BL作家♂による、担当編集♂のための♂×♂セックスレクチャー

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作BL作家、時々オオカミ。

宝生譲(BL漫画家)
春野千晶(BL漫画編集)

あらすじ

憧れの文芸誌を手がける出版社に採用がきまった春野。
しかし彼が案内されたのは、なんとBL漫画の編集部!!
結果を出せば文芸誌への異動も夢じゃないと説得され気合が入るものの、
その矢先、担当につくことになった大御所漫画家・宝生に、
取り返しのつかない失態を犯してしまう。
「なんでもしてくれるんだよな」?とエッチな打ち合わせの数々に翻弄されるが、
先生の仕事への真摯な向き合い方に、次第に惹かれていき――?

超肉食イケメンBL漫画家 × ひたむきなワンコ系新人編集者の
振りまわされラブコメディ!

作品情報

作品名
BL作家、時々オオカミ。
著者
雲井ナツメ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
デイジーコミックス
発売日
ISBN
9784815550325
3.3

(39)

(5)

萌々

(10)

(18)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
124
評価数
39
平均
3.3 / 5
神率
12.8%

レビュー投稿数4

時々オオカミ、あと溺愛


イケメン漫画家×編集者で展開は王道パターンです。
お家に打ち合わせに行ったら、資料のためのポーズだと言われてエッチなことされちゃって、そこに嫌悪感もなくドキドキしちゃって、まんまと攻めの思惑にハマってしまう受け。

移動先の部署がBLと聞いて最初こそ嫌煙していましたが、自分もBLを体験したからか面白くなっていくところは可愛らしかったです。

イケメン作家と可愛い系編集者の二人の雰囲気にレーダーを発動して萌え滾っている同編集者の方々は、まるで獲物を狙うハンターで気持ちが分かる気がして笑っちゃいました(笑)

受けが「スパダリ攻めだ…!」と言っていた所とかBL編集者っぽくて面白かったです。

また、受けの相談役として登場する営業の戌井さん。
先生に牽制したりするので受けを狙っていると思ったら、お前もネコかー!(笑)

それからシーンこそ描写がなかったものの、腸内洗浄あるの良かったですね~。
BL漫画では省いてることがあるから、と説明するのも面白かったですし、心配する受けにむしろ感謝していた先生の回答が100点満点!

一つ言うなら、受けの乳首の位置が気になったことくらい。(笑)
ん?そこの位置で合ってる…?と何度も見返しました。

【描き下ろし】は、エッチ中に戌井から電話がかかってきて嫉妬した先生が通話したまま行為続行するお話。

【電子特典】は、付き合ってから戌井と飲みに行って惚気る話。
タイプはこんな人で~という条件に当てはまるのは、すべて先生(笑)
眼鏡とかも良くって~という話を後日聞いた先生が(両目1.0なのに)眼鏡を掛けていて両想い最高だな~!

1

タイトルと表紙に偽り有りませんよ~

いや…買う予定じゃなかったんです!
でも、表紙のめくられたニットの下から覗くピンクに艶めくちくび。そして、抵抗してない受けちゃんの指先に惹かれて、気がついたら購入してました!

もう、タイトルからBL新人編集者の春野くんが、イケメン黒髪BL漫画家さまに、食べられちゃうのは前提条件なんですね~

だからこそ、ストーリーでどれくらい萌えをいただけるのか?が、購入してからのテーマなわけです。

結果、萌えを無事いただきました…

こちら、宝生先生が男性のBL作家さんなんです。初めは、文芸編集希望だった春野くんがなにも知らずにBLの世界に飛び込むんです。知らないってスゴい。

宝生先生宅にお詫びに訪れたのですが、あれよあれよと社長と社員みたいなプレイになっていると言う…
刺激に敏感でうぶな春野くんには勝つ術は有りません。
最後までしないものの直ぐにイかされてしまっちゃう春野くん。
宝生先生は、強引だけども手酷くない。
あれ、なんだか合意したかもみたいなソフト&スムーズ。

ストーリーは、始めに述べた通りです。でも、男性の作家さんというところがポイントです。
初めてのえっちも、いきなり挿入じゃない。初めての春野くんに「BL漫画」じゃ省く、シャワ浣をしっかり3回!して準備を行うんですよ~!
これが萌えを呼ぶ。
シャワ浣で恥ずかしくて、毛布被っちゃう春野くんが、当然見られた準備の経過で「萎えませんか?」と宝生先生に問うんです。
でも、好きな人が自分を受け入れるのに準備して萎える要素はなくて感謝しかない、と語りかけるんですよ~

これが良かった!
えっちは、エロさも有りますし、名前を呼び合う恋人えっち。互いの表情も良かったです。

惜しいのは、当て馬かなと期待した営業の戌井さんが意外とあっさりしていたところでしょうか。

宝生先生がスパダリ感の迫力がありました!

2

BL作家はカッコイイオオカミでした

文芸希望で入った編集者でBL編集部に配属された春野と、春野が担当することになったBL作家宝生のお話。

春野が、BL作家と知らずに対面した宝生に発した失言と、友人と間違えて送ったメールの失言に、先生を怒らせたと思い謝罪に伺ってお詫びの資料協力と称してエロイ事されちゃう期待通りの展開♡

元々失言にも本人はたいして起こってもいなかったという宝生の寛大さもかっこいいし、あほな失態はしたものの仕事には真面目に取り組みちょっと危なっかしい程度に抜けたところがある春野も可愛いし、男性BL作家と男性担当編集というコンビに何かを妄想&期待しちゃってる編集部のお姉さま方が面白かったです♪
そして二人のいいスパイスになってくれた営業の戌井さんが超グッジョブ(笑)
描き下ろしの、自分が”当て馬プレイ”に使われたのを軽くカワイイ意地悪で返すの可愛かったです♡

1

読者には分かる宝城の甘さ

序盤特に仕事への態度が気になってしまいましたが、そこを楽しむ作品では無いと気付いてから、とても楽しめました。

山内さん嘘つくなら先に話合わせておいてもらわないと…そしてその嘘は絶対ボロが出るからやめた方が良い。春野、担当作家にその誤送信は最悪のミス。宝城先生、職権濫用の変態じゃないか…とかお仕事的には突っ込みどころは満載だけど、古めのBL漫画と思って楽しむと案外良い!黒髪でクールかつハードめな攻めが、純粋な受けちゃんを愛しつつメロメロにしていく…この文脈はやはり王道なわけで。

春野のぽやぽや感もBL漫画の受けフィルターで見るといい塩梅でした。キャンキャンうるさい子じゃないからより楽しめたのかも。宝城の嫉妬に春野は全然気付いてないけれど、読者はにっこりしてしまうこの雰囲気がしあわせ。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP