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表題作暴れる犬

貴利 ワンコなストーカー後輩 
谷元佑次 ツンデレな先輩 28才

同時収録作品番外編 迷える狼

奥村洋一 小学校教師 36才
昇 歯科医

その他の収録作品

  • アトガキ。

あらすじ

直球なオマエにオトナのふりはもうできないアパレルショップ店員の佑次は5歳下の貴利に子供の頃から犬のように懐かれていた。しかし、大人になった貴利のストレートな慕い方に微妙な戸惑いを感じ始める。体はオトナ、心はピュアなノスタルジック・ラブ!

作品情報

作品名
暴れる犬
著者
佐倉ハイジ 
作画
佐倉ハイジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784048539456
3.5

(27)

(5)

萌々

(5)

(16)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
94
評価数
27
平均
3.5 / 5
神率
18.5%

レビュー投稿数12

小さな萌えがたくさん!^^

佐倉さんは私にとっては癒しを与えてくれる作家さんで、ほのぼのでほわ~んとした作品を読みたい時に読んでいるんですが、今回もその期待に応えて下さいました。^^

表題作シリーズとそのリンク作が収録されています。
表題作は幼馴染で年下ワンコ攻xツンデレでほんとにつれない受け様に健気で可愛い攻め様でした。
長年知っている年下相手に中々素直になれない年上の意地みたいなものが描かれているんですが、う~ん、とっても分かる気がする(笑)。

リンク作の方もとても良かったです。表題作よりも気に入ったくらい。
私は受け様の可愛さにとっても癒されました(笑)。
天然という程ではないと思うんですが、ちょっとポワ~ンとしているところがあって、それで攻め様と上手くかみ合っていなかったりするのも面白くて。

両作品ともに言えるんですが、何気ない普段の出来事の中に、ほんわかと萌えポイントが隠されているんですよね。
強烈に萌える!ということはないんですが、ちょっとずつの萌を沢山感じました。
佐倉さんのコミカルなところも、もちろん萌えツボの一つです。^^

3

かわいい!年下わんこ!

年下わんこしかも眼鏡な5歳年下の攻め、貴利とショップ店員でツンデレ、なんだか適当な年上、佑次のほわほわして可愛い恋物語。
貴利のド直球な愛情表現に振り回され困惑し、なかなか素直になれない佑次。
もう、なんだか見てられない!
歯がゆくて、ドギマギして、BLという非日常な物語にも関わらず、普通の少女漫画の様にサラっと心に入ってくる作品です。

もちろん絵も崩れる事なく美しい!エロシーンも過激ではないので、初心者さんでも大丈夫(私もまだまだ初心者ですが)!

番外編もこれまた美味しい!佑次の元恋人である小学校の先生、洋一(おっさん)と歯医者さんな天然、昇くんのお話。
佑次に逃げられてからというもの、恋愛ができなかった洋一。そんな時、同僚の飲み会に付いていった先で昇くんと出会います。
初めはなんとなく佑次に似てて可愛いから、って始まった洋一の恋。けど、どんどん〝昇くん〟の内面や甘え下手なところに惹かれていきます。
こちらも少女漫画のよう、きゅんとするってこういうことか、ってなります。
人生経験豊富なはずのおっさんが1つの恋に悩まされ葛藤する姿、可愛い!

是非手にとってみてください。

2

35歳の春

表題作とその番外編の2本立てです。
個人的には後半のカプのほうが好みでした。

表題作「暴れる犬」
年下わんこ系の・貴利×ツンデレな先輩・佑次。
後輩で尽くす系でメガネキャラって佐倉さんが如何にも描かれそうなキャラクターに思えるのですが、体格差のあるツンデレ系先輩とは収まりがよく、読みやすいお話でした。
途中で佑次の過去の恋人が出てきて引っ掻き回すのですが、それでもドロドロのシリアスにならないところが佐倉さんの作品です。

貴利は最初から佑次を好き好き言ってるのですが、互いに向いてるベクトルの大きさは同じくらい。…だというのは分かるのですが、個人的に佑次の考えていることや心の揺らぎが分かりにくく、ちょっと感情移入し辛い作品でした。

