君の命令で、君を抱く。

メトロ

metro

メトロ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神101
  • 萌×283
  • 萌40
  • 中立12
  • しゅみじゃない13

198

レビュー数
24
得点
969
評価数
249
平均
4 / 5
神率
40.6%
著者
本郷地下 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥720(税抜)  
ISBN
9784834264524

あらすじ

性に対して親から抑圧され続けてきた水葵は、通学中の電車内、いつも同じ時間、同じ車両で、見知らぬ男に体を触られていた。
逃げることは出来たのに、その行為を受け入れてしまう水葵。
ある時、水葵は男――忍を見つけ出し、取引を持ちかける。
「…教えてください。電車でした、それ以上のこと」
マゾヒスティックな水葵の〝命令〟に、淡々と応えていく忍。しかし、背徳に耽り、欲望に溺れる日々の中、無感情だった忍にも、次第に変化が訪れ始め……。
闇を抱える男×抑圧に苦しむ少年の、生々しくも美しい、インモラリティ・ボーイズラブ。

表題作メトロ

黒瀬忍・電車で水葵を痴漢する男
白岩 水葵・病気で留年した高3

その他の収録作品

  • fine(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数24

君の命令で抱く…

エロから切り離されて育てられた受け・水葵と事故で手を負傷した上ストレスから味覚を感じなくなってしまった攻め・忍の話。

電車内で痴漢してきた相手を脅して自分を抱いてもらおうとするなんて…えっちだ。忍さんも警察にでも通報されるのだろうなんて思ってたのにまさかこんな展開になるなんて想像してなかったよな。そりゃあそうだ。
帯の「君の命令で君を抱く」という台詞に惹かれて購入したが、最初の方は挿入しないシーンもあるから実際は抱くまで少し時間がかかっている。

母親から性的なものを一切排除され育った水葵が背徳感を抱えながらも忍に性行為を懇願するのは萌え。

忍によって前進する水葵と水葵によって人生を終わらせたかった忍の対比っぽさがよかった。きっと忍もこれから少しずつではあると思うが人生に対し前進するのだろう。

ほんの少し疑問に思うことがあるとすれば、ラブ感はない。
執着、だ。
ラストも決してハッピーエンドとは言い切れない感じがする。恋を紡いだり、惹かれあうような心情描写はないように思える。なので好き嫌いは分かれそう…。読み終わってもスッキリするような話ではない。ただ個人的には割と好きでした。

最近.Bloomの作品の勢いすごいですよね。
絵柄がかわいらしくて、話も分かりやすく、若い女性やライトな腐女子の方でも読みやすいトコロが特徴なような気がします。
本郷先生の他作品もよかったので個人的に.Bloomさんの様々な作品に期待してます!

0

ストーリーが良いです

まず、ストーリーが良いです。
私は萌えというか違う感じで、所々でゾクッとしました。
もちろん、エロいにはエロいのですがストーリー重視の方も満足出来る内容・高評価なのも納得です。

題材のメトロもよく使われていて、作者さん上手いなぁと思います。
何か、こんなきっかけ本当にありそうな…現実感があります。
実際にしたら犯罪ですが、ある意味受け入れてるのが良いんですかね…?

電子限定のオマケもエロかったです!






FOD電子購入
修正は白短冊です。

0

静かな中に感じる情熱

ゾクゾクしました。静かに情熱的!落ち着いてるけどハラハラ!すっごく面白かったです( ◠‿◠ )

カラダを攻められながら、攻めるよう強いている受けの水葵くん。カラダを攻めながら、攻めることを強いられている攻めの忍さん。不思議な関係ですが、心の主導権とカラダの主導権を掴んでいるのが違うところが凄く興奮しました(#^.^#)
忍さんの過去、それは栄光と挫折によりボロボロとなって今に至るのですが、そこに胸が痛みました。水葵くんの現在も、息苦しくなるくらいの辛さを感じましたが、それでも、もがくことができるだけ、忍さんより水葵くんのが、光に思えました。忍さんの闇は、深いです。忍さんの闇と向き合う水葵くんのラスト、"これは命令です"、凄まじい熱を感じました。活発なことだけが"熱さ"を表すだけじゃなくて、かえって静かな方が、そのギャップで、より熱さや情熱を感じるんだなって思いました。惚れたよ、私も。

取引による感情のない性行為から、徐々に感情と感覚を取り戻し、表情こそ分かりにくいですが、愛し合うsex。微妙な感情の違いが、言葉の言い回しや、息遣いからも分かり、魅力的でした。

オススメです!

