見た目は少年、中身は伝説の治癒術師!? 少年師匠と天才弟子の再会ラブ!

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ラウルの弟子 ~最愛の弟子と引き離されたら一夜で美少年になりました~ 上

Raul no deshi

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表題作ラウルの弟子 ~最愛の弟子と引き離されたら一夜で美少年になりました~ 上

シノ,史上最年少で宮廷魔術師となったラウルの弟子
ラル,黄金竜に攫われたラウルが変容した治癒術師

あらすじ

弟子の少年シノと仲睦まじく暮らしていた治癒術師のラウルは、ある日突然黄金竜に攫われ、何故か10年後の世界に金髪の美少年として転生してしまう。宮廷魔術師となったというシノに一目会いたくて王宮に赴くが、そこに居たのは以前の天使のような面影はなく、ひねくれた美青年に変貌したシノだった。正体を言い出せないまま、偶然にも第三王子の魔術教育者に抜擢されてしまったラウルは!?

作品情報

作品名
ラウルの弟子 ~最愛の弟子と引き離されたら一夜で美少年になりました~ 上
著者
木龍がみね 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
ISBN
9784041095515
3.7

(24)

(11)

萌々

(5)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
5
得点
86
評価数
24
平均
3.7 / 5
神率
45.8%

レビュー投稿数5

面白かった

長い作品ですが読み易くて私は好きでした。

WEB小説は癖が強くて中々好きな作品には出会えないのですが、こちらの作品はとても面白かったです。

詳しい内容は他の方が書いて下さっているので省略します。

美少年になってしまったラウルと弟子のシノは再会していますが、上巻の最後で漸くシノがラルとラウルが同一人物では無いかと疑っているところで終了しています。

色っぽいシーンはラルがリュースに王宮に来たばかりの時に浴室で悪戯された時と、ハッキリとした描写は無いもののソウマ王子と火龍のヒー君の関係くらいでした。

何故ラウルが若返って美少年になったのかはまだ謎のままです。
目覚めた時に龍の巣に居たのだからヒー君に聞いてみたら良いのにと何度も思いました。


今のところBL要素は少ないですが、テンポの良さ登場人物達が魅力的な事、魔術師や魔法学校や敵国や魔獣の存在などが分かりやすく書いてあり面白いです。

文章は登場人物に語らせるよくありがちな手法ですが、無駄に繰り返したり心象をしつこく語らせるなど私の苦手要素が全然無い作品で当たりでした。

3

気が付けば美少年!?

今回は史上最年少で宮廷魔術師となったかつての弟子と
竜に攫われて容貌も年も変わった治癒術師のお話です。

竜に攫われて変貌した受様が弟子の攻様に会うために向かった王都で
王族の複雑な派閥争いや隣国から侵攻に巻き込まれていくまで。

受様の生国リオレアは古くから竜のと加護があると言われる上に他国より
も圧倒的に魔術師の数が多く、人口の4割が魔術師の魔術大国です。

受様は攻撃魔法には適性がありませんが、優れた治癒魔法の使い手です。
2年前にある資産家の屋敷で下僕として働いていた少年に魔術師の資質を
感じ取って引き取って弟子とします。この弟子こそが今回の攻様です♪

攻様は受様が驚くほど魔術の上達が早く、いずれは名のある魔術師になっ
ていくと思っています。今は無理でも修行をすめば、将来はかつて受様も
憧れた宮廷魔術師にもなれるかもしれません。

でも今はキラキラとした瞳で夜空を見上げて喜び、師匠と離れたくないか
ら宮廷魔術師にはならないなどというほど、優しく甘えたなところがある
可愛らしい弟子です。

受様は調薬も良くし、珍しい薬草を探して山に入ります。そんな旅では
魔物に襲われる事も多く、その日は日暮れ前に結界を張り、野宿の準備を
始めました。

その日の夕食後、近くの川で水浴びをした受様と交代で攻様が水浴びをし
に結界を出た直後、受様は震えるような気配に草陰を振り返ると、どしん、
どしんと重そうな足音を立てながら、黄金色に輝く竜が姿を現します。

黄金竜はリオレア国の神話に出てくる聖なる竜ですが、随分前に死んだと
伝えられていましたが、受様の目の前の竜は伝え聞く姿そっくりで全身を
光らせ、夜の空すら真昼に染めていました。

竜は音もなく結界を崩して鼻先を受様の胸に押し付けます。受様は自分が
犠牲になれば受様に危険が及ばないかもと考えて動けませんでした。急に
風が吹き荒れ、吠えた黄金竜は大きな口で受様の同を挟むと、そのまま
上空に飛び上がり、翼を広げて飛行します。

地上を見下ろすと川で攻様が水浴びしている姿が見え、彼の成長を最後ま
で見届けられなかった事を残念に思います。食べられて死ぬことに恐怖は
ありませんが、1人してしまう攻様への懺悔とまどろむような眠気に襲われ、
攻様の幸せを祈りつつ目を閉じました。

次に目覚めた時、受様はなぜか黄金の髪と瞳を持つ美少年になっていたの
です!!

目覚めた受様は状況が信じられず、とりあえず目前の岩壁を登り始めます
が、必死の登ったせいで汗で手が滑って転げ落ち・・・たところで鱗の真っ赤
な火竜に助けられます。

受様は意思疎通できるらしい火竜の助けで攻様と暮らしたウルルの街に
帰りつきますが、街の様相は様変わりしていました。なんと攻様と別れて
から10年が過ぎていて、攻様は今や宮廷魔術師となっていました。その上、
受様は10年前に亡くなったことになっていたのです!!

