電子限定おまけ付き
大好きな木下けい子先生の作品で、かつ方言男子という私のツボを押さえており、ちょくちょく読み返してしまう作品です。
京都弁のツンツン男子……いい……
鴨川にひとり佇む周くん、とっても絵になります。
無愛想な周くんが、陽キャ千葉男子にゆっくりと心を開いていく様子にきゅんとします。
タイトルに「東(あずま)男」とあるけれど、攻めの相馬が東京ではなく千葉出身、というのも、なんだか良き。
東京男というよりも、千葉男子っぽいのですよ、相馬くん。いや、どんな人が千葉っぽいの?と聞かれてもうまく言えないんですけども…必要以上にせかせかしてない、というか。可愛いなぁ〜と、生温かい目で見守りたくなる攻めです(笑)
周くんへの気持ちに気付いてどうしよ、あわわわ…となっているのが可愛いです。
京都の情景、はんなり感がとても心地よく伝わってくる作品で、読んでいるといつも「そうだ、京都行こう。」ってなります笑
木下けい子先生の作品の中で、一番好き!…と言えるか?と言われるとちょっと違う気はするのですが、でも手元にいつまでも置いておいて時折読み返したくなる、そんな不思議な作品です◎
京町家や街並みがいいですね!
なんだろう、最近読んだ木下さんのお話はなぜか主人公がイイ男にモテモテですね。
コミュ力おばけの東オトコ相馬と人見知り京オトコ周。
ひょんなことからシェアハウス生活を送ることになり早半年。
東京でもんのすごく辛い恋を終わらせてハワイで2ヶ月過ごして京都に戻ってきた周。
祖父は京友禅の名人でいわゆる元ボンボンで。
仕事しなきゃなあと知り合いにバイトさせてもらって。
何気に京大卒って!
なんというか想像した以上に京都って身内意識が高い感じですね。何代前からの知り合いみたいな。
立ち直れないで相馬にも塩対応の周なのに、可愛さが滲み出ちゃうんですかね?相馬がどんどん周に惹かれていき…。懐かない猫を懐かせたい心理もあるのかな?
なんというかお互いチョロくない?いや、そういうんじゃなくて二人の恋路を楽しむお話なんだろうけど。
周の幼馴染み工の抹茶ブームであと300年は安泰って台詞もすごい!
恋愛よりも京都ぽさに持ってかれました。
お話はいいと思います。
全くタイプの違う2人が京都の町屋てシェアハウスすることになり、背景や和服が絵になるので、見ていて楽しいし。
最初は周は壁をつくっていたものの、じわじわ2人の距離が縮まり、じんわり惹かれあっていく。
特に事件らしいことは起こらないし、周の過去はありがちかもだけど、そこは木下先生、飽きることなく楽しく見せてくれます。
京都弁も京都特有のイケズもいい感じに表現されていておもしろいし。
た だ 、
周が、性別を超えた可憐さ、かわいい人、というのが私にはよくわからなくて…(悲)
今まで冷たかった周が、相馬に少しずつ気を許してくれて、猫が懐いてくれたみたいで、かわいい、だったらまだわかりますが、そうではないですもんね。純粋にかわいい、美少女のように可憐だ、と思っている。
やっぱり私にはヨクワカラナイw
単なる好みの問題だと思いますが。
なので、相馬が周をかわいいかわいいと思ったり、恋だと自覚するのがどうもピンとこず。
周が相馬にさんざん冷たくしておいて、元彼に会って2時間!泣いて、相馬にやさしくされて、惹かれる…というのも、はあ、そういうもんですか、なくらいの感覚で(それまでに、全裸を見たり、他にもいい感じの接触があったからでもありましょうが)
相馬が周をかわいいと思うだけなら、まだ、そうなのね、好きなタイプなのね、と思えるんですが、友だちやイトコまで色気があるとかどうとか言うので、誰が見てもそう感じるほどのものなのかなと。それが私にはわからないので???となってしまっております。
上巻を読んだ時点では、入り込んだり、萌えることなく残念なのですが、下巻でどうなるか…楽しみに読んできます!
生まれ育ちも、性格も何もかも違う2人が京都の町屋で手違いからシェアハウスをすることになったお話でした。
コミュ強でTHEノンケ男子って感じの千葉県出身相馬と、ゲイでツンツン人見知り京おとこの周。
ひとつ屋根の下で生活するうちに、相馬は周の純粋で可愛らしくて、可憐なところに気付いてすっかり心を奪われちゃうんですね。
周もコミュ強な相馬を最初こそ敬遠してたんですが、相馬の優しさに触れて失恋の痛手が癒えかけたかな?というところで、酔って寝てると思ってる相馬にキスされて…下巻へ続く、でした。
好きなシーンは元カレが来て、号泣していた周の部屋の前に相馬がトトロンのぬいぐるみをソッと置く所…イイ奴だし優しい。
元カレとのアレコレを詮索しない常識も持ち合わせている、いい男でした。
下巻で2人が幸せになるところを見たいです!
木下先生の描く黒髪受けは、もれなく可愛い。
これはもう、不文律だと思ってました。
こちらの作品、黒髪受けです。
「可愛い」と周囲から愛でられております。
おかしい…。
わたしの可愛いレーダーが発動しない…。
千葉から京都へ転勤してきた相馬と、実家が貸し出されていることを知らずに帰ってきた周が、お互いにやむにやまれぬ事情からハウスシェアすることに。
幼い頃から転校続きでコミュ力には自信のある相馬だったが、周は相馬の予想の上を行く人見知りで…。
という始まり。
いつもなら周囲や相馬の目線とすぐにシンクロして、同じテンションで「可愛いじゃないかー!」と目尻を下げて愛でまくる黒髪受け。
優秀なマイレーダーに不備が!?というくらい可愛いと思えなくて…。
なぜかと思ったら、極度のツンツン、デレないツンツンのせいでした。
そうか、ツンツンの前では可愛いレーダーも無力…、ということを身をもって学びました。
人に見えないところで可愛いところもあるのですが、見た目ごと可愛い!と思えなかったのは初めてです。
だけどストーリーには引き込まれますよ!
周が京都へ帰ってきた事情も、離婚していないようなのにちょっとあり得ない額の慰謝料も、周命の幼馴染の存在も気になる!
しかも周、サラッと京大卒。天才か。
周の可愛さは極度のツンツンに打ち消されてしまいましたが、相馬はカッコよかった。
こっちの方がシュッとしたイケメンに見えました。
しかもトトロンのぬいぐるみの件を筆頭に、痒いところに手が届きまくるイケメン。
そんなわけで共同生活とは名ばかりの、同じ敷地にたまたま住んでるだけ生活の中でもラッキースケベ的なことや、しんみりすること、きゅんとすることなどいろいろあって、ラストはドッキドキ展開で終わった上巻。
先が気になりすぎるので、これから読む方は絶対に上下巻揃えてから読み始めることをおすすめします。