電子限定かきおろし付
苦労知らずのいけすかないα、お前にだけは噛ませない!
まず、個人的な好みの事で恐縮なのですが、オメガバースで妊娠・出産描写に抵抗は無いけれど子育て…がちょっと得意では無くて今回もヤマヲミ先生だけど〜、子持ち〜…で、でも試し読みで先が非常に気になり、腐人生で初めてちびっこが表紙に載っているBLを購入しました。
いや〜、いろんな意味でさすが…!
懸念していた子育てパートもふんわりではなくしっかり描かれていて、千広と未来の親子愛にももちろん、番とか赤い糸とか目には見えない、だけど特別な『運命』で結ばれた千広とナオと直太朗の3人の不思議な縁と絆…。
所々琴線に触れてめちゃくちゃ泣かされました。
なんか、もう、ほんとありがとうございます(?)。
オメガバースを基軸として要所要所にヤマヲミ先生節が効いていて説得力が素晴らしすぎました。
先生の素敵な言葉回しが好きで、胸に沁みてじんわりとさせられていたら吹き出し不可避なコミカルがブッ込まれてきたり、天使な未来には癒されて…といろんな感情を体験させてもらえて、なんて充実した一冊なんだろうと思いました。
もちろん、あとがきも大変充実してらして!
ヤマヲミ先生、10周年おめでとうございます(祝)
ドスケベフレンズとしてこれからもよろしくお願い致します(笑)
ヤマヲミ先生のオメガバース!
約一年描かれていなかった…という事ですが
(あとがき参照)
もう…この作品を持ってこられたらいう事はありません!
先生の描かれるお子さんってぷにぷにしていて
健気でいい子でだいたい一回は泣かされるんだけど
今回もやはり泣かされた…大人たちの事情はちょっと難解でしたが。
未来ちゃん…いいコや
番を事故で失い、Ω手ひとつで警備員をして子供を育てていた千広。
ある日の警備中に若手政治家(反Ω派)の直太朗に出会ってから、未亡人Ωの運命が変わっていく。というお話。
相変わらずのシリアスとギャグの割合…というかバランスが絶妙で
笑ったり切なかったり泣かされたりで忙しい←嬉しい♥
ネタバレはしたくないので感想はここまでですが。
直太朗の中にはもうひとつの人格があって…種明かしはご自分でご確認ください。
ちょっと切り口が他とは違うオメガバースですが
本当にいい作品だと思います。巣作りとする千広…切ない
電子の試し読みで面白そうだったので紙で購入しました。
ギャグテイストかと思いきやそんな事もなく…
いやナオと直太朗の掛け合いや千広の言動や行動は笑える要素が沢山なんですが、ナオが千広と再会する為や未来と初めて会った気持ちを考えてしまって、もう冒頭から泣きっぱなしでした。
TV番組で心臓移植を受けた人が別人のようになってしまったお話は見た事あるのですが、それとオメガバを合わせるなんてメカラウロコでした。ティッシュで涙拭きながら鼻にも詰めて夢中で読みました!
亡くなった番のナオと直太朗のどちらかに千広の気持ちの比重が強くなると冷める方もいるかもしれませんが、そんな事も無く大円満な結末でした。
ナオの気持ちに引き摺られた訳でも無く、直太朗は自分の中で大切な者を見つけていました。
個人的に好きだったシーンはおしっこで目が覚めた未来をトイレに連れて行ったナオと、3人で寝ていて目が覚めた直太朗が愛しそうに千広の頬を触るシーンです。直太朗の車のチャイルドシートにドヤが顔で座っている未来、直太朗の使ったタオルを文句を言いながらも首に巻いている千広が面白くて笑えました。
読後にスカッとするオメガバース作品なので、多くの方に読んで欲しいと思いました。
それにしても未来に聞こえないようにって、ボロアパートの押し入れって隣家に音が筒抜けだと思うんですよね。ww
ナオという愛する人をなくした千広の悲しみと、直太朗となって姿形を変えてのナオと千広の再会。ドラマチックな展開に号泣してしまいました。直太朗の心臓は亡くなったナオのもので、ナオは千広に再会するために、直太朗と千広を引き寄せました。ナオと直太朗は正反対のような性格で、心と身体が噛み合っていないように思えていましたが、千広とナオと過ごすうちに変わっていく直太朗の姿が、生き生きとしていて、心と身体が次第に一つに繋がっていくように感じました。勿論、ナオの記憶や思い出が消える事はありません。ナオは直太朗の中にも、千広の中にも、生き続けています。たとえ会えなくても、想いは届いていると、信じたくなる素敵な作品でした。ナオと千広の子、未来も可愛い。
直太朗が、千広や未来は勿論ですが、ナオのことも、自分のモノだから大切にしたいと思う気持ちが凄く素敵で印象的でした。ナオの心臓がカラダの中にあるので、勿論、ナオは直太朗のものになったのですが、そういう物理的な事ではなくて、千広が愛するナオも、千広とナオの思い出や過ごした時間も、一緒に愛して生きていこうという決意を感じました。ナオと過ごした千広、ナオを忘れられない千広、ナオを愛している千広、全部を大切にしたい気持ちが伝わってきました。最初のイメージとはだいぶ変わった、愛に溢れた直太朗が大好きです!!
番の証、ナオのものと直太朗のもの2つが千広にはつきます。全く重なるのでは無く、明らかな2つです。それが凄く良いと思いました。千広の番は、ナオと、直太朗なんです。私もナオを忘れたくないし、そう思える直太朗とナオの関係が素敵です。
大切な人が亡くなるということは、決して明るい題材ではないかもしれません。でも、明るさや希望がいっぱい詰まってます!コミカル要素も!切なかったり悲しい部分もありますが、暗くならずに、悩みながらぶち当たっている困難を乗り越えようとする姿が、すごく良い!文句なしの神作品、オススメです!!!
オメガバース好きなら読んでほしい、オメガバース好きじゃなくても騙されたと思って読んでほしい。主人公の抱える辛さとは無縁のαがとある縁で底辺Ωを知り、、、、というお話(簡潔すぎる)。ヤマヲミ先生を知るきっかけになりました。エッチの時の受け(ちーたん)の顔がもう可愛すぎて心の中は攻め(直太郎)になります。あと攻めの秘密も驚きもありつつこういう風に繋がるんだ!と感嘆しました。あと子供がもう可愛すぎる。ネタバレ無しで読んでほしい。続編が欲しいと密かに願っております