黒猫に変化する謎の美青年×召喚された勇者の、異世界ケモ耳ラブ!

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表題作黒猫皇子の恋つがい

クロム,黒猫に変化する謎の青年
響,異世界に召喚された勇者 

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ある日突然、勇者として異世界に召喚された響。けれど勇者としての力は目覚めず、夜に訪れる黒猫だけが心の支えだった。ある時、響は虐げられた獣人の奴隷を匿うが、それに嫉妬した黒猫が突然人型に変身して…!?

作品情報

作品名
黒猫皇子の恋つがい
著者
成瀬かの 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
黒獅子パパの恋つがい
発売日
ISBN
9784041085134
3.4

(20)

(1)

萌々

(11)

(3)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
63
評価数
20
平均
3.4 / 5
神率
5%

レビュー投稿数7

響編

なるほど!続きがあっての楓編だったのかな?
楓編では説明が足りなかった部分を補えました。

響編では楓の一ヶ月後に響が勇者召喚されて、なんと楓と同じ異世界に来てしまいます。

響はイヤーカフで言葉が通じて、王や使用人や武官など気が休まる時はなかったですが、くろにゃんと名付けた黒猫が癒やしてくれます。
毎日会いに来てくれたり、魔術書を持ってきてくれたり。
なんか響の方は待遇良くない?と思っていたら、こちらも危険で。

くろにゃんがなんと猫耳尻尾の黒髪の青年で、響を助けてくれます。

クロムという名前のようで、響に甘えたり嫉妬して抱きしめて担いでさらったり、いいですね!

双子は異世界で再会できます。
やっと響の影でなくなった楓、いきいきして堂々として伴侶もみつけていて。
響の焼きもちも面白かったですがクロムの嫉妬が萌えました。

響なりに楓に罪悪感があり守ってきたつもりだったんですね。それが楓にとってどれだけ心を折ったかやっと反省して。

女神にも事実を知らせて平和になるかな?

響編も盛り沢山でした。
クロムが本来の姿だと性格や態度がどうなるのか知りたかったです。
響の言ったことを覚えていて指輪や姿や、健気ですね!

0

うーん

なんと言えば良いのだ?このスッキリしない感じ。

スッキリとわかった事は、親が変って事。
だから、双子の間にあるわだかまりみたいなものは、ちゃんと言葉にすれば良かったのでは?
せっかく異世界に来たのだから、お互いへの想いみたいなのを理解し合っとけばいいのに。と、思った。

せっかく魔族の皇子と恋仲 (古臭 笑)になったんだからそっちの国の食文化?笑 を知りたかった?というか、くろにゃん要素が無くなったクロムそのものとのその後はどんなんだろう。

うーん、完結したのか。
まぁ、仕方ない。めでたしであろうから。


0

ゲームBGMを流すにはイラストが美しすぎる

読んでよかったー。これほんとは『黒獅子パパの恋つがい』と上下巻(前後編)でちょうどいいのではないかな、というくらい伏線回収の一作でした。
ただ雰囲気は、こちらは『獣の理』がお好きな方におすすめ。それでたぶん前述の本編は『僕の悪魔-ディアブロ-』が好きな方に。
ルビー文庫にラブ増量なのでファンタジーが割りを食っていますが、通して読むととくに、ディテールが知りたくなります。だって世界はやっと広がり始めたところなんですよー。まだまだ描かれないエピソードがあるはず。続くならきっとこんなふうに、と楽しい想像をしながら、うつくしいイラストを眺めました。

2

続くの?

「黒獅子パパの恋つがい」の続編という事で、とても楽しみに読みました。

うーん私的には前回の方が萌えました。クロムが殆ど黒猫の姿で、響との会話か中盤まで無かったからかもしれません。

響は最初から人族の勇者として登場していて、周りは信用ならない人物ばかりなので、ずっと緊張感を強いられていたので、今作はラブ度がかなり少ないです。

前作の伏線を回収しつつあの長さで終わったのは見事でした。ただまだ魔族の世界には到着していないし、そこで響がどう暮らして行くのかも分からないまま終わったのが残念でした。

獣人と魔族の友誼はどうなったとか、人族は本当に女神との約束を守ったのか、響はずっと異世界に留まったのか続編を希望します。

1

双子の兄編

「黒獅子パパの恋つがい」の受けの「双子の兄」編でした。双子続き出しますよ等と宣言しておいてほしかったなあ(私が気付かなかっただけだったらごめんなさい)。「黒獅子」が「は?」な展開だったのが少し救われましたが、前作の戸惑いが影響して今一つ盛り上がれなかったので中立です。本編210P超+あとがき。

大切な大切な弟の楓が突然弓道場の更衣室からいなくなって1か月。魔族の侵攻からヒト属の国ディルパ国を守るべく勇者として召喚されてしまって、響は気が気ではありません。元の世界に戻るには?と問うと、必要なものは魔族が持っていると言われ、何としても魔族と闘って欲しい様子。おまけに四六時中見張られているようだし、食べ物には何か仕込まれていたり全く口に合わなかったりと地味に滅入ることが続いていたのですが、ある日ふと見つけた空間で黒猫と出会い・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ヴァルト、楓(黒獅子の方のカプ)、ディディ(響を召喚した魔術師)、ナダ(奴隷になっていた獣人)、ユリアナ(響の侍女)、王様、女神様 等々。色々出てきますが・・・

**可愛い部分

黒猫は可愛い。頭をぐりぐりなすりつけてきたり、頭突きしたり、ふしゃーって怒ったりと、色々なバリエーションの猫描写があってめちゃくちゃ可愛い。それがまた猫耳しっぽ付きだけど、傲岸不遜な感じのイケメンに変身するというところや、楓と再会した時にクロムの事を問われ「気にするな、猫だ、大きいが」という塩対応をする響なんかは大好きです。それに大切な弟をヴァルトに取られたのかと知ったときの響の様子なども楽しかった!

ただお話が今一つ盛り上がれず。ヒト属と魔族と獣人たちのいさかいは何なのよと思ったり、ユリアナは何なのさと思ったり・・・響がクロムを好きになった経緯もどうもシンクロできず残念でした。

ネコちゃん記述や、弟溺愛の兄描写なんかは良かったと思うので、その辺りがお好きな方でしたらどうぞ!とおススメしたいと思いました!神々しい悪魔さんや、ちび女神様などのみずかね先生の挿絵は通常運転、神、神、神!でございます。

2

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