特典ペーパー付
ようこそ、獣人専用ホストクラブへ――。 人間の美青年たちが、今日も疲れた獣人たちをエッチなサービスでおもてなし!
性癖を更にニッチに突いてくる短編集。
「愛獣 No.1ホストの場合」
表紙の作品はコレ。
積極性と逞しさを持つ犬型獣人がエリートの座を得、人間は多く接客業に携わっている、という世界観。
獣人専用高級ホストクラブ(←実態は本番アリのゲイ風俗店)「愛獣(ラブビースト)」が舞台。
犬型獣人の大上は、周囲から期待されるような性的に逞しい獣人像になれないというコンプレックスを抱えていたが、愛獣のNo.1・カナメに救われる…というストーリー。
抱けないなら抱かれればいいじゃない。
という思考回路の柔軟性が素晴らしいと思う。
「愛獣 No.2ホストの場合」
今度はNo.2の光井のお話。
新人時代から指名してNo.2にまで押し上げてくれた太客・丸久(もちろん犬型獣人)を本当に愛している光井。
丸久は自分の部下を何人も連れてきて、目の前で光井に彼らの相手をさせる。そして自分は決して光井を抱かない。光井は自分は愛されてないと感じるようになっていったが…
これは意外な展開。
ニッチな性癖と獣人ものの複合でちょっとお腹いっぱい感だけど、このテーマは掘り下げると面白いと思いました。
「放課後セラピー」
ストレスのせいでオナニー依存症になったガリ勉生徒会長が、高校の用務員との関係性で立ち直っていく。
用務員さんはちょっとチャラい兄ちゃん風で、ガチガチの生徒会長の心と体を軽やかにエロく救う感じ。用務員さん受けです。
「ショタコン彼氏」
高校生もの。
小柄な幼馴染がある日ランドセルで登校してきた。
…から始まり、どんどん小学生化していく大貴を複雑な思いで見ていた功二だが。
これはある意味どんでん返しというか、なーんだというか。
結局オトナになってたのは大貴でした。見た目はショタなので背徳感あり。
獣人専用ホストクラブ"ラブビースト"
ホストクラブって言ってますけど店内お触りどころか抜きありなので、正確にはホストではないかな。
1話の展開と終わり方がとっても好きだっただけに、この2人(カナメ※No.1ホスト×大上※獣人,会社員)で続かないんだ〜と思ってしまった。この2人でまるまる一冊だったら神つけてたかもしれない。
2話の2人(丸久※獣人,恋人×光井※No.2)お話も面白かったけど種明かしのインパクトは薄く、結局2人きりではラブシーンがなかったのも残念。
エッチ描写はデビュー作とは思えない程絵がお上手で濃厚だったので、また作品読みたいなと思う作家さんでした。
獣人BLは多々あれど…
可愛いコを目の前に四つ足で逃げ出して(笑)
伏せの格好で道端で泣いている(笑)
わんこ獣人を拝見したのは今回が初めてで、冒頭のそこで即ハマりでした。
本来なら肉食オラオラ系なのが犬系獣人の性質なんですが、大上さんは相手を抱く事もできない小心者。ホストクラブから逃げ出し道端で転がってるのを、偶然ホストNo1のカナメくんに拾われる。
迫られても襲うコトができなくて泣く(可愛すぎだよw)大上さんに、カナメくんが抱くことを提案して…というHで愛いっぱいのお話。
他にも獣人(ちょいと困った性癖持ち)×ホストNo2(健気であざと可愛い)のちょっと薄暗いお話があります。
同時収録には
・ストレス解消が自慰な生徒会長×それを見ちゃったゲイ用務員さん
・無自覚ショタ好きDK×小さいけれど男前合法ショタDKのお話がありますが、どれもとっても面白かったし絵もとてもうまいし、そしてエロいのです。
ホスト×獣人・獣人×ホスト。とても面白かった
つい先日、他作品で頭部・顔面が完全獣の姿に性癖の扉が開き、こちらの表紙の赤面する獣人に飛びついたのですが。
正直に申しまして、獣人(受け)がかわいかったんですけどちょっと刺さらなかったんです…(涙)
さらにですね、丸さんの視姦+NTRの性的嗜好も間違いなく丸さんと光井との間に愛はあるんですが、んー、なんかそうじゃないんですよ〜、となってしまい。
同時収録のチャラい褐色用務員と黒縁眼鏡優等生のまさかの相談愛からの立ち膝エッチで少し盛り返したものの、DKショタランドセルに沈みました。
いやでも、ある意味すごい、ディープかつニッチな性癖詰め合わせ。好きな方にはぶっ刺さるかと思います。
ほんとに性癖って人(獣)それぞれなので獣人を抱いて新しい扉を開いちゃったカナメも然りで、個人的にはその様々な特殊性癖の数々を扉の隙間から覗かせてもらった感覚で一冊読み終えました。
おしりの修正があまくて繋がっている部分も際どいところがあったりでそこはふぅ〜っ↑となりました。
画がキレイで獣人が好みだったので電子購入したんですが、
性癖の詰まった4作品の短編集で2作品は学園もの…丸々獣人が見たかったのでちょい残念。
「愛獣」という獣人専用風俗のホストクラブの話が2作品3話。
獣人×人間のリバーシブルや、複数プレイのNTR。
◆愛獣 No.1ホストの場合◆リバーシブル
犬系獣人のヘタレエリートリーマン×No.1ホスト
抱けない小心者の犬系獣人 大上が上司に連れて行かれた店から逃げ出し、
路地裏でヘタって倒れているのを、愛獣No.1ホストのカナメに拾われ襲い受けされてからのリバ。
どエロ展開とどエロ描写ですが、男らしくなりたいヘタレ獣人が心情的にも一皮むける内容がいい。
カッコいいのに可愛いっていうのが個人的に大好物。
しかも、まさかのリバで、流れや雰囲気が上手い!
