダメになってしまった七々瀬。偶然知り合ったお香屋さん店主、桂と関係を持ったことから、色んなことが動き出して…。
まず、トラウマを持つ七々瀬は、きれいで淫乱で強めの性格…と私好みの受けでした(笑)攻めの桂さんも、とっても包容力があって、魅力のある方ですね。
七々瀬の過去の出来事の真相がわかってくると、極悪人と思っていた元カレくんも、ああ、そういうことか、と見方が少し変わるし、桂さんの店のスタッフと七々瀬の同僚が兄弟だった、とか…実は優しい世界でした。
桂さんに会って、トラウマを克服して、今度は桂さんの匂いで欲情してしまう七々瀬が可愛くてエロくて最高です。
私の好きな作風で、今後も追いかけたい作家様になりました。
初めて知った作家さんでしたが、絵もストーリーもキャラクターもとても好みでした。
徐々に桂に心を開いていき、最終的には桂の香りに反応するようになってしまう七々瀬が可愛かったです。
後書きや電子限定の書き下ろしも素敵でした!
今後も楽しみな作家さんです。
元彼からの酷い仕打ちで男の匂いがダメになってしまった七々瀬が、その彼に似た匂いの男、桂と出会い、そして再会してその優しさに絆されてゆきます。
トラウマに対してだけでなく、どこか全てにおいて諦めたように儚げな七々瀬が痛々しくて、そんな七々瀬の安らげる居場所を増やしてあげたいと思う大人の桂の落ち着いた雰囲気がすごく素敵でした。
元彼、水斗と再会してしまうところはヒヤッとしましたが、描き下ろしで明かされた水斗の想いと真実には切なさが溢れました。
他の匂いに対しても完全に克服したわけではないけれど、この先はずっと穏やかに過ごしてゆけるんだろうなど思えるカプでした。
脇役の楓ちゃん兄弟…いや、姉弟(笑)の大らかさもとても心地よかったです。
タイトルにある通り『薫り』をテーマにした作品。ミギノヤギ先生のデビュー作。元彼のトラウマによって「男の匂い」がダメになってしまったゲイの七々瀬と元彼によく似た匂いのする桂。
「男の匂い」がダメということでマスクをしたままのセックスが新鮮でミステリアスな七々瀬の魅力を更に際立たせています。(着衣とはまた別のエロさがあっておすすめです。)
薫りをテーマにしているだけあってミギノヤギ先生の絵柄と物語のマッチ具合が最高です。(デビュー作ということですが、表紙詐欺ということは決してなく表紙そのままの作画で物語が進んでいくのでストーリーと作画の相性はかなりレベルが高いと思います。)
また、彼は「男の匂い」がトラウマとなった元凶である元彼の水斗がいるのですが最初は本当にコイツクズだなーさっさと七々瀬もコイツのことを忘れてしまえと思ってましたが、読み進めていきトラウマの先にある真実を知った時にまた彼への印象が変わりました。
個人的になぜ「桂の匂い」だけが克服出来たのかが最後までは分かりませんでしたが、絵柄とストーリー構成の相性はとても良いと思います。
【美人受け】が好きな人はぜひ!!
元カレによって輪姦されたトラウマで「男性の匂い」がダメになってしまった七々瀬。
セックス自体は好きなのでセフレとセックスはするがいつもマスクを着けたまま。
ある日、街で元カレに似た匂いの佳に出逢いセックスをする。
後日、桂がオーナーのお香屋に偶然立ち寄り再会。
トラウマ克服のために荒治療だけど敢えて匂いが似てる桂とトラウマ克服するまでセフレになる。
もぉ~デカくてコワモテな桂の懐のデカさに終始キュンキュンでした!!
だんだん桂に惹かれていくも、心を許した好きな人に裏切られる恐怖がある七々瀬が自分の好きという気持ちに素直になれないのが切なかったです!
後半にはトラウマ元カレ水斗も登場でドキドキしましたが、桂の懐のデカさが災いして水斗サイドの切なさもぎゅんっぎゅんに詰め込まれててもぉ~たまらなく爆萌えでした。
カバー下の「会うようになった二人」は可愛かった!!!