暴れる犬番外「迷える狼」
暴れる犬で出てきた、佑次の元恋人・洋一が主人公。
バツイチで35歳になっても独り身の洋一の姿が哀愁を誘うのと、佐倉さんの作品であまり見ない感じの無表情な敬語キャラが受けというのがツボで、こちらは凄く萌えました。
洋一は、飲み会で出会った好みストライクな昇をダメモトでホテルに誘うのですが、昇は黙って付いてきます。

終わった後、「お疲れ様でした」と言って去っていく様や、家に誘いたいのに「家が近くなんですが、どうされますか?」という口上などもう面白くて…。
昇はクールに構えていても内心では今まで上手くいかなかった恋愛の葛藤がある…というというギャップもよかったです。

1

忠犬★

小さい頃から自分を慕い懐いてきた5歳年下の貴利。大人になってもベッタリな彼に戸惑いを覚える佑次。
素直になれない佑次だけれど、貴利の直球さにとうとう――。

年下のメガネ、そして溢れるほどの愛情表現…。カワイイ☆まさにワンコ(大型犬)!こんなに真っ直ぐに自分だけを見てて、しかもちゃん付けで呼ばれたら…。堕ちずにはいられない(笑)。
今回もラストのコマのユルイ感じの自己ツッコミが良いです☆

同時収録は親父がカワイイ☆見た目若いけど。
外見は中年、心は少年(笑)。イイっすね~★
最近リアルにそういう親父が多いです。

2

ヘタレメガネワンコ攻め

ヘタレメガネワンコ攻めとツンデレ受け店員と、番外編ではヘタレダメオヤジが出てきます。
絵柄は線細めの綺麗系で、エロも具体的描写が少ないので、BLビギナーにもいいかも。
さらさらっと楽しく読み切る事が出来ます。

リーマン・貴利(23)ヘタレメガネワンコ攻め×アパレルショップ店員・佑次(28)ツンデレ受け
子供の頃からずっと懐かれていた貴利に、大人になったいまでもその頃のように懐かれている。
大人な佑次にとっては無邪気なまま懐かれるのが複雑で、もやもやしている。
佑次がごちゃごちゃ考え込んでいたら、ダイレクトに貴利から告白されて。

子供の頃から、ずっと佑ちゃんが好きだっただけあって、愛が強いです。そして、可愛いワンコです。
裕ちゃんの昔の元彼(洋一)に挑発された時は、カッとなって殴ってしまう若さといい、それでいて、自信を持てなくてすぐへこんじゃう所とか、キュンと来る年下攻めでした。
受けの裕ちゃんのざっくばらんで大雑把な感じが、漢前で好きでした。
何気に貴利がいない所では褒めていたり、可愛いと思っている事を酔ってると自慢してたり、墓穴掘っちゃう所が可愛かったです。
アレ以上、何をどう頑張るのかは不明ですが、もっと頑張っちゃうという貴利の空回り愛がもう一度見たくなります。

本編の番外編で『迷える狼』
小学校教諭・奥村洋一(36)ダメヘタレオヤジ攻め×歯医者・昇(25)健気ピュア受け
バツ一の洋一は、佑次に振られた事をまだ引きずっていた。
同僚の小野の同級同士の飲み会に無理矢理着いていって、前の恋人の佑次に似た昇を見つける。
酔った勢いで誘うと一夜を共にする事が出来たが、あっさりと別れられる。
二度目は治療に行った歯医者で、昇と出会って。

本編とキャラ違うんじゃ?って疑惑を抱く位に、ヘタレ全開なオヤジでした。
小学校の子供にはおもちゃにされていたり、歯医者嫌いだったり、奥さんにもあっさり捨てられたりと、カワイゲのあるダメオヤジっぷりが可愛いです。
ただ、こんなに上手くいってもいいのか!と、オヤジに好都合な展開が多過ぎたのが残念。
ちょっと位、しっぺ返しがあった方が楽しめた気がします。
なにせ、前の恋人と似ている顔の子をあっさりとお持ち帰り成功した上に、その子は健気でピュアで優しいだなんて!
いままで好きな人とうまくいったことがなくて、本当に好きになってもいいですか?なんて、可愛いにも程がある受けで、オヤジにあげるのがもったいない位な子です。
だからなのか、無性にずるい感じがしてしまいました(笑)

最後の方はもうどちらもバカップルのような感じで、微笑ましかったです。
料理に使った酒が残るのがもったいなくてラッパ飲みしちゃう佑次の男らしさ、大好きです。受けなのにこの漢らしい感じが全編ツボでした。

2

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