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表題作他愛

氷室渚 カウンセラー
羽鳥彩 研修医

あらすじ

研修医の彩は、院内で起きた薬剤盗難事件の犯人として濡れ衣を着せられるが、カウンセラーの渚によって助けられる。
彩と渚が初めて出会ったのは、ニューヨークの地下鉄内でのこと。
彩が痴漢にあっていたところを助けてくれたのが渚なのだ。
しかし、猟奇的な一面を持つ渚に、その後、彩は無理やり犯されていた。
そんなことをされたにもかかわらず、危険な香りのする渚に、彩は惹かれずにはいられなくて―。

作品情報

作品名
他愛
著者
鈴木あみ 
イラスト
御園えりい 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクア文庫
発売日
ISBN
9784775506271
3

(2)

(1)

萌々

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中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
5
評価数
2
平均
3 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

悪魔のような攻め

悪魔のような、という表現がこの人以上に似合う人はいないと思います。

恐ろしく優秀有能で切れ者、そして鬼畜な彼。彼が囁く甘い言葉をどこまで信じたらいいのかわからない。けれど彼が帰るのは自分のところだという、その言葉は信じたい。愛されているのは自分だと思いたい──。
そんな彼(攻め)と主人公(受け)です。

攻めが恐ろしく魅力的に描かれているので、危険だとわかっていながら惹かれてしまう受けの気持ちに、とても共感してしまう。
ヤバい攻め最高峰だと思います。

内容は、ミステリ仕立て。
攻めの本音はどこにあるのか、を最大の謎として物語が展開します。攻めが引き起こす様々な出来事をきっかけに、一見何の問題もなさそうに見えていた受け側の問題も炙り出されてくる仕掛け。
本格ミステリを読んでいるような読み応えと、萌えを同時に味わえる稀有な作品です。

1

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