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表題作振り返ればかなたの海

山下昭伸
ブルーサウンド厨房ヘルプ(25歳)
奥菜一葡
専門学校生(20歳)

同時収録作品振り返ればかなたの海

中河原大智
ブルーサウンド厨房担当
宮上瀬里
ブルーサウンドホール担当

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

崎谷はるひ最新刊、超人気『ブルーサウンドシリーズ』第4弾!ブルーサウンドの厨房ヘルプ・山下昭伸は、お客の仲裁に入ろうとし誤って水をかけられてしまう。だがその相手・奥菜一葡(いちほ)は、謝罪を受け入れた山下に「あなたを好きになりました!」といきなり告白して…!?

作品情報

作品名
振り返ればかなたの海
著者
崎谷はるひ 
イラスト
おおや和美 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
目を閉じればいつかの海
発売日
ISBN
9784044468149
3.5

(38)

(10)

萌々

(10)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
9
得点
127
評価数
38
平均
3.5 / 5
神率
26.3%

レビュー投稿数9

なんだよ、ツンデレかっっ

前3作のドラマCDではほんのちょい役の山下(攻)を
安元さんが演じているので、脳内アフレコしながら読みました(笑)

山下は、小説でも前3作ではどんなパーソナリティーなのかさえ
まったくわからないちょい役でしたが、
この小説を読んでからキャスティングしたのかと思うほど
安元さんの声がぴったりなかんじです。

しかも、大好物の攻様目線のお話です。
これ、受目線だったら、この評価なかったろうな

追いかけても追いかけても靡かなかったのに
つきあいはじめたら
ツンデレどころかツンデレデレデレデレです
どんだけデレかは
「ただ青く光る音」「波光より、はるか」にも
載っていますので、こちらも面白いです。

ちなみにですが、「波光より、はるか」のお話のほうが
わたしは好きです

0

好きなシリーズではあるのですが・・・

湘南の風を感じられるブルーサウンドシリーズ。
湘南が好きなのでこのシリーズを手に取り読み始めたのですが、今回のカップリングは・・・というよりも攻め様が・・・なんかこう苦手なタイプで、読みながら勝手にいらいらしちゃいました(苦笑)・・・あと、攻め様以外にもイラッとくるキャラが2人(1人は冒頭かなりの暴言を吐いて受け様を捨てた男の人、もう1人は問題児なバイト)も出てきて、読書中ずっとイライラしていました。
でも、物語自体は好きなので、物語にイライラしたというよりも、純粋にキャラクターにイライラした・・・という感じです。

一服の清涼剤は、ブルーサウンドシリーズのレギュラー陣達。
彼らが出てくるのが本当に楽しみでした。

評価は中立と迷ったのですが、2人のHシーンはそれなりに萌えたので、「萌」評価にしました。




0

このCPもなかなかいい

ブルーサウンド第4弾。
今回は大智が長期で海外へ行ってしまう時にヘルプで入る山下くんが主役です。

今まで、「ヘルプの山下」とでしか出てこなかった山下くんですが
今回は主役なのでかなり山下くんの素顔が浮き彫りになってます。
今まであまるい明かされなかった山下くんの性格や家庭環境
それに本当はこんな人だった・・・
いろいろなことが明かされてしまいます。
山下くんのお相手は、たまたまブルーサウンドに彼氏と来ていたゲイの一葡。
彼もまた、いろいろな悩みや辛い過去を抱えている一人。
ブルーサウンドで痴話喧嘩から恋人に逃げられてしまい・・・
そんな一部始終を山下に見られてしまったのだが・・・
もともとはノンケだった山下を最終的には落としてしまう一葡。
そうなるまでの道のりが、もう健気で泣けてしまいます。
一葡の地道な努力と、変わらない市場が
最後に山下をメロメロの骨ぬきにしてしまうんですけどね。
初めは「恋愛なんて」と宣言していた山下ですから
もう一葡にのめり込んでしまってからは、
今までが信じられないくらいの甘々で、本来の姿はこっち?
と思うくらいの変わりようです。
でも、私的にはそういう人いいなぁ・・と思ってしまいます。
一見硬派で、男らしく仕事もそつなくこなし尊敬できるのに
愛する人にはもうメロメロのでれでれ・・・
でも、一葡も苦労人なので山下に一生懸命尽くすんですよね。
見ていて痛々しいほど、山下のことを一番に想って
だから、この2人には本当に幸せになって欲しいと心から思いました。
今まで湘南が舞台でしたが、その湘南に加え山下が店長になった
西麻布の新店も出てきて、出て来る男性も増えて・・・
まだまだ、この先この山下も巻き込んでいろんなCPが
いろいろやってくれるので、このシリーズ増々目が離せません。

1

キャラクターはともかく作品としては好き。

『ブルーサウンド』シリーズ第4作目。
シリーズ中でも結構好きなんです。

メインキャラクターがわりと意外な組み合わせでしたね。というか崎谷さん作品にはちょっといないようなタイプ?

正直、初読みのときは『・・・なんで山下?』と失礼なことを感じてしまった。山下ってこれまでのシリーズ中でほとんど存在感なかったよね?←失礼の上塗り。

メインの2人はどちらも好みのタイプとは言えません。それでも、この2人のラブにはなかなか引き込まれました。

そして、これは山下(攻)視点だったのがよかったです。『惚れられて追いかけられる』側の視点で進むストーリーが。

何かとテンション低く(そして恋愛温度も低い)、一葡(受)に押せ押せで迫られても動じずに冷ややかなくらいだった山下の変化が見事です。

あとがきでも言われていましたが、読んでてこれホントにラブになるのか?と心配になったくらいでしたよ。

それにしても、いったんスイッチ入ったら別人だよ、山下。でも面白かったですよ。

0

積極的で頑張る一葡に拍手

ブルーサウンズシリーズ4作目。
大智のピンチヒッター、山下昭伸とその山下に氷水をぶっかけた奥菜一葡のお話。
前後して短編集から読み始めていたので二人のなれそめ編として読めました。
順番に読んでいたら突然出てきた山下にとまどったかも・・・。
短編を読んだときはわかりませんでしたが、実は、押せ押せの一葡とクールな山下の話だったんですね。
ちょっと意外な展開でした。
一葡もちょっと年の割には幼い感じなのですが(このシリーズ、和輝カップル以外みんなそうなのが気になる)努力するその姿に好感が持てます。
ずんずん落ちそうなんだけど浮上してくる。応援したくなる。

0

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