電子限定描き下ろし19ページ付き
素行の悪さのあまり高澄と同室にされてSub性に目覚めてしまった菊馬(受)と寮長であり剣道部主将の爽やかイケメン風でも実は結構歪んでるDom性の高澄(攻)の、お互いの信頼関係を作り上げていくお話です。
苦手な人向けに書いておくと、和姦中に首絞めプレイがあります。
「Dom/Subユニバース」の入門にはもってこいの作品です!
命令をしないと心身に支障をきたすDom
命令されないと心身に支障をきたすSub
普通のSMは、プレイしなきゃ欲求不満にはなれど、死ぬってことは滅多にないとは思います。が、この世界では「命令しないと・されないと」最悪、命に関わっちゃうんです。
最近無性にムシャクシャしている菊馬はある日、保険医にSub性だと告げられる。にわかには信じられない菊馬だったが、部屋移動で同室になる高澄に会った瞬間に、命令に従ってしまい、それを自覚してしまう。一方、周りよりも早くDomの自覚に目覚めていた高澄もまた、Domの衝動を部活動や学業にぶつけて昇華させていたが、心にはむなしさをかかえていた。が、ある日、尊大な態度の菊馬をみつけ、幼少時に可愛がっていた犬を思い出し、心を揺さぶられてしまう。そんな二人が相対したときに、お互いのSubとDomを感じ取って、関係が始まっていく訳ですが。お仕置き、ご褒美、Subスペース、セーフワード…心の距離も体の関係も深まっていきます。そして「契約」です。
「第二の性」に疎い菊馬に保険医の先生が要所で説明してくれるので、迷子にはならずに読めました。二人の関係が進展していく過程がよかったです。
あと、興味深いと思ったのが、あくまでも私の主観ではあるのですが、甘々だし、愛情はあるのですが、恋人同士よりは信頼しあうパートナー的な感じに見えたことです。このあたりの「恋愛なの?主従なの?」的な関係性要素も、このジャンルで掘り下げたら面白そうなポイントだなぁと思いました。
強気ヤンキーな受けが、どんどん自分のSub性を受け入れていく様が、
本当に可愛いです。。
しかも受けも攻めも顔が好みすぎます。
ザ優踏生×ヤンキーが好きな方はぜひ読んでみてください。
しかも、三角関係などもなくお互いが自分の性を少しずつ確かめ合い、愛し合ってます。
攻めも受けもお互いをしっかり好きで、可愛いです〜〜!!
プレイを、攻めが優しい言葉で受けちゃんに確認しながら勧めていく感じが、
学生のリアルな幸せDomSub感があり萌えました。
その後の二人も見てみた過ぎます。。。
キタ〜ッ‼︎
電子単話の試し読みで非常に興味を持ち、まとまるのを待っていた作品です。
興味、というのは「Dom/Sub」の世界観。
元々SMはなんとなく好きでした。でもDom/Subを知ってからは、私の好みは痛みや加虐被虐というよりも「支配」の関係性かも、と感じています。
そこで本作。
本作内ではオメガバースのように「第二の性・DomとSub」という世界観がある。
主人公の高校生・菊馬は、最近暴力的な衝動を自分で制御できない。
すると医務室に呼び出され、健康診断の結果、菊馬は「Sub」である、と判明した、と言われ。
菊馬は当然反発するけれど、寮の同室になった寮長の瓜生高澄に「命令」されるとなぜか力が抜けてしまう。
そう、高澄は「Dom」。
…という冒頭。
知らなかった自分の性と新たな高澄との関係性を戸惑いながらも受け入れていく菊馬が描かれます。
対して高澄の方も自分がDomである事で周囲との壁や満たされない虚しさを感じているのですね…だから高澄の方も菊馬を必要とするという対等性がある。
ただ…高澄による菊馬との関係性構築が、「調教」或いは性的快楽系になるのはBL作品としての限界か⁇
高澄も元々自分の子供時代の飼い犬の忠誠心・疑わぬ心・真っ直ぐ甘えてくる姿を菊馬に求めていたわけで何も性的なものだけが結びつきではないのだから。
私自身も、Dom/Subに性が必ず絡むべきとは思ってないので、今後このジャンルの成熟を待ちたいです。
とはいえ、本作のエロはなかなか刺激的です。荒くれ的な菊馬が優等生タイプの高澄にあんなことこんなことをされてトぶ姿はイイ。
オメガバースではΩが不憫な受けになりがちで、そういうのがあまり好みではないので、今回Subの菊馬の方が粗暴で体格もいいのも良かった。
面白い設定でした
SMに近いようで、違う支配と服従
精神的だけでなく身体的にもそれが活きてくるので、エロかった
服従がヤンチャなヤンキーで
支配が優等生の寮長
組み合わせだけでもドキドキします
そういう設定なので、いきなりというか身体が言うこと聞かないみたいなところがあって、トントンと進んでいきます
けど、ちゃんと二人の気持ちも動いていくのできゅんきゅんします
エロエロなのに純愛で、そのアンバランスさがとても良かったです
絵も綺麗で読みやすかったです
タイトルから想像する内容とは少し違って、第二の性として認識されるドムとサブの関係を描いた作品。
学園もので、愛があるのでドロドロせず気持ちよく読めます。
この関係性を描いたものを読んだのは初めてで、なかなかよかったです。
いらいらして問題ばかり起こしている菊馬。保健の先生の指導で、自分がサブだと告げられる。サブとは、ご主人様であるドムに服従したいという欲求をもつ性。
そんな菊馬は寮長である高澄と同室にさせられるが、この高澄がドム。生涯のご主人さまと出会い、高澄に命令され、それに従うことでアイデンティティを確立させていく菊馬。
SMが、肉体的な痛みを伴うのに対して、ドムサブは命令と服従という精神性が主で、こちらの方がより官能的かもしれません。