モフモフ感と恥じらい感の描写が堪らなくて、
スーツで決めたカッコイイモフモフ獣人が、実はヘタレでビクビクする姿や表情にギャップ萌え。
騎乗位で襲い受けするカナメの淫乱な表情も魅せてくれるんですが、
大上が自分で抱けないという悩みを知ると、「抱けないなら抱かれたらいい」の名言?
美人で男前なカナメがカッコよくかましてくるギャップ萌えも堪らないですよ。
カナメの観葉植物葉っぱ柄パンツが斬新で、履いたまま騎乗位で襲い受けなんですが、
細かい描写にもこだわりを感じる作家さんです。
菊描写が凄く丁寧で修正なし…
こんな獣人の毛が生えた菊描写は初めて見たかも、衝撃のエッロエロ。
ごっつい獣人が抱かれてトロトロで可愛いくてエロいなんて最高。
カナメのtkbの尖がり具合がメチャクチャ好みなんですが、獣人のtkb責めも見ごたえありだった。
二人とも凄く魅力的なキャラで、もっと見たい、是非この二人で一冊読ませて欲しい!!!
カナメの溺愛が期待できるラストが最高でした。
この作品だけなら評価は神なのよ…ずっと語れるわ。
※修正が甘くて、うっすら汁や筋が解る白い描写なのもエロ増しですよ。
◆愛獣 No.2ホストの場合 前後編◆複数プレイNTR
犬系獣人イケオジ部長×小悪魔系No.2ホスト。
獣人大上の上司、部長の丸久が愛獣の常連で、小悪魔系No.2ホストの光井と恋人。
この関係が複雑で、光井は丸久に一度も抱かれたことがなく、
いつも連れてくる部下達に光井を抱かせるという、NTR。
光井は店であざとい小悪魔系でやってますが、周囲からは愛されて羨ましいと言われながら、
抱いて貰えない関係に実は不安しかない。
その辺りの心情描写に重点をおいて描かれているので、
複数プレイのNTRといってもエロは少ない。
獣人の丸久部長が完全なNTRで愛情を感じる特殊性癖で、
自分以外に抱かれる光井の美しさに心酔してる…これは読み手を選ぶ作品。
丸久はワインを飲みながら、抱かれている光井を眺めるだけ。
私はNTRはいけるんですがこの作品はいまいち…でも、NTRのツボは抑えてる気はする。
◆放課後セラピー◆
オナニー依存症の黒髪メガネ優等生DK×褐色長髪用務員
用務員がオナニーを目撃するというラッキースケベから、
生徒会長が放課後にエッチなセラピーを受けて恋。
エロ描写は汁と大胆カット多めな内容で断面図あり、褐色長髪イケメンのお漏らし描写も少し。
◆ショタコン★彼氏◆
高身長イケメンの潜在ショタコンDK×ランドセルを背負ったショタDK(←オイッ)
幼馴染の同級生DKで、エロ描写はキスだけですがショタ描写がヤバい。
成長しない小柄なDKがランドセルで通学するという…これって刺さる人には刺さるんだろうな。
体格身長差が完全に親子で、膝に乗せたり負んぶしたりとアマイチャシーンが多く、
あざといショタの方が精神年齢が上な感じもフェチ度高めなのかな。
個人的には表題短編のみ刺さりまくりました!是非一冊で見た~い。
特殊性癖のツボを押さえた作家さん、次回作も楽しみにしてますね。
※シーモア:修正は作品によって違い、甘めの白描写や、それに白い短冊など。