ハレとモノノケ 下

hare to mononoke

ハレとモノノケ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神39
  • 萌×218
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

125

レビュー数
11
得点
283
評価数
63
平均
4.5 / 5
神率
61.9%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784758021500

あらすじ

「恋心ってややこしいんだ」
キスもして、それ以上のことも――だが、トキの気持ちがどこにあるのかわからずに不安になる八潮。
そんな八潮に、トキは「自覚してもらわねぇと」と、まずは自分の気持ちのありどころを聞く。
ようやく自分がトキに向ける気持ちの出どころを自覚した八潮だったが…。

表題作ハレとモノノケ 下

トキ,不老不死のモノノケ
八日見八潮,17歳,山に1人で暮らす高校2年生

その他の収録作品

  • 参考文献
  • カバー下漫画

レビュー投稿数11

急にBL感強くなりました

上巻では二人の関係がいまいち微妙でラブっぽい展開がなかなか進みませんでしたが下巻に入って割りと急に二人の関係が進展しました。確かにトキはかなりちょくちょくあからさまに八潮にアピールしてたんですが八潮がかなり鈍くて、単なるスキンシップとしか捉えていなかったんですね。
雷の夜、蚊帳の中で急にいい雰囲気になって八潮の方からキスをしたときはかなりテンションが上がりました。そして、そこまでしておきながら、翌日ごまをすりながら自分の感情が恋心だと聞かされ急に照れてしまう八潮、めちゃくちゃ可愛い!
初めてのエッチを一週間前から予定して、下準備して、いざっ!って言うリアルな感じも笑えました。
ミツが八潮を守っていたのはラブの方の好きなのかと思っていたら、親心だったのかな。それとも、その昔ミツは八潮に助けられたとかエピソードがあるのかな。ミツについては最後まで謎な部分が多くて、妄想するしかなかったけど、BLだからって登場人物が全員同性を好きになる設定じゃない方がいいから親心であってほしいな。

0

好きなだけに伏線が気になる

上巻に引き続き、下巻も。
上巻よりも物語に動きが出た下巻でした。
うーん、好きと疑問が両極端にあってちょっと評価に悩みます。

やはり、まずはなんと言っても画面がとても美しい。
草木の描き込みは上巻同様丁寧で、自然の森の美しさを感じます。
日本ならではの風習を交えながら、季節の移ろいと共に穏やかに過ごす2人の姿が好き。
恋人関係となった2人のやり取りも不器用で、ひとつひとつ手探りなところが可愛らしくて、微笑ましい気持ちでいっぱいになったんです。

なったんですけど、何かがピンと来ない。
八潮の気持ちがトキに寄り添っていくのは上巻で理解が出来ましたし、自然なものだったと思うんですよ。
けれど、それは性を含めた"恋"なのか?と考えると、ちょっと違うような気がして…
多分、年齢的なものもあってか家族愛に近いものを感じてしまったんです。
孤独で寂しい者同士が愛し合って、ケガレがハレになっていく。これは分かりますし、とても良い流れだと思うんですよ。
抱き方、抱かれ方の描写もすごく丁寧。
セリフがないのに魅入ってしまう。
ただ、トキが八潮へ恋愛感情を持ったきっかけも分からなくて。

多くを語らないのが今作と作家さまの魅力なんだと思います。
それを読み手が好きに解釈をして読み取るのも好きなんですよ。
でも、分からないままの事が多すぎてすっきりしないんです。
トキの過去だったり、山の眷属に好かれる八潮は何か秘めたものを持っているのか?と上巻でワクワクしていたので、下巻ではどうなるのかななんて期待をしてしまっていたからか、これはちょっと惜しい。
トキがなぜ数百年の時を生きるモノノケになったのかについては、なんとなくぼんやりと察することが出来たのですが。

