電子限定描き下ろし漫画付き
2編のストーリーから成る作品とは知りませんでした。表題作のカプも、もう一つのカプもどちらもすごく面白かったです。
表題作の「よめちゃう指先」のスピンオフ的なのかが後半の「よめちゃう眼差」。私の体感的には眼差の方がストーリーが濃い感じがしました。ページ数も多いし、読み応えも充分!珍しい編成だなぁなんて思っていたら、眼差の方が最初の構想に上がっていたストーリーだったとか。なるほど……合点が行きました^ ^
シバ×ウィルの話は、2人の関係性に終始しているのに対して、加瀬×千里の話は第三の男も登場し、2人の仲を適度に引っ掻き回す展開になってるので、話がちょっと複雑になってんですよね。
どちらの話もすれ違いと誤解ベースのストーリーのせいか切なさいっぱいですが、攻め側の絶対的好意をビシバシ感じるので、どことなく安心して見てられました。
あと、面白かったのが、"カードリーディング"。
このお話で初めて知りました。(タロットだけど、占いじゃなくて自己分析的に使うらしいです)
カードリーディングが要所要所でいい働きをしてくれるんですよね。前向きになるキッカケだったり、考えたり行動したりの背中押しをしてくれる重要な存在感で、ストーリーを動かしていきます。
これまでに見たことない設定だったということもあり、ストーリーに入り込んで思いっきり楽しみました♪( ´▽`)
どちらのカプもその後のストーリーも見たいくらい好きなお話です。おかげですごい満足感を得ることができました^ ^
喃喃先生の「二度目は正直」が良すぎて、作家買いしました。
本編は3話×2組+描き下ろし?が1話という、上下巻ガッツリストーリーが大好物の私にはちょっと読み応えが心配な構成だったのですが、そんな心配全く要らなかったですむしろ良かったかも…!?
このレビューも2回目読んだあとで書いております。
大きく分けて2本お話があるわけなんですが、喃喃先生は心中のセリフを上手に書かれますよね、登場人物たちの気持ちがグングン入ってきて、辛いところは一緒に辛いし嬉しいと一緒に嬉しい、どちらも感情の盛り上がりが楽しめるお話でした。
前半のお話・よめちゃう指先は頑張っちゃう系受けを世話焼き攻めがズブズブに甘やかすタイプなカップルの成立のお話。受け様・ウィル、ご実家の時のように甘やかされたいからサービスを利用するっていうなかなか現代人の心には刺さるというか何となく気持ちがわかるというか…。紆余曲折あり、攻め様・シバさんを好きになっちゃうんだけど、ウリ専の人だもんねー、普通に考えちゃ好きになっちゃダメだもんねー……
仕事の悩みと恋の悩み、ポイントポイントでカードリーディングが入ってるのも良きスパイスでした。てかこのカードリーディングっていうやつ、自分を客観視するのとかにありよなって物語関係なく感心してしまいました笑
最終的に円満解決でシバさんにトロトロにされてるウィル、よかったよ……笑
でですね、私が激推ししたいのはもう一つのお話、よめちゃう眼差です!!!3話なんだけどもう本当によい、キレイな話の展開で心理描写も納得してしまうので何度でも読みたいです。
ノンケ嫌いのゲイでネコの千里さんとノンケの攻め様・加瀬さんのカップル成立のお話。加瀬さんがガチガチのゲイ嫌いノンケから千里さんにほれていくまで、良き人に出会えず不毛な恋愛だった千里がスパダリ加瀬さんに出会って惚れるまで、山あり谷ありですがよくくっついてくれた!
千里さん、もともとノンケの元カレの復讐をしたいということで加瀬さんにちょっかいをかけそれに加瀬さんが怒ったりと、まぁ平和大好きな私には心が痛いシーンもあったのですが、2人とも根はいいのでしょう、相手に諭されてちゃんと振り返り、新たな視点も進んで受け入れるという……
千里さんは加瀬さんのこと「誠実だ」とおっしゃってましたが千里さんだってちゃんと自分を振り返って反省できるすごくいい子じゃないですか泣 報われてよかったよ〜〜
このカップル、攻め受け共に私の性癖が入りすぎてて
・誠実器デカきスパダリ攻め
・黒髪受け色素薄い攻め
・思慮深い受け
などなど……とは言っても絵柄が良すぎて見てるだけで満足レベルなんですがね笑
眼福だしストーリーもいいし本当に大好きです。
好きすぎて語彙力低下が甚だしいですが、何か一つでも引っかかるポイントありましたらぜひ……
またどこかで幸せな4人(2カップル)が見れることを願って!!!
喃喃先生、初読み〜。
先生の名前読めなかったぁ〜。
なんなんって、読むんだね。
シバ&ウィル、巡&中原の、2カップルのハッピーエンドまでのストーリー。
全体的に、重くなくて読みやすかった。
シバ&ウィルのストーリーは、当て馬も出てこず〜。
ウィルが、シバにひたすら甘やかさてる感じ。ちょっと、誤解はあるものの〜
なかなか掴み所のないシバが、余裕が無くなるシーン・・・とても、良かった。
巡&中原カップル。
これは、脇役の穂積さんが気になったなぁ〜。
「指先」のふたりのやり取りはとても甘くて、そして全体的にあたたかさが感じられるのが好きでした。
エロもガッツリあるけれどそれすらもほんわかした気持ちになるような、魅力あふれるお話となっていました。
まずウィルがシバさんを指名した理由がめちゃくちゃ可愛かったし、シバさんにすっぽり包まれてじわ〜っとしている表情が最高で読んでいるこちらまで癒やされました。
素直に甘えられなかったウィルがシバさんとの時間を重ねるうち少しずつ心を解き放てるようになって、すんなりくっつくかな?と思いきや。
微妙なすれ違いをしてしまうふたりにハラハラしましたが、それもまた甘々なところに着地するためのスパイスとして楽しめました。
出張ホストとお客さんというところからの始まりでしたが、「お金で繋がっているだけ」という無機質さを感じないのがすごく良かったです。
「眼差」も表題作とはまた違った面白さがあり、どちらのお話もすごく楽しめて二度美味しい一冊でした。
表題作のよめちゃう指先のほかにもう一作品、よめちゃう眼差。
基本的にそうやって他作品詰め込む漫画は表題作の内容薄くなるから好きじゃないんだけどこれはなんか満足感高かった。2作品だけで続きみたいな感じで入ってたからかも。
で、指先のほうは、あの、攻めの包容力がガチでえぐい。2人とも身長がめっちゃ高いんだけど、受けもちゃんと可愛いしかわいいしかわいい。
眼差のほうは、とにかく受けも攻めも顔面偏差値が高すぎる。眼福でしかない。一人称俺の方たちのセックスはまじで沼でしかない。読んで損は無い!