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表題作熱帯ノ蝶ハ燃エテイルカ

連合軍アメリカ人兵士・グランドール
ナチスドイツの科学者・リヒター

あらすじ

第二次世界大戦下の北アフリカ戦線。
敵対する関係にあった、連合軍とナチスドイツの戦いは激化。そのさなか、捕虜として捕えられたナチスの科学者・リヒターは、ナチスドイツ軍を憎悪するアメリカ人兵士・グランドールにむりやり身体を拓かれてしまう。
夜ごと情事に溺れるグランドールとリヒターの瞳に宿るのは憎しみか。愛か。
二人にはわからないままだった-。

作品情報

作品名
熱帯ノ蝶ハ燃エテイルカ
著者
みなみ恵夢 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大都社
レーベル
Daito Comics BLシリーズ
発売日
ISBN
9784886538635
3.8

(6)

(2)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
23
評価数
6
平均
3.8 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数3

ひさしぶりに読みました

この頃みなみさんにハマって読み漁ったっけなー(^-^)
みなみさんには珍しく長編で、一番好きカモ?なお話です♪

とにかく絵がきれい!
一目惚れした作家さんて多くないケド、みなみさんはイラスト1枚から虜になりました。

表紙もいいけど、この本の口絵がっっっ!
半ケツですよ奥さんッ\(^o^)/
ストーリーも第二次大戦のアフリカを舞台に、愛憎渦巻くシリアス路線で読み応えアリ。
みなみさんお得意のワンコ系攻めにクールビューティー受けでカップリングもオイシイです♪♪♪
軍服萌え~~~^///^
ラストはこれもまたお得意の、ハッピーエンドなるか!?と読者に悶々とさせる終わり方。
脇役も興味引かれるし、この話好きだな~。

1

静かに想い寄せられる敵同士の行方は…?

第二次世界大戦下の北アフリカ戦線。
敵対する関係にあった、連合軍とナチスドイツの戦いが激化。


そのさなか、
捕虜として捕えられたナチスの科学者・リヒターは、
ナチスドイツ軍を憎悪するアメリカ人兵士・グランドールに
無理矢理身体を拓かれてしまう。


夜ごと情事に溺れるグランドールとリヒターの瞳に宿るのは
憎しみなのか?愛なのか?

2人の気持ちの行方はー…?


みなみ恵夢さんの本は不思議感溢れる物語が多いです。


そして短編集が多い中、
これはちゃんと1冊として出されている本。


この2人の気持ちは最後に…
大きく発展するー!?


1

敵国同士の命を賭した愛が感動的でした

短編が多いみなみ恵夢さんの作品には珍しく丸っと一冊で一本のお話です。
舞台は第二次世界大戦下の北アフリカ戦線。
連合軍兵士とナチスの科学者を主人公に敵対する国を超えた愛が、なかなかに読ませる一冊になっていました。

友人をドイツに殺されたグランドールはドイツ兵を憎んでいるはずなのに、捕虜になったリヒターに惹かれて行く。
リヒターもまた、その心がどこにあるのかは不明ではあるが、夜ごとグランドールの元を訪れ身体を重ねる。
しかし、ある日基地が攻撃された時、リヒターは脱走し、追いかけるグランドール。
しかしリヒターにはある目的があり、、、

捕虜であるリヒターがその身を自由にされ、夜ごと部屋を抜け出せる環境というのが不思議設定なのではあるが、それがないと物語が盛り上がらないので不問。
ナチスの人体実験の対象にされ、恋人を殺され、激しくナチスを憎む人々も存在する中、グランドールはリヒターを一人の人間として愛して行くその過程には山あり、谷あり。
設定が戦争であるだけに多くの人々の血が流されていくのですが、それでも相手を信じようと苦悶する姿など、長編であるだけに、短編によくみられる短絡的な愛の展開がないので、納得させられます。
また、リヒターが命を賭して阻止しようとしていた「マテリアル」という武器。
それは象徴的にラストに絡み、上手く設定づけているなと思います。
ただ、北アフリカなどという場所で、そんな開発ができるのか?はなはだ疑問はありますが、、、そこも目をつぶって、ファンタジーなんでと甘く見ましょう。
エロスについても、いつもこの作家さんは、愛情と憎しみが表裏になったモノとして描かれているので、凌辱系が必ず登場してしまいます。
しかし、不快感や嫌悪感を抱かせないのは上手いな~と思うのです。
ラスト、二人は無事にハッピーエンドを迎えるのかと思いきや、ドンデンが待っていました!
そんな意外性も楽しめた、よい作品だと思います。

作中に、フランスの情報部員として登場するピピカと日系アメリカ人の藤村少年、、彼等についてのエピソードの話はどこかにあるのかしら?
気になる脇役の二人です。

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