イラストあり・電子限定ショートストーリーつき
Aion先生の最新作が好みだったので、こちらも手に取りました。
受様の秋人は、両親を亡くして引き取ってくれた伯父に頼まれてお見合いをする事に。
そこに現れたのが、攻様である樹。
樹もお見合いを断れないだけなのでは、と樹の話に合わせていたらば、知らぬ間に婚姻と引越しが終わっていて、翌日には新婚旅行のスペインへと旅立つことに( 'ω')
のっけからジェットコースターのように、怒涛の勢いで進む展開。
秋人視点で進むので混乱しかないし、なんというゴーイングマイウェイな攻様かよ、ちゃんと意思疎通しなきゃ。
スペイン着のハズがモロッコに着陸したり、迷子になったり、襲われそうになったり、ナンパされたり。
と、旅行あるあるなトラブルを全て経験することになる秋人。
その度にハラハラするけど、樹が助けてくれて、2人の距離が縮まって。
どうやら、最初から樹は秋人の事が好きだよな、とは感じてましたけど、そんな子供の頃の約束が始まりだったとは。
思い込みは激しいし、執着心は強いし。
でも、秋人の事が大好きで、愛したいし優しくしたい(≧▽≦)
樹が健全なので、健気と言えるのかな。
1歩間違えたらストーカーだけど。
それにしても、先生インドア派だと書かれてましたけど、スペイン旅行の経験はあるのでしょうか。
とってもスペインの魅力が溢れた新婚旅行でした(*^^*)
著者のペンネームが、個性的。
アイオーンとは、 αἰών, aiōn で、古代ギリシア語で「・・の時代や世紀」といった意味。
先に読んだ「・・伯爵はこの結婚をあきらめない」が、
ほどほどに面白かったので、著者の前作も購読。
この作品のほうが、起伏の山が在って面白い。
文章の歯切れが良くて、進捗テンポも良い。
冒頭は、見合い結婚に至るまで。
伯父が持つ不動産の一つが、莫大な課税対象物件になる。
税金対策として政略結婚の見合いを秋人に親代わりの伯父から命じられる。
そして見合い、転居、結婚、ハネムーン・・樹は勝手に進めていた。
勝手に入籍手続きをした樹は、
「ハネムーンが終われば別れてやる」と秋人に言う
新婚旅行に行く二人。
BLというより、旅行記、読みながら、行った気分になってしまう。
日本➡ジブラルタル➡乱気流のため予定変更。モロッコ➡スペイン・・と、観光地を巡る二人。
秋人は国内旅行も経験がないので、未知の海外旅行先で、スリに逢ったり、暴行未遂に遭ったり災難続き。
色々あって、見合いに応じた理由を知って、理解が深まる。
帰路の機内では手を綱いで・・別れる訳がない。
昨日作者さんの最新作を読んでハマりこちらも読んでみました。
ハネムーン日記ですかね?
それにしても樹の一途さや暴走にびっくり!
こんなに長年計画立ててたのに一気にたたみかけるように押し切って、まず話し合いなよ!
誤解の同意?であっという間に入籍新居へ引っ越し明日の朝からハネムーン!え?パスポートは?仕事は?とついていけない秋人。
樹もびっくりで。ええ?秋人が同じ気持ちって言ったのは…?
険悪なままハネムーンへ出発ですが、樹は態度悪いし旅行の説明すらしないし横暴だし怒ってばかりですが、理由がわかると…(泣)
なぜ確認しない?なぜ話し合わない?
いやいや、マイナスから秋人は樹を知って好きになって。
樹には好きな人がいるのに…なぜ僕と?は最新作と似てますね。
秋人が旅行にほとんど行ったことがないからか、油断しすぎ!でもいきなりの海外旅行、しかもハネムーンでバックパッカー旅はハードル高いですよね。
でも年齢、旅行ルート、ハイライトと樹が全部約束守ってる〜!
旅行記としてもBLとしても楽しめました。
樹の苦労に萌2で。
親代わりの伯父の命令で見合いをしなければならくなり、出向いた先にいたのは男。相手も乗り気ではないと勘違いして、話を合わせて過ごしたら、数日後婚姻届が出されており、強引に引っ越しまで。。。
挙句の果てに、新婚旅行から帰ったら離婚届を出すからと言われ、渋々ハネムーンに。
両親を早くに亡くし、伯父に引き取られた秋人にとって頼れる誰かを欲する気持ち、幼き頃に約束した結婚をずっと夢見ていた樹。
最初は強引過ぎて、少し引いてしまいましたが、早いうちから樹の優しさが描かれており、喧嘩もありましたが、その度に秋人が樹の強さや優しさに触れ、心を許していくストーリーが、とても心地よかったです。災難も何のそのという樹が心強い!
また、危なっかしい秋人ですが、小さい頃から習っていた居合いや茶道により、いざという時に、自分を守ることができるのも、ナヨナヨし過ぎないで、好感が持てました。
海外の知らない土地を舞台にしているので、話の流れは予想できても、どんな出来事があるかは想像できず、ドキドキしながら読めました。美しい情景や、旅でののんびり過ごす1日など、読んでいて羨ましくなります。
この時期だからより楽しめる一冊なのかなぁと思います。
親(片方は伯父)同士の政略結婚のお見合い。
受けの秋人は反対でしたが話を合わせることに…。
そして攻めの樹の勘違いから(偽造加工して)籍を勝手に入れられます。
更には引っ越し、新婚旅行も勝手にされます。
受けは1mmも悪くありません…。
(樹が強行突破した理由は過去の出来事に関わってますが…。)
また樹は最初、態度がすごく素っ気ないですが、半裸の受けを見たときにボソッと「白魚の妖精か?」と言ってしまうところが面白い。
だんだん優しくなっていき、愛着の湧くいいキャラしてます。
受けは普通の美人系?で、どちらかというと攻めのキャラが印象強いです。
新婚旅行はスペインだけのはずが、トラブル続きで二人は何か国にも行きます。
日本滞在は冒頭と最後の数ページだけなので、珍しい本だなぁという感じです。
全体的にハプニングが多く、国の描写が大半で甘さに浸ってる余韻はなかったです。
ちなみに本番エッチは最後に結ばれた時のみ。
最後に、伯父は秋人を大切にしているのに頑なに「違う」というのが少しモヤモヤが残りました。