1

ん~、あと一つ何か欲しい

メトロっていうことですごく官能的な雰囲気。この作者さんでは珍しいので期待して読みました。

電車の中でいたずらされる高校生と、する成人男性(30台?)。そのシーンは最初だけでした。手に傷のある男性の特徴を覚えていて、次第に部屋で会うようになる二人。

高校生の方は厳しい家でルールを外れることを許されない。一方、男性の方もトラウマをかかえているようです。なんのお仕事をしているか分からないのですが、どうやって生活しているのでしょう?
二人はだんだんと離れがたい関係に。それはそれでダークテイストでいいのですが、過去あるいは現在の苦しみを乗り越えて自分の道を前に進む、という光が最後まで見えなくて、ちょっと消化不良でした。

1

クライマックスの台詞が刺さる

本郷先生は元々一般向けの別作品で知った先生だったので、BL描くんだ!?と思って手に取った一冊でした。
結論から言って、買って良かったです。本当に良かったです。最高でした……。
灼けつくような情と繋がり、ふたりのギリギリを這うような危うい逢瀬が本当になんとも言えないです……。
自分も創作をしたりするのですが、こんな作品が書きたい……と思ってしまった……。

「僕だけのために 苦しみながら生きて下さい」
クライマックスのこちらの台詞が、めちゃくちゃ性癖に刺さりました。
この台詞にグッとくる方は、是非お読みになられた方がいいです。本当に!!

2

2人の成長の物語

闇を抱えた青年×厳しい母親に抑圧される少年のお話。
痴漢、SM、社会人×高校生、仄暗い雰囲気。決して万人受けする設定ではないかもしれませんが、色んな人に見てもらいたい物語です。

「痴漢」がテーマの本作ですが、される側が可哀想な被害者である一般的な「痴漢」とは異なります。「される側=無知な高校生」の水葵から持ちかけ、彼が主導となって物語は展開していきます。

味覚や感情を失い、終わりを望む大人の忍は変化を求めない。
忍との出会いがきっかけで新しい世界を知った水葵は、日々変化していく。

いつだって切り開くのは無知な少年でした。

最後、どこへも行けるわけないと告げる忍に告げた「1人で降りて楽になるなんて絶対許さない」苦しみながら生きろ、傍にいろという命令の言葉。
仄暗い地下鉄のメトロで始まった歪な関係。彼らはこれからも共に乗車し、共に目的地へと進んでいくのです。

これは、彼等2人の成長の物語です。

2

ダウナー系が読みたいときに

読むタイミングを完全に間違えました。ハマるときに読んでいたらもっとハマったと思う。勿体無いことをしました。いつか読み返したときには評価が変わっている可能性大です。

ずっと薄暗い作品です。緩急が強い作品の方が好きな傾向にあるので、もっと日常のシーンが混ざっていた方が入り込めたと思います。黒瀬(表紙奥)がレトルト飯を食べるシーンなんか生々しく描いてくれたらなぁ。黒瀬の表情の薄さについても、理由がそれなら描き下ろしでせめてもう少し変化が見られたら嬉しかった。
そんな中で特に水葵(家庭で抑圧されている高校生)が担任と話す数ページはひきつけられるものがありました。水葵と黒瀬の情事など想像もつかないだろう担任との学校内での会話です。

地下鉄を使った創作物には元々一家言ございまして、地上から地下鉄を使って別の地上へ向かう…地下にある間外の世界は見えないので、異世界への入り口ないし経由の場所のイメージが強く、とても好きな要素です。
メトロというタイトルが非常にいい反面、表紙はあまりこの作品と合っていないと感じてしまったな。