好きな要素が多いだけに、ベッドシーンよりも、もう少しだけバックボーンとトキ側の心の動きにページ数が割かれていたのなら…と思います。
これは好みの問題ですね。
ミツが良キャラクターだったので、彼についてももっと知りたかったかなあ。
恋愛パートのやり取りは甘く、自然・日常描写もものすごく好みで神寄り。
民俗学や風習についても調べて読んでみたくなりました。
しかしながら、伏線回収がされていない部分がやや気になりましたので、間を取ってこちらの評価で。

しかし、ミツのキャラクターが良すぎる。

2

この漫画に出会えて良かった!※ネタバレ含みます

民俗学の深い世界観に、それに対する見解、美しい日本語、物語のひとコマひとコマが丁寧で、本当に素敵な作品でした。

不老不死のモノノケという題材の元、ファンタジーな世界なのかな~って軽い気持ちで読んでみたら全然違いました。
しかも難しい言葉のやり取りが続くかと思いきや、きちんと抜きもあり、わからなくても読んでいけました。

また、2人の恋もしっかり進んでいくのがまた素晴らしい。しかもロマンチックなんです。
日本語の深みに気をとられましたが、恋愛パートにはいると激甘です。このギャップよ!
初めてのセッも、生々しい事前準備を含め、こんな細かく丁寧に描かれている作品は私は初めて読みました。
1日1日を丁寧に過ごしていく2人の物語は、自然に感情移入でき、感動も緊張も一緒に味わえる神作品でした。

不老不死のトキが、シワも愛する人と日々を過ごしていけている証だと受け入れていたシーンは、泣きそうになりました。
老いは恥ずべきもの、悲しむべきものではない、幸せを感じられるものでもあると、私自身で曲解はしてますが、かなり刺さりました。この漫画に出会えて良かったです。

4

ささやかな理由では納得出来ないほどドラマチックでした

下巻は素敵なエロ本という感じでした…行為描写が丁寧過ぎて(エロ本として求めている時には最高なのでしょうが)足とか手とか腰とかとっても美しいです。上巻の情緒あるほのぼのから爛れた?日常というか、こんなにページを割くというのもきっと意味があるのかなと思うのですが、サービスとしてしか捉えられませんでした
自分の貧困な読解力のせいでしょうか
作者が描きたかったから!という理由なのであれば、いいぞもっとやれ!と思います

伏線や謎要素はささやかな答えが置いてあっても、一つ一つが興味をそそられドラマチック過ぎていたので回収としては物足りなかったですね
・トキは死にたくないと思いそのまま不老不死、だから特別な力は殆どない
・八潮がケガレているというのは寂しさに凝り固まっていたから(そりゃああの両親ならそうでしょう)特別な力はもってない普通の子
・八潮が山に迷うのは彼自身山が嫌いだから
・トキは死を望んだから人間に戻った
という事でいいのでしょうか
モノノケというより妖怪青年

八潮とトクの絶妙な会話が毎回楽しく、季節の行事や植物に明るくなっていくのが、この作品独特のとても豊かな雰囲気で良かったです

トキが何百年も経ってやっと辿り着いたにしては八潮への決定的な気持ちは描かれていたのか残念ながら私には分からなかったです。可愛いとは思うけど…上下巻の要素が少し絡んだカタルシスがもっと欲しかったです
正直、ミツのキャラが最強過ぎて八潮とミツで見たかった…でもスピンオフは要らない…

0

モノノケ設定の無駄遣い

絵は上手いけど、いつもお話が中途半端。
某サイトで高評価だったので、
今度は大丈夫なのか?と購入しましたがやっぱりダメだった。
結界か何かあって山から出れないのかと思えば、ただの方向音痴。
モノノケだけど何も出来ない。
封印されてた経緯も開放された方法も不明。
山の犬の存在説明なし←スピンオフにするんだろな。
山の中で高校生一人暮らし?親の神経疑うよ。
穢れを払う為に居候してるのに高校生男子とH。Hしたら穢れてが落ちるわけでもなさそうだし、いつもしてたら非日常じゃないし、淫行は穢れにならないのかね?
モノノケ=人外ストーリー!
とか期待したけど、ただの長く生きた人間と高校生の話。

5

ジャンル:灼として読む

上を読んで、あ~灼先生のワールド前回だなと思っていました。
一番の問題は、ちりばめられた伏線が回収されるか否か。

灼先生の作品なのでもしかしたらもしかするかもと思っていましたが、やはり回収はされませんでした。
前作ではよくわからないまでも、察することができていましたが、今作では察することが難しかった!私が単に読めていないだけかもしれませんが......


