あの伝説のシリーズがついに文庫で登場!

スタンレー・ホークの事件簿(1) 仮面

スタンレー・ホークの事件簿(1) 仮面
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
39
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
角川書店
レーベル
角川文庫
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784043702060

あらすじ

タフでクールな不良刑事スタンレーと、貴族的な美貌をもつその上司ロスフィールド警視、そして妖しい魅力を放つ精神科医ジンーーー。美しくも危険な3人の男たちがバージルシティを震撼させる連続殺人事件の謎に挑む。互いに反目しあう男たちの視線がドラマチックに、熱く絡みあう時、予想もできない新たな扉が開かれる………。
耽美の女王・山藍紫姫子の代表傑作、シリーズ文庫化第1弾!幻の名品「ウロボロス」を初収録!

表題作スタンレー・ホークの事件簿(1) 仮面

刑事 スタンレー・ホーク
管理課長(警視) アリスター・ロスフィールド

同時収録作品月光浴ールナティック

ジン・ミサオ、日本人精神科医
アリスター・ロスフィールド、警視

同時収録作品特別付録 ウロボロス

ジェレミー・スタイン/前世でラングレー
アレクザンダ・レラン/前世でアークライト

評価・レビューする

レビュー投稿数4

素晴らしい。こういうの大好き

本仁戻先生のコミックスの方から本作、小説にやってきました。
そしたら、なんと紙本なのに挿絵が無いではないですか!衝撃…あの麗しい本仁先生のイラストは表紙だけ…
しかし、内容は素晴らしい…!
山藍紫姫子先生の作品を読むのは初めてでしたが、「耽美の女王」の称号に偽りなし。
本作は、本仁先生のコミックス原作の「仮面ーペルソナ」ともう1編「月光浴ールナティック」、そして特別付録の短編「ウロボロス」の3編が収録されています。

「FILE 1 仮面ーペルソナ」
私はまずコミックスの方で読んでいるので、本仁先生が完璧にこの小説の筋と世界観を絵で表現しきっているのが凄いと思いました。
忠誠心が無く上司に楯突く刑事のスタンレー・ホーク、貴族的で血の通わないような美しさを持つ警視アリスター・ロスフィールド、神秘的な日本人精神科医・ジン・ミサオ。
そして局部を切り取る連続殺人事件。
目撃証言からロスフィールドを疑うスタンレーは、ロスフィールドを尾行します。そしてジンとのキスシーンを見てしまい、内なる衝動を抑えられない。
山藍先生の描くラブシーンは本当に凄いと思いました。「プレイ」としての表記ならばキスや正常位で特別な事はしてません。ですが、特にジンとロスフィールドの行為において、そのキス一つ、ただ手を重ね指を絡める描写、頬と頬を寄せて何か囁く描写、それらがもう美しくて官能的で、これが「耽美の女王」の文章なのか…!
この第1作「仮面ーペルソナ」ではロスフィールドの出自と思念が憑依する体質、それを鎮めるために存在するジン、ジンによってロスフィールドとの三角関係に巻き込まれたスタンレーのはじまりが描かれます。

「FILE 2 月光浴ールナティック」
冒頭から、ロスフィールドが浴びてはいけない月光を肌の隅々まで浴びる夜の描写から。
そしてジンと月光の下での快楽の交歓。いやー…ため息が出ます。これぞ耽美。
ロスフィールドを優しく抱きながらスタンレーへの嫉妬に燃えるジン。それでも「愛してる」と囁きあう2人。
この1編では、スタンレーとセフレの女性とのセックスシーンがありますので、地雷の方注意。
スタンレーは女性とのセックスに満足しながらも、ロスフィールドに強烈に惹かれている事を自覚します。


「特別付録 ウロボロス」
こちらはスタンレー・ホークシリーズではありません。
非常に美しくそして奇妙、恐ろしいお話。
中世?のヨーロッパでしょうか。貴族の元に現れた予言をする辺境者。彼の語る前世の因縁は…?
この2人は何度も何度も恋と死を繰り返す永遠を生きている…

2

ちょっと序盤が読みにくい

事件はかなり猟奇的。
でも、山藍さんの作品ですからね(笑
まあ、お馴染みでしょう。
ただ山藍作品の中では、外国人で外国舞台というのが気にならないようなら薄い(本当に)ですし、導入にはよいかもしれません。