色々言いましたが最初に書いた通り、この作品を味わいたい気分の日だと大絶賛しているかも…

1

間違いなく2019年で一番凄い

痴漢から始まる恋...だけではありません。

受け攻め2人それぞれが抱えた問題が重たくて苦しくて、セックスの描写でやっと息をつけるような緊迫感が漂っています。

黒瀬さんの感情がリアルでした。どれだけ後悔しても起こった事は変えられないし、時の流れは残酷に心の傷を癒していく。水葵が成長していく描写が、足踏みを続ける黒瀬さんと比較されて、より一層辛かったです。

一口でハッピーエンドとは言えない終わり方が、とても好きでした。いつか別れがきても、2人の未来が明るいものでありますように。

2

痴漢漫画ではない

性的なものを過剰に拒否する母親に育てられた主人公が、
痴漢相手と関係を持ち抑圧された性欲を解放するお話。

モブおじさんが痴漢するならまだしも、なんでこんなイケメンで金持ちがリスクのある痴漢行為をするのだろうと最初は違和感が凄かったのですが、読み進めていくうちに納得できました。

エロ描写は多いですがそれメインではなく、
性行為により2人の心を解きほぐしていくのに必要な描写って感じです。
電車や痴漢がメインのお話でもないです。あくまで2人が出会うきっかけという感じ。

トーンがずっと暗いので元気な時に読みたいかな。
お話は面白かったですが、個人的には萌えられなかったです。

1

この都会の片隅で。茫漠とした緊張感を読み手側に強いる黒と白。

なるほど。「メトロ」なのだ。
舞台は「東京メトロ」の何処かなんだろうけども。読後感は確実にフランス映画のそれだ。
この物語は「サブウェイ」でも「チューブ」でも無く、「メトロ」なのだと思う。
或いは、メトロポリタンを略した「メトロ」なのかもしれない。この都会の片隅で、苦しみもがき、抑圧されて。それでも必死に生き抜こうとする小さな心と心。終わりたいと願い、それでも生きていく。そんな小さなストーリーだ。

台詞の少ない冒頭のシーンは、元々短編の為に描かれたものだけあって、強烈なインパクトを脳裏に遺す。その黒と白は、ひたすらに茫漠とした緊張感を読み手側に強いる。息が詰まる。
それは、顔も知らない誰かに躰を弄られて 感じてしまっている水葵の緊張感にも似て。みみず腫れの様な傷が走る手も恐ろしい。官能に溺れてしまいたい、けれどそれは恐ろしい。こんな場所ではダメだ、恥ずかしい。いくつもの感情がせめぎ合い、すんでのところで官能が勝ってしまうのだ。
水葵は堕ちていくのか? といったところで、エピソード1は終わる。この男は一体何者なのか?
一読してしまえば、その重たい緊張感は霧散してしまう。仕方のないことだけれど、それは少し残念に思う。謎は謎のままにしておいて欲しい気もしてきてしまうのだ。
今となっては、この短編で終わって欲しかった気さえして来るのだ。
もちろん読んでしまってからも、幾ばくかの謎は残る。
忍は事故に遭ったその日、周囲の反対を押し切ってまで何故そんなに急いで家に帰りたかったのか?
ピアニストの名声と共に何もかも失くしてしまった様に見える忍には愛する者はいなかったのか。
水葵はどうして留年する程の病気を抱えてしまったのか。母との事でストレスを抱えたのか。
いつか水葵は母を置いて行くのだろうけれど、おかしくなってしまった母を置き去りに出来るのか?
精神を病んでしまった母と和解はあるのか?
などなど。考える余地すら残さないで短編として美しく終わって欲しかった気もしてくるのだ。
晴れて恋人同士になれた2人は良いとして、あまりしっかりと顔を描かれることのなかった母が辛い。母は「僕自身に興味が無い。」と水葵は言い切るが、その母との思い出は何も無いのか?
母の顔をしっかりと描かれない事で、水葵が母の顔を見ていない、母に興味が無いのは水葵の方じゃ無いのか? と、思うのは穿ち過ぎか。
茫漠とした緊張感はいつか寂寞とした不安に変わる。それは、おまけ描き下ろしにて、今はプレイとして乳首攻めを楽しむ2人を描かれていても。この寂しさはどうしようもないのだ。
一応、歪な関係を始めた2人がいつしか恋を知り、現状を打破して生きる意味を知る、いい話風に物語は帰結するんだけど、この寂しさは後を引く。それこそフランス映画の様な余韻でもって。

9

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