スタンレー・ホークの事件簿(4) 冥罰

stanley hawk no jikenbo

スタンレー・ホークの事件簿(4) 冥罰
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
2
得点
17
評価数
6
平均
3.2 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
角川書店
レーベル
角川文庫
発売日
価格
ISBN
9784041006177

あらすじ

シリーズ最大の悲劇
堂々の完結!
美し過ぎる男たちの三角関係にも進展が⁉︎

ハンサムな仮面の下におぞましい性癖を隠し持つ画家、ルイス・クウェンティンに囚われたロスフィールド警視と、精神科医のジン。ルイスは苦悩に歪むロスフィールドの表情を描くことに至上の悦びを感じ、残酷に2人をいたぶっていく。刻一刻と状況が悪化する中、スタンレー刑事は2人を救うことが出来るのか。そして、美し過ぎる男たちの複雑な三角関係の行方は…。
ファン必読、めくるめく外伝も収録した、傑作シリーズ完結巻!

絡み合う愛の鎖とは……
スタンレー「あんたを独り占めしたいからな」
ロスフィールド「これ以上、わたしに入り込むな」
ジン「わたしの立場は揺らぎませんから」

表題作スタンレー・ホークの事件簿(4) 冥罰

スタンレー・ホーク、不良刑事
アリスター・ロスフィールド、警視

同時収録作品FILE 9 好奇心ーパンドラ

スタンレー・ホーク、不良刑事
アリスター・ロスフィールド、警視

同時収録作品FILE 10 呪いの骨

スタンレー・ホーク、不良刑事
ジン・ミサオ、日本人精神科医

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レビュー投稿数2

完結⁉︎

スタンレー・ホークのシリーズ第4作にして最終巻。
短編2編と、出版社によるあらすじによれば「外伝」が収録されています。

ところがですね…
これは完結してない、ですよね。いわゆる「外伝」も外伝というより新たな不気味な事件の開幕のようで、この1編がある事でスタンレー・ホークのシリーズが終わらない感じになっている。
こ、ここで終わり⁈という満たされない気持ち…

「FILE 8 冥罰ーリトリビューション」
第3作のFILE 7にて拉致され監禁され暴行を受けたロスフィールドとジン。
犯人は異常性格でもう絶体絶命、スタンレーは間に合うの⁈
間に合ったんですよー、命には。でもロスフィールドはレイプされてしまう…
連行されていく犯人に、ロスフィールドのさらなる能力?未来の予知のようなものと、呪いの思念をぶつけるような行為をし、犯人は何かを「視る」ようになって精神の均衡が崩れていきます。
ジンも重傷を負い、スタンレーは束の間ロスフィールドを独占…

「FILE 9 好奇心ーパンドラ」
本編の事件は、狂言誘拐からの仲間割れ殺人。猟奇性や耽美性は薄れています。
しかし、この事件で陥れられたスタンレーの名誉を救おうとするロスフィールドの行動が描かれ、ロスフィールドの甘さやジンの嫉妬心など恋愛面ではなかなか読み応えはある。
女性上司からエスコートを依頼され、ロスフィールドにワルツを習うスタンレー。
踊っているうちに欲望が抑えられなくなり、ドラゴンが火を噴いてロスフィールドを感応させてゆく。火のドラゴンを身の内に感じるロスフィールドは、同時に青い龍の焔を燃え立たせ…
その頃ジンも自室で胸の痛みを感じ、内腿の青い龍を浮き上がらせるのだった。
つまりロスフィールドを介して、霊的に3人が交わる…そんな3Pの実現。
ロスフィールドにとってスタンレーが必要な存在であることを認めざるをえないジンは、妬きながらも現実でも3人で寝ようと誘う…

スタンレー・ホークシリーズの本流的な話は一応ここまでで完結のようです。
ロスフィールドを頂点としての三角関係も、奇妙ながらうちうちで完結しているような。スタンレーとジンが違う愛し方でロスフィールドを共有するような3人愛です。

「FILE 10 呪いの骨」
不幸な事故や歴史を持つ「土地」は再び災厄を招く…
こんな考え方で「地歴探偵」となった男と、人骨をつぎはぎして1体の人体にして埋める、という事件、そして誰かが少年暴行殺人の犯人達をリンチする場面。
白骨死体が発見された現場の野次馬写真から、怪しい人物をあぶり出すスタンレーはじめバージルシティ警察の面々。
短編で、この白骨事件はここで終わってしまいます。
ただ、この1編にてスタンレーに対して非情なジンがスタンレーを煽りすぎて、欲望に火がついたスタンレーがジンを組み敷き、貫いてしまう…というシーンが描かれます。
ロスフィールドも後日気付き、スタンレーに説明を求める…というところで終わり!
え〜これからなのに!という感じですね…
ロスフィールドの内部に浸透しているジンを、ロスフィールドを抱くことによって感じる、それだけでなく、実際生身のジンを抱くスタンレー。
この3人の関係性や生活様式はこれからどうなるのか。
非常に読みたいけれどここで終わりなんて……⁉︎
とにかく情熱的で直接的なスタンレーの抱き方、ドラゴンに感応するロスフィールド、優しく抱くジン、思念に感応して乱れるロスフィールドの三角関係はなかなかに甘美で、たまらなく刺激的です。

1

ミステリアスな三角関係

死者と感応することができる美しすぎる警視とその2人の恋人(もちろん男)
という設定もだんだんこなれた感じになってまいりました。

前作「ドッペルイッヒ」から続いていた事件ファイルNO.8がようやく完結。
ネタバレはいたしませんが、まぁ、予想通りの結果だったかなと。
ただし、このエンドあたりから精神分析医でアリスティアの恋人・ジンの言動が
予想外なものになっていきます。

大金持ちで、アリスティアのソウル・メイトとも言えるジンですが、
この巻ではあたかも変態オネエのごとし。
Ⅱでは神秘的な騎士のようだったのに、なんという変わりよう。
File9はあっけなく終わってガックリきたのですが、
一方、File10で今度は不可解な白骨死体が見つかります。
おそらく、これはのちの「タリオ」シリーズに多大なインスピレーションを与えているもので、時系列ごとに書く手法もタリオまんま。
また、それまでは人、および事件には積極的にかかわろうとしなかったアリスティアが
自主的に事件を解明しようと動き出します。
ここらへんもタリオの桜庭那臣と共通性が高いですね。
スタンレー、ジン、アリスティア三者三様があやしく絡み合い、
仲いいのか悪いのかわからん関係がよりクローズアップされているゆえ、
前作よりもミステリー要素は薄まっていますが、File10はまだ終わりを迎えておらず、
今後、アリスティアがどう活躍するかが楽しみではあります。

最後にもう一つ、サプライズがあります。
スタンレーとジンの関係に新しい?進展がありました。
かなり意外な展開です。

2

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