********************
スタンレーはバージルシティ警察署の刑事、32歳。
記憶力抜群で、これまでも野生の勘で事件を解決してきました。

受けのロスフィールドは、管理官でスタンレーよりも年下ではありますが上官で、氷の美貌を持つ署の有名人。
********************

男の局部が切り取られる連続殺人。
そして被害者はみな、ゲイ。
そんな始まりの作品です。
ちょっと出だしはとっつきにくいかなあというのが印象でしたね。
別シリーズの『堕天使の島』の方が最初のとっかかりが良く内容はハードでも入っていけたのにおかしいなあとも思いますが、これも好みの問題なのかな。
ちょっと分厚い作品だったら、途中で投げ出してしまったかもしれません。
コミックを先に読んでいるのですが、そちらの方が読みやすいというのが個人的感想です。

あまり内容に触れない方が楽しめると思いますので詳しく事件自体には触れませんが、メインにはもう一人、署内のカウンセラーであるジン・ミサオがいます。
彼はロスフィールドとは色々な意味でただならぬ関係を五年間続けていて、恋人というならばスタンレーよりもジン。
ロスフィールド自身もジンへ依存していますし。
ロスフィールドにとっては今はジンだけいれば心の安寧は保てるのですが、いつかスタンレーに惹かれる時がやってくると察したジンが、ふたりに関係を持たせた形となっています。

こちらの作品、スタンレーと女性との絡みがしっかりありますので苦手な方は避けられた方が良いと思います。
そして事件はしっかりとは解決されておらず、謎を残したままになっておりますのでご注意を。
出来たら一冊にまとめて頂きたかったなと思います。

1

新しい試みだが…

これがシリーズものでなかったら、中立~萌の中間ぐらい。

スタンレー・ホークはヴァ―ジルシティ署の不良刑事。
オープニングの部分は山藍先生のHPでも読めます。

耽美でエロス祭典の山藍節はなく、むしろ短編集などでお目にかかる
ややブラックなミステリー方向、なのでありますが
だがしかし、ミステリー小説として読むとかなり物足りない。

イタコみたいな美しい男っていうコンセプトは悪くないけど、
どうもストーリーテリングが甘い気がするんですよ。
途中から細部の描写が弱くなってくるし。
そういうところは山藍先生、得意なはずなんですけどね…。

耽美調に語るミステリー小説、という新しい分野ではあるけれども
少なくともこの「Ⅰ」ではどっちつかずな印象が強いです。
ただし、Ⅱ以降から徐々に安定感が出てくるので、
Ⅰでギブアップしないほうがいいのも事実ですね。

それと、3Pはありません、念のため(笑)
ヤマーイ先生だからって、いくら小生がレビューしてるからって
エロエロとは限りません(笑)
ゆるい、不思議な三角関係はあります。三角関係というより、一種の共依存かも。




2

期待を裏切らない

読みたくて仕方なかった「スタンレー・ホーク」文庫版にて再登場です。
イラストがなくて、表紙だけっていうのがちょっと残念ではあるのですが、本仁さんによるコミックもそう遠くないうちにお目にかかれそうですので、それは良しとしましょう。
文庫・新装版は98年小説JUNEに掲載された短編が特別付録として載っていますので、それだけでもお買い得だと思います!

バツイチで自分勝手な捜査をする不良(w)刑事スタンレー・ホーク。
局部を切り落とされた男性の連続殺人事件が起きる中、美貌の上司であるアリスター・ロスフィールドによく似た人物の目撃談を得、今まで敬遠していたこの上司に注目しているうちだんだんと性的な意味で執着していくようになります。

事件としてもミステリー要素は充分にあります。
そのミステリアスさは、ロスフィールド自身にも、その隠された特異能力とともに怪しげな香りを発しています。
スタンレーはよくあるヤンチャおやじですv
彼のはすっぱさが、ロスフィールドの毒にやられて肉体関係に発展していく様はおとなの世界です。
一方、ポーカーフェイスでロスフィールドの何もかもを知ったような、彼の癒しとなる恋人で精神科医のシンの存在。
スタンレーによって、エネルギーの放出を、
シンによって精神バランスの癒しを、
二人から与えられる、ロスフィールドの三角関係はこれまた大人の世界。
事件を絡ませながら、この三角関係が進んでいく様はとても自分の好みの世界です。
時代は現代なのでしょうが、雰囲気として20世紀初頭の匂いを匂わせまる部分、耽美と呼んでいいのでしょう。

特別収録作品「ウロボロス」
これは中世の外国が舞台の話し。
死期を予言する預言者と、予言された王の衛兵との前世の因縁の話し。
サディスティックな歓びの前世に、そして永遠に結ばれることのない螺旋の運命が実に幻想的です。

通常の角川文庫として出ている本ですが、きっと冒頭のミステリー部分だけ見て何も知らずに本を買われた方は、男同志の性交が描かれる中身にびっくりするのかもww

5

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