怖がりヤクザに懐かれまして

kowagari yakuza ni natsukaremashite

怖がりヤクザに懐かれまして
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
餡玉 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
にむまひろ 
媒体
小説
出版社
こはく堂文庫<サークル>
レーベル
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

関東の片田舎にある白水神社の跡取り息子・桐ヶ谷 紬(17)には、普通の人には見えないものが見える——

二年前に母を亡くし、さらに父親が過労で倒れてしまったため、紬はたった一人で神社を預かっている。寂しさを抱えながらも静かな生活を送っていた紬のもとに、ある日、ヤクザが大挙して押しかけてきた。紬の前に現れたのは、背中に数多の悪霊をくっつけた美形ヤクザ、真行寺組若頭・真行寺 椿(27)。夜ごと繰り返される金縛りやポルターガイスト現象に心底怯えている椿は、『金はいくらでも払うから助けてくれ』と必死の形相で訴えてくる。どうにか無事にお祓いを終えた紬だが、その後も椿はしばしば霊障を引き起こし、紬のもとを訪れるようになり──

表題作怖がりヤクザに懐かれまして

真行寺椿,27歳,鳳雅会真行寺組,若頭
桐ヶ谷紬,17歳,高校生

レビュー投稿数1

コミカルな年の差もの

イラストレーター(漫画家)さんきっかけで読んでみました。kindle unlimitedでも読めます。

ちょっと長めのお話。餡玉先生、初めて読みましたが面白かったです。タイトルどおりのストーリーで、ヤクザに懐かれてしまったのは霊が「視える」男子高校生。擦れてなくって真面目な子がヤクザに惚れられちゃうなんて…。大阪弁バリバリのコメディで、ホラー色は全くありません。霊に取り憑かれてしまう理屈やお祓い方法は簡潔だけれど説得力があって、違和感なくコメディ一直線で楽しめました。

攻めの美形どヤクザな椿が魅力的なので紬はもちろんのこと、椿と同じ施設育ちで兄貴分の忍海、組長側近の遊佐、舎弟の宍戸──。彼らと椿の裏の関係性にめちゃくちゃそそられました。

セリフには勢いがあるし、キャラが生き生きとしていて、受け攻め以外のスピンオフが読みたくなりますね。個人的には警察庁に勤務する忍海が気になっちゃってます。

紬が素朴で真っ当なので、彼目線を基準に据えた上で、裏社会のドンパチやオカルト要素がのびのびと描かれていて純粋に笑えました。描きようによっては暗かったり深刻にもなりそうな設定なのに、一貫してコミカルに終始しているところに作者の力量を感じましたね。

椿も人間はもとより、猫やら犬やらに取り憑かれちゃって、かわいいやら気の毒やら…笑
若頭としての面子も丸潰れ。だけど、凄味があって腕力も強いので、やんちゃ臭さとのギャップに紬ともども痺れちゃいます。おぼこな紬もかわいいし、個人的に椿がなんたって萌えキャラでした。ヴィジュアルの希望としては長髪めのイメージだったけど…。

エロがいつもいいところで寸止め状態で、お預けくらい続けたのも、紬の成長に合わせてくれているんだろうなと愛を感じました。いかにもあんあん♡なエッチシーンにだいぶ慣れてきましたが、濡れ場はこれくらいピンクがかってなきゃダメなのかな…?最終的には読み手の好みに拠るのでしょうけれども。

web小説そのものに馴染みがない者にとっては色々と新鮮でした。webだと作者さん裁量の更新スタイルでしょうから一章が短く、人によっては章ごとにタイトルがつけられていたり、セリフに「♡」が入っていたり。ノリがよくてサクサク読めますし、瞬時に映像が浮かぶのでアニメ作品みたいに次回の更新日が待ち遠しくなるのがよくわかります。商業作品とは異なるしきたりや創作文化を少し知ることができて勉強になりました。

ある程度章をまとめて詳細なタイトルを外したら、もっとすっきりと読めたかも。一気に読みたい派としては、章ごとに一時停止されちゃうと逆に読みにくく感じるかもしれないなと思いました。

1

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