受様は2人で暮らした家の中に攻様の日記を見つけ、最後日の記載を見て
王都に向かう事にします。

僕は王都行く事に決めました。明日旅立ちます。
これを読んだら会いに来てください。絶対に会いに来て欲しいです。

果たして受様は無事に攻様と再会できるのか!?
そして攻様は今でも受様を待っていてくれるのか!?

WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」に連載されたWeb小説の書籍化
で、治癒術師の受様が竜に攫われるハプニングで別れた弟子の攻様に会う
ために王都を目指すトップファンタジーになります♪

物語り軸である受様の置かれた状況の謎解き要素が読者に提示されず、トリ
ップなのか転生なのかも判断しがたいのですが、恋愛要素としては師弟の
再会ラブ♡ なのは間違いないと思われます。

受様は王都への旅の途中、魔物に襲われている街を通りかかり、魔物殲滅に
派遣されていた宮廷魔術師と知り合います。彼は美少年な受様に下心満載で
王宮に連れて行く事を約束しまてくれます。

実際連れて行ってくれ、攻様とも再会を果すのですが、宮廷魔術師となった
攻様はかつての愛らしく優しかった少年の面影はかけらもない冷淡な男に
なっていたのです!!

受様は攻様の近くにいるために、名を偽って第3王子の魔術の教育者となり、
王宮での居場所を得、攻様を見守る日々を送るのですが、美少年となった
受様は昔とは違う意味でのトラブルと、王宮内の駆け引き、敵国の仕掛ける
策謀に巻き込まれていくのです。

世界観もしっかりしているし、受様と攻様を取り巻く宮廷魔術師や王子様達
も個性的で魅力的で、ファンタジー好きな私はワクワクしながら読ませて
頂きました♪

ただ上下巻にしては、上巻から下巻への期待感が少ないかなと思いました。
受様が竜に攫われて美少年になった訳に抵触するような伏線がごく薄く、
攻様にも受様が師匠だという事もバレる事もなく、ほぼ世界感や登場人物の
関係性などの説明に終始したように感じたので。

下巻にて受様が10年攻様と離れ離れになった謎解きと隣国との闘争、受様の
身バレのスッタモンダと、2人がどうやって恋人になるのかに大いに期待して
次巻を楽しみに待ちたいと思います (^_-)v

3

もどかしい

治療師の師匠と弟子。
慎ましく仲良く暮らしながら修行していたある日のこと、わけもわからず師匠が竜に攫われてしまう。
なぜ?何処へ?
何もわからぬまま10年の月日が経ち…。

師匠大好きなまま育った弟子は魔術師として大成したのいいけれど、なんだか冷淡で愛想もなくちっとも可愛くないのです。

師匠は愛らしい美少年に変化した自分の外見に戸惑うばかりです。
他人にも弟子にも何て言ったらいいのかわからない、と。
なので読者にも何もわからないままお話が進みます。
弟子だった可愛い少年はひねた青年になって皮肉屋で意地悪です。
再会しても名乗れないまま、それでも可愛い弟子に何かしてあげたいのに嫌われて…
言えばいいのに…
でも信じてくれないよね…
と一緒になってどうしていいやら困ってしまいました。

2

必死さが伝わらない二人

物語としてとても面白かったです。
シノとラウルがお互い愛してるのに、矢印や愛情の種類?が上手く噛み合わず。
お互いのために必死だったのに伝わらず。

謎や疑問がいっぱい散りばめてありますね。
下巻でどうまとまっていくのか楽しみです。

最初は、…だった。…だったんだ。な書き方が気になりましたが、気が付いたら夢中で読んでました。

ラウルがあんなに近くにいるのに、シノなら気がついて欲しい気もしますが。少しずつ 少しずつ重なって、もしや?となったところで、続く…。

BLらしく出て来るキャラが絡むのはみんな男同士!ってところが、なんか笑えます。

明日は下巻を読むぞ!

0

見た目は子ども中身は大人!

上巻で続きものです。
pixivからの書籍化ということで、元がweb小説なので長いです。
それでも世界観や登場人物のキャラは面白かったです。
ただ、これ完結するの?と思いましたし、
何が言いたいの?という大切なところが伝わってこなかったかな……

有名な治癒魔法の使い手・ラウルが黄金龍に連れ去られ、
気付いたら美少年になっていたーーというお話です。

弟子だったシノを一人にしてしまったことが一番の気がかりだったラウルはシノに会いに行くのですが、
シノは有名な宮廷魔術師になっていました。
このシノがラウルのイメージと見違えるほど変わっています。

可愛くてよく笑う美少年だったシノは、クールでそっけない男に……
このギャップに戸惑うラウルなのですが、実はシノの素はこっちかな〜と思います^^;
ラウルにだけは気に入られたくてぶりっ子してたのかな?と思わせるエピソードがたくさん出てきます。
子どもなのに、シノがしたたかで計算高い策士なのです(^◇^;)
  
素?のシノにラウルはラルと名乗り再会します。
初めましてからスタートする関係。
まだラブは始まりません……
なんせ、ラウルが見た目は子どもですからね( ̄▽ ̄;)

第三王子のイルマに気に入られ、王子の魔法指導を行うことになったラウルが魔法学校に入学しーー
というところで上巻は終わります。

王子たちや宮廷魔法使い、そして人になれる竜などが登場し、
キャラクターたちがとても魅力的でした。
ここからどうなるのか?
近隣の国との戦争も匂わせていたので、魔法使いたちがもっと活躍して欲しい!
ラウルの治癒魔法が神がかっているので、もっとみたいです‼︎
それから、肝心のラブストーリーがどうなっていくのか^^

一冊通して起承転結がない作品なので盛り上がりにかけますが、
下巻での変化を期待したいです。

6

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