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表題作スタンレー・ホークの事件簿(1) 仮面

スタンレー・ホーク 刑事 33歳
アリスター・ロスフィールド 警視

その他の収録作品

  • FILE1 『仮面-ペルソナ-』
  • FILE2 『月光浴-ルナティック-』

あらすじ

彫像の公園で起きた連続殺人事件―その被害者はいずれも同性愛者だった。不良刑事スタンレーは、捜査線上に浮かんだ犯人像と上司であるロスフィールド警視の容姿が一致することに気づいた。金髪碧眼の美しき警視の素顔は、果たして殺人者なのか?そして、ロスフィールドと密接な関係にある日系人精神科医ジン・ミサオは何を知っているのか…。山藍紫姫子の妖しく危険なミステリー作品が110枚の書き下ろしを加え登場!!

作品情報

作品名
スタンレー・ホークの事件簿(1) 仮面
著者
山藍紫姫子 
イラスト
本仁戻 
媒体
小説
出版社
芳文社
レーベル
花音ノベルス ~Hanaoto Novels ~
シリーズ
スタンレー・ホークの事件簿
発売日
ISBN
9784832212176
4.1

(7)

(5)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
28
評価数
7
平均
4.1 / 5
神率
71.4%

レビュー投稿数1

あとがきにドラマCD出演声優3人のコメント有り

想像していたより読みやすくそこそこ楽しかったです。刑事という役職柄事件に係わりつつ話が進むわけですが、猟奇的な事件内容や事実関係が興味をそそり退屈しませんでした。あっさりした事件解決はそれ専門の小説とは比ぶべくもなく、しかし不満も感じませんでした。そもそも“事件簿”とはありますが少なくともこの巻に関して言えば事件そのものよりスタンレーとロスフィールドの接近をメインに据えたものだと受け取れます。また事件の真相に迫る重要な働きをしたロスフィールドの特殊な能力は、彼をミステリアスなキャラクターに仕立て上げ、それが恋愛要素・事件要素と並んで作品の魅力になっていると感じました。とはいえ明らかな齟齬や不自然さがあったら困りますが個人的にはそういったものは感じませんでした。

恋愛面はスタンレーがロスフィールドへの情欲を自覚するまでが描かれています。元々ロスフィールドは日本人精神科医・神操(ジン・ミサオ)と5年の付き合いがあり、スタンレーが首をつっこんだかたちで三角関係になるんですが、そこにはちょっとした思惑も絡んでいます。興味深いのはジンとロスフィールドの関係でしょうか。ロスフィールドがミステリアスであることは先にも述べましたがジンはそれに輪をかけて怪しいので・・・(爆)。スタンレーは一応主人公だけどまだ蚊帳の外といった感じです。

1

茶鬼

はちみつさま、はじめまして
自分もこの小説とても気になっていました。
本仁戻さんのコミックスが出るのを待っていたんですが、休筆が入ったりして未だ未定なんで、無理しても原作を読むべきかな~と思っていたところ嬉しいレビューでした。
やはり、待てないので読むことにします!
ありがとうございました。

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