攻めの正体とか、犬のミツの正体とか。なぜ受けが山に好かれてしまうのか、とか。
文献も載っていましたし、物語を通して伝えたいことは理解できます。
けれど先生の作り上げたキャラまでは、ストーリー上に情報がない以上、察することができませんでした。
ここがもっとはっきりと書かれていれば、もっと面白かったのでは...

犬のミツがとても良いキャラなので、彼が何を思って行動をしていたのか、気になってたまりません。
少しだけ消化不良感を味わいました。

でもジャンル:灼として考えれば、こういうものだと納得することはできました。
先生の描かれる世界観が抜群で、のめり込むことができます。余韻を残す話が好きな私なので、ヒットしました。
ただ欲を言えば、もうちょっとだけキャラについて情報が欲しかったです。

2

秋から冬

◾︎トキ(モノノケ) ×八日見八潮(高校生)
季節ひとまわりを美しく描ききるのだなぁ。草木を愛でて、寝て起きて、ご飯を食べて、日々生きる様が描かれているので、濃いセックスシーンとのギャップが素晴らしい。3大欲求しっかり描かれてます。言葉少ななセックスシーンがしっかりページ数使って描かれてるのはたぎる。

上巻で広げた風呂敷を閉じ切ったかというとそうでもないかもしれませんが、綺麗に丸め込まれて浸れる終わり方でした。下巻の雰囲気の方が好きだな。
上巻ですこぶるカッコよく描いた「八潮は何者?」とかも完全無視してますがまぁ、ね。「相性結び」で先生の作品は全て語らないモノだと学習しているのが良かったのかもしれない。先生の中には答えがあるのかもね。

上巻でミツ落ちしてたので、そこに触れてくださったのはありがたい!…のだけれど、ミツ…
ミツは八潮との関係性をどういうものにするのが理想だったのか、希望だったのか分かりませんが、トキにとられた気分だ!

聖人君子が聖人君主になってるので、重版かかるなら直して欲しい…言葉を大事にしてるいい作品なだけにこういうのは悲しいので。
上巻の感想で触れましたが、参考文献に柳◯國男出てきてましたね〜

3

モノノケと人間の繊細で丁寧なラブストーリー

『ハレとモノノケ 上』の続編です。

不老不死のモノノケ トキと高校生の八日見 八潮のお話。

上巻では、自分のケガレを落とす代わりにしばらく住まわせろと提案するトキを受けいれた八潮。
トキからハレとケを教わりながら過ごす日常の中で、ある日トキに好きな人がいることを知ります。
そして、自分の気持ちに気が付いた八潮と自分の気持ちに気が付いていたトキはこの先どうなるのか?
下巻は、その続きになります。
「恋心ってややこしいんだ」
トキと気持ちが通じ合った八潮はトキに触れたいと思うようになります。
腹をくくった八潮が準備をすること1週間…とうとうその時がやって来ました。

下巻では、トキと八潮の気持ち、ミツと八潮の関係、そして2人のこの先を上巻と変わらず丁寧な絵柄と心理描写で綴られています。
個人的には、これまでの灼先生の作品とは異なる点があると感じました。
それは、繊細で濃厚なセックスを数ページにわたって表現していたことです。
身体だけでなく2人の気持ちも表現されていてとてもいいなと思いました。

「恋人」になった2人は結ばれましたが、その頃ミツの様子がおかしくなります。
八潮だけに姿を見せなくなったミツ。
小さい頃から大切に見守ってきた八潮に対してある感情を抱いていました。
突然現れたトキに八潮を奪われたような衝動に駆られ、やり場のない怒りがこみ上げてくる…。
ミツの立場からしたら、当然そうなるよね(泣)
八潮が「俺にとっては無二だよ」と言ってくれて救われました。
この先もミツとみっちゃんで八潮を守って欲しい。

