素晴らしきこのクソ世界

subarashiki kono kusosekai

素晴らしきこのクソ世界
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×29
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
101
評価数
24
平均
4.3 / 5
神率
45.8%
著者
たうみまゆ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発売日
電子発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784253154987

あらすじ

サラリーマンからヤクザに転身したαの橘は、βの若頭の五嶋の下で共にΩ風俗のケツ持ちをしている。実は、橘は五嶋を密かに監視するよう命じられていたのだった。βで若頭に登り詰めた五嶋の知られざる秘密とはーー!?

表題作素晴らしきこのクソ世界

橘ヨウジ,α,元リーマンのヤクザ
五嶋八代,β,満島組の若頭

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

オメガバ×裏社会に見る正解

あくまで個人的な意見を申しますと、オメガバ作品はあまり得意ではありません。産まれ持った能力差による階級差別のある世界をエンタメとして求めていないのと、その世界そのものに萌えを感じないからです。
でも、そんなオメガバの世界にさらに裏社会という設定が混じると、こんなにシニカルながらも強いメッセージを発する作品になるのか…と目から鱗でした。

「人間がこんな 生まれながらに身分階級がない生き物やったら こんな理不尽な世界やなかったんちゃうかと 思う時がある」

この作中のセリフがそのまま現実社会への訓戒のように思えてとても印象的でした。
この現実の社会ではオメガバの世界ほど明確な産まれながらの身分階級差はない筈なのに、これほど人種差別、性差別、あらゆるマイノリティ差別が起こっているのはなぜなんだろうと考えさせられます。作中での五嶋の葛藤は、現実世界で今まさに起きている差別問題に置き換えても考えられる…。

商業BL、オメガバと言う設定、さらには1冊完結作品内で、こんなにも風刺の効いた濃厚なストーリーが表現出来るのはお見事です!

完成度が高いだけに、関西弁監修はされているのか、ネイティブ関西弁の方が見たらどう思うかは、ほんの少し気になるところではありますが、その他にもオリジナリティある設定のレイコさんと言うサブキャラクター、和彫×和彫という性癖を刺激する色気ある絡み、物語のキーとなる組長のお話、そして何よりも、最高のラストシーン!オチが秀逸な作品が大好物なので、久々にわぁ!と声が出てしまうぐらい良いラストでした!

たうみ先生だからこそ描ける、オメガバ×裏社会という濃厚異色ミックスの今作に対してこの意見を抱くのも変な話ですが、個人的にはこれ以上真っ当なオメガバ作品は無いんじゃないかな…とさえ感じる素晴らしい作品だと思いました!

3

組長!!!

たうみまゆ先生の新刊

先生の漫画を読んでいつも思うのは、ストーリーが作り込まれていて大変面白いのだけれど、なにぶん絵にBL漫画的色気を…少なくとも自分はあまり感じないこと。大変失礼なのは百も承知で、この原作で、裏社会ものの得意な漫画描きさんがバリバリの熱く華やかな演出つけて描いたらもっと…と思わずにはいられない。私はそうなだけで、絵柄とストーリーがバッチリあってて大好き!って方ももちろんいらっしゃると思う。

前も別のたうみまゆ先生の作品のレビューに書きましたけど、決して絵が下手なわけではなく、むしろ好きな絵柄なんです。今回、五嶋の刺青なんかは色気を意識されてるなという気はしましたが。表紙も艶がある…
人物の顔が入ったコマが多すぎるのも特徴な気がする。引きや風景で感情や余韻がもっと掻き立てられる余白を……とお前は何を偉そうにというね。1巻に収めるには登場人物の量もお話も盛り沢山だし、面白いだけになんとももどかしい気持ちである。

満島組長、熱い

電子限定描き下ろし 結婚式漫画1枚
シーモア限定描き下ろし 家族漫画1枚

萌〜萌2

2

読み応えありました

ヤクザ受けが割と好きなのと、表紙の雰囲気に惹かれなんとなく購入したのですが、全くの予備知識無しで読んだのでオメガバースものだって知らなかったんですよね。
あまり進んでオメガバース作品を手に取ることはないのですが、このヤクザ×オメガバースの設定にハマりました。

元リーマンで半年前にヤクザになったα、橘とβで若頭にまでのし上がった五嶋というオメガバースならではのキャラクター設定にも裏があり、ネタバレを読まずに楽しんで欲しいです。
あれ、もしかして?もしかして?と思いながら読み進めて行って欲しい作品です。
最後までハラハラします。

裏社会のアレコレ、オメガバース世界の格差社会など重めのストーリーですのでそういうのがお好きな方にもオススメですし、ヒートが来たからHしまくるみたいなストーリーじゃないので私の様にオメガバースが好みじゃない方にも良いかと。
糖度は控えめですが、五嶋の色気が後半にかけてダダ漏れてくるところが萌えどころでした!

