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艶めく闇と溺れる光 上巻

tsuyameku hikari to oboreru hikari

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表題作艶めく闇と溺れる光 上巻

速水荘吉,記憶喪失の男,実業家など様々な顔を持つ
小林,明智小五郎の助手

その他の収録作品

  • あとがき
  • 特別描き下ろし漫画

あらすじ

追えば追うほど 彼に囚われていく――

かの大怪盗『怪人20面相』を追っていた『二代目 明智小五郎』と名高い元少年探偵団の小林芳雄は、ある夜謎めいた言葉を残した妖艶な男と出会う。仕組まれた必然により妖艶な男・速水荘吉と再会を果たすが、彼は小林の大ファンだと嘯き〝自分が何者かを探ってほしい〟と謎解きを持ちかけてきた。記憶を失いながら幾つもの名と顔を使い分ける秘密だらけの彼を危険だと感じながらも、抗いきれぬ熱に突き動かされた小林はその依頼を受けることに…!
耽美のスペシャリスト沙槻が、江戸川乱歩の世界を軸に描くラブミステリー!

作品情報

作品名
艶めく闇と溺れる光 上巻
著者
沙槻 
媒体
漫画(コミック)
出版社
キルタイムコミュニケーション
レーベル
スリーズロゼコミックス
発売日
ISBN
9784799212820
4.2

(37)

(17)

萌々

(14)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
157
評価数
37
平均
4.2 / 5
神率
45.9%

レビュー投稿数6

一番好きなBL作品の一つ

これすっっっっご・・・!
今まで数多くのBL作品を読んできましたが、本作は恋煩シビトさんの「パンデモニウムより愛をこめて」と同様、一番好きなBL作品群の中の一つです。
上下巻まとめてのレビューです。

まずとにかく絵が美麗!
絵が上手い作家さんは数多く存在しますが、私は沙槻さんの絵柄が一番好きです。
(次点はma2(まつ)さん、恋煩シビトさん(初期でなくここ数年の))
速水さん(攻め)の顔面が良すぎる!

そして甘美な描写に謎解きのワクワク感。
何度読んでも飽きません。
しかも乱歩版の怪人二十面相(つまりオリジナル)を読んでなくてもしっかり理解できる内容なので、大々々満足です。
My神作リストの中で例えるならば、日高ショーコさんの「花は咲くか」「憂鬱な朝」とか、ハジさんの「辺獄のカレンデュラ」、南月ゆうさんの「ラブネスト」、吉尾アキラさんの「繋いだ恋の叶え方」とか、それくらいのレベルのトータルバランス。
つまり絵のキレイさ・ストーリー&設定・キャラ見た目&内面・えr全部良い。
ここで腐友人のコメントをご紹介します:
「もー大変!それはもうズコバコ ズコバコと。「あ、あの、そろそろ捜査とかした方が良いのでは?」と進言してさしあげたくなるぐらい」

ただ、医学的・物理的・科学的 etc. ありえない要素も多々あるため、ファンタジーと割り切れる方、そしてちょっと受けがモブに絡まれるシーンが2回もあるのでそれらが許容できる方でしたら、もんんんんのすごいオススメです。
続編がいくつかあって、全部つながってますので(「怪人は探偵に堕とされる」もスピンオフだと私は推測してます。違ってたらゴメンナサイ)余力のある方はぜひそちらもどうぞ。

0

面白い!

ダークで耽美でとても面白いです。

正直言って江戸川乱歩を読んだのは小学生の時なので、既に記憶は薄れ色々なメディアに上書きされてしまってます。

でも余計な知識は必要ないです。オリジナルとして読みました。
まず、とても速水が謎めいていて魅力的です。
彼の正体はアレでしか無いと思うのですが、小林とそんな関係になって大丈夫なの?って、どう決着がつくのか読んでいてワクワクします。
そして他にも速水の周りには謎めいた脇役がいて、彼等の正体がとても気になります。

小林もとても禁欲的な美しさなので、速水に魅せられて行く様子にゾクゾクしました。

ちょっと毛色の違ったBL作品を読みたい方にはお勧めです。

3

すばらしき萌え!

久々に萌え燃えですよすばらしい!
他のレビューで絵柄に他の作者さんがちらつくとありましたが、アシさんをされてるみたいであとがきにも師匠とありますし、作中の師弟関係もしくは先輩後輩?な関係にも似て面白いですね!ここは今後の変化を温かく見守ろうじゃありませんか!だから続きください!!
何しろ素晴らしい萌え!ストーリー!ちょっとしたしぐさにも色気たっぷり!特に色気はコピーしたからって出るものでなし。

私など表紙を見たときに、とうとう先生BL書かれるんだと勘違いして読み始めたほどですが(すぐ間違いに気が付きました!)、その後も、こんなに似た感じの絵柄で(しかもうまい)BL読めるなんてサイコー!と思って読みました。萌えって平和ですね。(勢いに乗ってお師匠様の本も読みましたがめっちゃ健全だった。好きですけど。)

2

うっとり…!

絵もエロもキャラもミステリーも素敵。耽美な世界へ誘われました。乱歩ほぼ覚えてなくても楽しめました。
2人のラブイチャというより映画やドラマのようなストーリーの中で萌えとエロを堪能できます。

1

乱歩を読んでる方が良いのか、知らない方が良いのか

乱歩の作品は、昔1,2冊読んだきりでほとんど記憶にありません。
そのため、この作品「乱歩ワールド」に散りばめられた原作の欠片が分からない状態なので、その辺りを楽しめず惜しい気持ちです。ただ、乱歩にこだわりがある人だとかえって邪魔になる気もして、悩ましいです。

ストーリーは昭和28年の東京が舞台。
明智探偵が引退をし、小林が探偵を続ける中、速水という記憶のない男が依頼をしてくるという話です。

速水の正体は何なのか。遠藤と怪しい男の目的は何か。と謎めいていて興味を引いたまま下巻に続きます。

絵も綺麗ですし、説明も丁寧なのですが…どうにも私には読みづらく。表紙では気が付かなかったのですが、絵柄も展開も他の作家さんがちらついて、なかなか集中できませんでした。我ながら惜しい…。

BLでは珍しい世界観だと思いますので、日常のストーリーに飽いた方にお勧めだと思います。

1

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