Hシーンは、本編2回と限定小冊子で1回あります。
八潮の初々しさの中にエロさが見られてゾクゾクしました (〃艸〃)
「俺にだけに貰えるもの ソレ欲しいな」
無意識に煽っている八潮に何百歳のトキでも耐えられない(笑)
全部を自分が教えたいトキに八潮はどうなっちゃうのでしょうか?
すごく興味があります♡

不老不死のモノノケと人間、そして山のご眷属。
トキの止まっていた「とき」が本当に動き出したのかはわかりません。
でも、トキの覚悟を決めた言の葉(ことのは)と笑顔に、もう孤独な人生は感じられませんでした。
この先の2人とトキの過去も読みたかったな(泣)
上下巻だけではもったいない!
灼先生の世界観に浸れる素晴らしい作品でした。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。

5

上下巻一気読み

正直上巻の読後で、これはやっちまったかな…と後悔はいりました。
古来からの風習を大事にする。
自称モノノケとの出会いと同居があっけない。
無理やりに納得できるようなモノローグもない。
これで下巻に入って萌えることできるのかな、と思っていました。
主人公が犬のミツに襲われたことを喧嘩発展にしたところが個人的にとてもよかったです。
上巻での全てを諦めてなぁなぁに生きていたような感じからぐわっと変わった感じがして、怒りは生きることのひとつの感情であることを痛感しました。
呆気ない喧嘩終わりでしたが、他にもたくさんの回収しないといけないことがあるので仕方ないですね。
全部のことがハッキリ分かる書かれ方をしない作家さんなんですかね。読者に余白のある作品なのかな、と感じました。
これの直前に読んだやつが、作家の小言、説明が手書きで書かれて萎えたので、逆だったので沁みました。
これくらい委ねられても気持ちいいな、という感覚です。
主人公たちの問題が全てはっきりかたがつくわけではないです。日常ってそんなもんです。継続する生活、が感じられる作品でした。
これから過去作購入させていただきます!

3

伏線を回収しきれていないような…

『ハレとモノノケ』の下巻。続きものなので上巻未読だと理解できません。

さて。
上巻で巻かれた伏線がたくさんありました。

が。
うーん。

正直どれもこれもがあっさり終わっていて非常に残念。「モノノケ」という存在はファンタジーなので、そこはどうしようもないというか解釈次第、というか。正解がないものなのでまあ良しとして。

盛り上がりに欠けた理由の一番大きな因子として、トキと八潮の恋愛感情の機微があっさりしていたことではなかろうか、と個人的には思いました。彼らが恋に堕ちたきっかけも、理由もはっきりしない。

いや、気づいたら恋に堕ちてた、というのはアリだと思うし、そういう展開も好きではあるんですが、この作品においては彼らの愛情の深さゆえ、というのが基盤にあるので、彼らのどうしようもなく愛してしまっていたという描写が少ないがゆえに盛り上がりに欠ける。

そして、ストーリーがぶつ切れなところも。
ヨスガさんの存在。
八潮の両親。
ハレとケガレ。
そして、トキがモノノケになり、そして再度トキの「時間」が動き始めたという点。

んー。
もう少し丁寧にそれぞれを描いたなら、もっと萌える作品だったんじゃないかな、とちょっと残念でした。めっちゃ上から目線な感想で申し訳ない…。

絵柄も綺麗だし、濡れ場の壮絶なエロさと綺麗さは素晴らしかった。バックボーンも、ストーリー展開も、キャラもどれも非常に魅力的。だからこそ、もう一声ほしい感が否めなかった。

あと、一言言わせていただけるのなら、ぜひともミツを幸せにしてあげて欲しい。上下巻通して、ミツのカッコよさと健気さに終始痺れながら読破しました。灼先生、ぜひともスピンオフを!

9

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