作者さんの作品を初めて読んだのですが、他の作品も読みたくなりました。

4

信念を持つ男たちのカッコよさよ

たうみ先生のオメガバースもの、×ヤクザ。いや、これ面白くないわけないよね?ということで発売を心待ちにしていました。

ダークで、シリアスな描写はてんこ盛り。
このダークさの中に、萌えが滾るってどういうこと?めっちゃ良かった…。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はヤクザの橘。
大企業の子息で、αで、明るい未来しかなかった彼だけれど、とある事情から彼はヤクザへ転身することに。
現在彼は満島組の若頭である五嶋と共にΩ専門の風俗でケツ持ちをしている。

が、実は橘は五嶋の監視として送り込まれたスパイで―。

というお話。

ストーリー展開が実に秀逸です。

橘がヤクザに転身した理由。
五嶋を監視することになった経緯。
そして、五嶋の監視「される」ことになった、その理由。

少しずつ真相に迫っていき、さらにそこから二転三転するストーリー。グイグイと、この作品の持つ世界観に引きずり込まれていきます。

ストーリーも面白いのですが、とにかく登場人物たちたちがカッコいいの。

駆け引き、裏切り、本質を見抜く力。
敵か味方か。
何を信じればいいのか。

そのバランスが絶妙なんですよね。今作品は攻めである橘視点で進んでいきますが、彼の目を通して見えてくる「五嶋」という男性のなんとカッコいいことか。己の力だけで、信念を持ち裏社会を駆け抜けて生きてきた五嶋に、悶絶しっぱなしでした。

今作品はバックボーンがヤクザの世界なので、痛いシーンがてんこ盛り。
その闇の部分に、五嶋は自分の信念で切り込んでいく。

序盤掴みどころのなかった橘が、五嶋と出会い、そして彼自身逞しくなっていく様も非常に良かった。

で、この結末。
もう何よ、このハートフルな感じ。

幸せになりやがれ!

と、心の底からエールを送りたいです。

あ、あとこれだけは言いたい。

レーコさんがカッコよすぎて惚れました☆

6

自分らしく生きるために…

オメガバース×ヤクザという異色の組み合わせが最高にかっこよかった!
格差、性差、階級差……差別に溢れたオメガバースの世界。
その世界に一石を投じる「反社」としてヤクザが描かれてるんです。
いやー、めっちゃ痺れた♡


βから若頭にまで成り上がった五嶋の下で働く、元リーマンαの橘。
風俗のケツ持ちをする中、Ωをターゲットとした粗悪な薬物が横行していることが分かってきます。
薬物嫌いな五嶋の指示で調べを続ける橘でしたが、実は橘には別の使命があり……と、展開。

五嶋がとってもセクシー♡
弱者に優しく、頭が切れる魅力的な男として描かれています。
その五嶋を秘密裏に見張っている橘。
そして、五嶋には大きな秘密があり……

ハードな世界観の中に潜む優しさや愛が良かったです。
性差や階級差なんかより、仁義と忠義に基付く信頼関係が勝る任侠の世界に魅せられました。

「お前には〝嗅ぎ付けられる〟と思ってたよ」

五嶋の秘密と橘の想い──
惚れた男を守ろうとする番犬・橘が、カタギからどっぷりヤクザの世界に浸っていく姿にもグッときました。

薬物横行の黒幕は?
二人の恋路は?

ミステリアスな五嶋が橘によって性を解放していくところは妖艶で、オス同士のやり取りがかっこよかったです!
刺青も好き♡

〝才気があれば誰でものし上がれる〟というオメガバースにおける理想を、ヤクザの世界として描いているところがすごく面白いと思います。
恋愛だけに焦点を当てない、深い人間ドラマに魅了されました。
女性αのレーコと組長がこれまたかっこ良かった♡
意外な展開のラストもほっこり出来て良かったです。

5

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