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ouji no netsu ni tokeru made
大賀重工社長・大賀雅己付きの秘書、佐久間の弟の寅彦と訳ありな褐色王子のサイードのお話し。
『お前の全てを奪うまで』スピンオフですが、ふたりとも前作には登場していませんので未読でも大丈夫かなと思います。
兄、冬威の落ち着いた感じとは違い、明るくて人懐こくてやんちゃな寅彦。
兄と共にお互いかなりのブラコンです(笑)
大賀重工セキュリティ課で働き、夢はいつか社長付きのボディガードになり兄と並ぶ事。
ある日、とある理由で来日し外に出られないサイードの護衛をする事になるのですが、サイードはとにかくわがまま放題。
寅彦は王子であるサイードに対してもズバッとものを言う真っ直ぐな性格で、わあわあ、喧々としながらも徐々に距離が縮まっていきます。
サイードのためを思い抜け出したゲーセンデートからの謹慎。
自身の未熟さを反省し、サイードを守るために決意を新たにする寅彦と、寅彦に感化され考えを改めるサイード。
そんな中、サイードの後継問題も解決(兄王子たちが思わせぶりすぎでした(汗))し、お国柄は物騒なのですがサイードたちの兄弟仲は良好と分かりほっとしました。
寅彦は体格もサイードより小柄なんですが骨太ボディで強さもあって、しかも受けで、カッコかわいいかよ〜。そしてかなりのおニブさんでした。
王子とボディガードという身分差は関係なく、言いたい事をなんでも言えちゃうような恋人なのに友達みたいなふたりだなあと思いました。
初エッチの時にあんなに騒いじゃうのもなんかふたりらしいというか。
サイードがあんなかんじなのに実は…なのにはにやにやしてしまいました〜。
猫野まりこさんの作品はちょいちょい登場するちびキャラも可愛いですよね。冬にいに甘えて抱きつくちび寅彦がたまらなく好きです。
さて、本編のストーリーはと言うと、まぁ、よくある感じではあるんですが王子の方の兄弟も最終的には…ってことでちょっとうるっときちゃう所などもありました。
王子がゲーム好きでって言うのは設定としては引いてしまいましたがスイッチが入った王子がヘッドセットみたいなのをつけてハッキングする様は素敵でした。世話役のハサンさんとかもいい味出してるし、面白かったです。
『お前の全てを奪うまで』のスピンオフになります。もしかして、あの美人社長秘書さんが今度は主役!?と興奮したのですが…。
…その社長秘書さんの弟が主役でした(笑)。
そして、前作の社長とこの秘書さんは時々登場しますが、社長カップルはイチャイチャしてるシーンでちょこっと登場しただけなので、前作を読んでなくても全く問題ありません。というか、前作はイヤな人が登場したり、受けが後ろ向きだったりで読後モヤモヤしたものですが、こちらは明るい気分になれてこちらの方が好きですね。
お話は、命を狙われた王子様・サイードが、日本に避難してきて始まります。その王子様を守ろうと奮闘するのは、新米ボディガードの寅彦でした。
この王子様は王子様らしくワガママに、寅彦を振り回します。でも、寅彦は大好きなお兄ちゃんに追いつくべく本気でサイードにぶつかり、その本気がサイードの心を溶かしていつしか…という感じです。
内容的にはよくある感じですが、寅彦のブラコンぶりとか、2人が喧嘩しながら仲良くなっていく過程が可愛くてニヤニヤしました。
おまけに、前作のような悪役もいないし、後継ぎ問題もサラッと解決してストレスがなかったのも良かったですね。
ちなみに…この大賀重工社員シリーズ、まだ続くらしいです。次こそは、美人社長秘書でお願いします!!
ボディーガードが王子を護るお話…には違いないのですが、そんなカタさはなく読めました。
寅彦は明るく真っ直ぐで、良くも悪くもギャンギャンしていて(笑)
情に脆かったり周りがちょっと引くほどブラコンだったりと
詰め込まれた性格なのに全部が邪魔せず「寅彦」という人物を作り上げているのが面白かったです。
サイードはわがまま王子と言われるだけあって、わがままだし口が悪いし警護がみんな振り回されているんですが、なぜか憎めない人でした。
たまに見せる切なげな表情や兄たちのことで悩む表情がとても色っぽかった!
命を狙われるような不安な展開もありながら、最後はまるっと幸せに収まって良かったです。
佐久間さんのお話が読みたいと思っていたのに、弟くんが先に出ちゃった…少し残念に思いながらも好きなので拝読。今回も規格外のお話で、漫画的展開でした。前作のお前の全て~とはがらりと雰囲気が変わって猫野先生の凄さを実感。こちらの友達延長ケンカップルは見ていて可愛らしさ満点でした。けれど、やっぱり王子はカッコよかった。ストーリーもドラマチックで良かった。寅が惹かれていく過程がすごく可愛くて表情がコロコロ変わるのが好きです。佐久間さんがブラコンなのも納得。