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2023年頃に読破。てか評価数:4…ですと…?解せぬゥううッ!
絵柄はそこまで好きではなかったのですが(全体的にすごくキレイなのにところどころバランスが…☆マイナス理由)、表紙があまりにも美しいのでポチリ。
AIによると、ダークツーリズムとは「戦争、災害、事故、虐殺など、死や悲劇を伴った歴史的な場所を訪れる観光」だそうです。
以下5つの話が収録されていて、②③は和服(嬉しい)、④⑤は欧米が舞台です:
①大学生同士【黒髪イケメン+カミングアウト後に悩む可愛い系のゲイ】。
これはすっごい刺さる…!大学生って大人になるちょうど手前なので、軽はずみな言動で相手を傷付けてしまう。
深海魚とシンクロさせる手法も、ちゃんと知識に裏打ちされていて参りました。
深イイ作品。ていうか全作深イイんですよ…!
②不思議な路地裏の【おそらく高校生?x謎の和服美人】。
受けが男らしいのがイイ!備後弁なのもイイ!
③竹久夢二を匂わせる描写があるので明治末期~大正ぐらい?【既婚者の挿し絵画家x幼馴染みの美人モデル】。
ガチ不倫ですが、妻と○○はしてなかった…ホッ。
猫が重要な役割を果たすので、猫好きさんはぜひ!
②もですが、こういう現象の目撃例は枚挙にいとまがないのでオカルト好きにはたまらないです。
④人造人間同士【感情がないイケメン系の失敗?例+可愛い系の成功例】。
最初は感情がある受け(仮)が羨ましくて、疎ましく思っていたのに、自分のために涙を流す受けを見て…
なんちゅー展開や…なんちゅーラストや…(涙
これが一番ブッ刺さりました…あの後助かっててほしい…!
⑤【帰還兵xパブオーナー】。
全作スゴイんですが、これがまぢでスゴイ(語彙力
「Blue Moon」なんてジャズの名曲ですよ…エモすぎます。
もっと多くの人に知れ渡ってほしい!
特にARUKUさんの "あの衝撃作" がお好きな方はハマると思います。
こういうのお好きな方は山田すぽこんさん著作もぜひ。
(ネタバレになるのでタイトルは書けない…)
<注意点>
・試し読みで確認できる①だけは絵柄が違って、それ以外は現在の絵柄に近いです
・2019年発売作なので、現代モノでも①に同性愛者への差別意識が描かれます
・④受けがロン毛美形主人に触られ&頬を舐められます
2019年発表の電子限定短編集。
タイトルの「ダークツーリズム」そのものの仄暗い巡礼の旅…のような作品たちに出会えます。
「ふかい海 碧いさかな」
カミングアウトしてから周囲に気を遣われている伊勢を心配する国広。優しい2人の両片想いストーリーに深海魚の孤独を投影した詩的な作品。
「路地裏奇譚」
真夏の日中、白猫の呼び声に誘われて見知らぬ路地に迷い込んだ真覚(まさめ)。
和服の若い男に呼び止められて涼ませてもらうのだが、男の妙な色気に、気付いたら彼を抱いていた…ずっと居てと言われてぼんやりしていると猫が威嚇して目が覚めて。
はて、あの路地はどこだったか?世にも奇妙な路地裏のお話。
「新訳牡丹灯篭」
幼馴染の燕をモデルに描く美人画が評判の絵師・清人(きよんど)。
出版社の社長令嬢に見初められて結婚した途端スランプに陥ってしまう。なぜなら密かに愛していた燕が消えてしまったから。
だがある晩突然燕が訪ねてきて…
「牡丹燈籠」の男x男版。燕は清人への恋破れて自死し、幽霊になって清人に会いに来ていた、という怪談もの。
「撥条のない機械人形」(ゼンマイ ノ ナイ オートマタ)
死体を縫い合わせて人造人間を作り続けるマッドサイエンティスト・ヴォルフガング。
感情がないジャスパーは失敗作として奴隷のように、一方感情があるアガットは可愛がられる。
だが、アガットはいつも寂しそうなジャスパーが心配で…
ラストが意味深なのですが、これはどっちエンドなんだろう?私は…ジャスパーが◯んでしまうバッドエンドと思って読みました。
「ジョニーは帰らない」
恋人のマルクスを捨てて戦争に行ったジョニー。
大怪我を負ってはじめて、マルクスにまた会いたいと思う。しかし。
映画「ジョニーは戦場へ行った」や江戸川乱歩の「芋虫」のモチーフを感じるけれど、もっと優しいハッピーエンディング。
「路地裏奇譚」「新訳牡丹灯篭」のホラー風味が好きでした。
