一夜の関係から始まる運命の物語。

コミック

  • 愛してほしいと言ってくれ

愛してほしいと言ってくれ

aishitehoshii to ittekure

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表題作愛してほしいと言ってくれ

中曽 行聡・成り上がり弁護士
五条 巴・優秀な弁護士・御曹司

その他の収録作品

  • カバー下:おまけマンガ「年末鍋パ中」

あらすじ

叩き上げの弁護士・仲曽の事務所に入ってきたのは、
大学の同期でエリート御曹司の美青年・五条。
すべてを持っている五条に張り合おうと
何かと噛みつく仲曽だったが、
歓迎会の夜、飲み過ぎた五条を介抱していると、
彼の衣服に水をこぼしてしまう。
「脱がせてくれ」
誘うように見つめてくる五条に、
煽られた仲曽は彼を押し倒して――…?

作品情報

作品名
愛してほしいと言ってくれ
著者
松下祐己 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801966628
3.8

(25)

(9)

萌々

(6)

(6)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
91
評価数
25
平均
3.8 / 5
神率
36%

レビュー投稿数3

委縮して育ったエリートに弱い♡←私が

借りていた学費を返済する為、叔父の事務所で働く弁護士の仲曽と、
大学の同期でエリート御曹司の五条。

叔父の引き抜きで同じ事務所に来た五条と
性格も正反対で、学生時代の彼女が五条のファンだったこともあり
仲曽は敵対心ムンムン♪
序盤は序の口ケンカップルって感じですかね!

でも、五条が婿入り父と妾の子で
実家での不遇が可哀想で・・・。
個人的に【厳しい家庭で委縮して育った子】に弱いので
五条がドストライクに可愛かったです。

五条を大事にしてくれている執事の孝志が
心底五条を大切にはしているけど
五条が原因で出来た傷を見せるシーンは若干引っかかってますが。

苦労した過程でがむしゃらに頑張って育った明るい仲曽に
惹かれ癒される五条がたまらなかったです!

3

想像よりはるかに良かった!

普通に感動しました。面白かった!
大学の同期で、弁護士の行聡と五条のお話です。

行聡が勤める叔父の事務所に新しく入ってきたのは、超エリートの五条。
なんで仕事もできて家柄もいい五条が、こんな小さな事務所に?という違和感もスッキリ解消されます。
五条の実家が最悪で、五条は罵られて疎まれて、とにかく不憫。
もう、何時代なの?って感じです。
今時、お仕置きに焼印とかありえないから!

そんな愛を知らない五条を優しく迎え入れる事務所の面々。
そして、行聡とはぶつかり合いながらも惹かれあっていきます。
破天荒だけど優しい行聡が、なかなかいい男でした^^
ノンケの行聡があっという間に五条に陥落してしまうところは若干違和感がありましたが、時々見せる五条の表情が可愛くて、やっぱり五条は綺麗だと思いました。

五条が家を出る覚悟をし、兄にも親代わりの孝志にも認められたこと、兄と孝志が一歩前に進めたところが良かったです。
五条に責任転嫁して八つ当たりしていた兄と、五条を縛っていた孝志には憤りましたが、ラストはふっと肩の力が抜けました。

Hは擬音が多くてあまり好みではありませんでしたが、幸せそうな二人にはほっこり。
とてもいい終わり方だったと思います。

0

受けの救済と家族愛。

弁護士のお仕事BLかと思ったら、弁護士のお仕事よりも事務所仲間の家族愛メインでした。
ほのぼのコミカルだけでなく、かなりシリアスなせつなさもあり、もちろんエロも…
育った背景が対照的な二人が家族になる、あたたかいお話でした。

大物政治家の御曹司で家柄、学歴、美青年…
欲しいもの全てを持っているエリート弁護士の五条巴。
大学同期で叩き上げ弁護士中曽の事務所所長に引き抜かれ、一緒に働くことになる二人。

大学卒業前に五条のせいで彼女にフラれ、逆恨みしている中曾はケンカ腰ですが、
歓迎会で酔った五条に煽られて、事務所でカラダを繋げる二人…。
五条が色んなベルトを着けていてエロい…濡れたシャツにとろけた表情がうつくしいです。

実は五条家がネックで、巴は婿養子の父と妾の子。
しかも母は巴を産んで亡くなり、厳しい家柄と重圧の中で家族から虐げられ
家族愛を知らずに育っています。
執事の孝志が大事にしてくれていますが、この孝志が曰くありげで…
中曾との関係に目を見張らせ、巴も孝志の「良い子でいるように」という言葉に従います。

叩き上げの中曾は幼い頃に父を亡くし、母と苦労して生活する中、
母にお金の苦労を掛けたくないと、伯父の所長に将来の相談にきたことで弁護士を志します。
中曾の持つ前向きな力強さだけでなく、母や所長の支えがあってこそ
今の中曾があると感じさせてくれる描写がすばらしいです。

事務所に五条を辞めさせろと脅迫が続き、
中曾だけでなく所長や事務員富士子さんも五条を守るんですが、
さりげない優しさや、気遣いのある行動がステキでした…。
五条は事務所に来てから初めて知った家族愛ですが、自分がいることで壊れることを恐れ辞職。

五条の自己肯定感の低さは、家族に虐げられてきたことだけでなく、
幼い頃に執事の孝志と長兄の藤が、秘かに愛し合っていることを父に知らせてしまい
孝志が焼き鏝でお仕置きされたことに起因しています。
自分の存在が周囲を不幸にする…
周囲から何でも持っていると思われている巴ですが、自分の存在を否定するしかない境遇がせつない。

実は在学中に中曾に優しくされたことで、ずっと五条は片想いでした。
消えた五条を探して気持ちを伝える中曾、そして中曾に必要とされたことで、
兄と向かい合うことができた五条も強くなりました。
孝志と兄もまた、ずっと気持ちは変わらないまま…この二人も幸せになって欲しい。

中曾と五条の関係だけでなく、事務所の家族愛が本当にステキでした。
それにしても、五条家のお仕置きは恐ろしい…><

Hシーンは五条の色気もいいですが、中曾の強気攻めが好みでした。
カバー下おまけマンガが最高で、
事務所鍋パ中に、酔った五条が中曾のチクビスキーをグチるんですが、
所長と富士子さんのすんとした表情が…爆笑してしまった。

※Renta:修正は白抜き。

1

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