誘淫オメガ―season2―

yuuinn omega

誘淫オメガ―season2―
  • 電子単行本
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
32
評価数
8
平均
4 / 5
神率
37.5%
著者
砂床あい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレードパール文庫
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

信じているし、案じているし、愛している

囮捜査官の瓜生は、Ω連続不審死事件が続く聖サリエル精神医学専門大学に潜入する。恋人であり、信頼する上司・司波宗久の《武器》として、瓜生はある決断を……

聖サリエル精神医学専門大学――通称SloPでは、学費無料の奨学制度を設けて社会的弱者たるΩ学生に救いを示す裏で、その不審死が続いていた。警視庁刑事部捜査第一課特別捜査班第五係に所属するΩ囮捜査官・瓜生希は、学生と偽り潜入捜査を開始する。恋人であり、オペレーション・パートナーでもある上司・司波宗久の唯一無二の《武器》として。やがて明らかになっていくおぞましい制度を前に、瓜生は司波にとある提案をするが…。一方、「囮を捨て駒にせよ」との上層部の圧力が司波に迫り…「誘淫オメガ」season2開幕!

表題作誘淫オメガ―season2―

司波宗久,オペレーション・パートナーで上司,α
瓜生希,警視庁刑事部捜査第一課特別捜査班第五係の囮捜査官,Ω

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

鷲見が好きです

前作から続けて読みました。
オメガバは苦手なのですが、作家さん買いです。

オメガバは作品によって基本の設定が微妙に違いますので、今まで読んだオメガバで多かった設定とは違う部分が作中にあったりすると、あれ?と思うこともあります。
例えば、とある作品はβはΩのフェロモンを感じないですが、別の作品ではβもフェロモン感じたり。(そういう細かい違いがオメガバに戸惑う理由のひとつ)

この作品はそれほど特殊な設定はないのですけど、一般的にΩがαを産むという設定の細かい部分が書かれていないので、αが産まれる確率とか必ず産まれるのかとか、詳しいことは分かりません。
ですが、αを産むΩという設定には違いないので、前作の神代のように、αを産むΩを殺してβだけの世界にしようとする犯罪心理は理解できますが、今回はαだらけの全寮制の精神医学大学が舞台です。
当然エリートαやβが多く居て、寄ってたかってボトムのΩを蹂躙してストレス発散の玩具にするのですが、あれだけαがいたら自分の母親や身内がΩという人もいるのではと思うのですが…
前作の感想でも書きましたが、その辺の世間的な倫理観どうなってるのかなと…
特に、αには特性としてそういう倫理観が欠如した人間が大多数な裏設定があるのかなと思ってしまうほど…
瓜生の幼馴染も中学生で死に追いやられるほど、子供の頃からΩ迫害が当たり前の世の中なのかなと。(そのあたりの教育はどうなってるのか?)
警察も瓜生を殺して使い捨てようとしますし。
なんか、そういう世界にモヤモヤします。
Ωを家族に持つ人間はいるはずなのに、人として扱われなさすぎて。
特殊な事件を扱う警察の話なので、登場する悪人も特殊で事件も特殊なだけで、世間一般はもっと常識的なのかもしれませんが…書かれていないことは分かりません。

英はαですが、ネメシスと同じような思想でΩを毛嫌いしてますし、αが多いと思われる警察上層部もΩを使い捨てにしますが、Ωが居なくなればαも減るのでは?α優性思想なら、むしろΩをαの伴侶として保護した方が良いような気がしますが…

引っかかるのはそういう部分だけなので、今回もストーリーはとても面白かったです。
今回は潜入捜査なのでかなり緊張感があり、ドキドキして読みました。
司波との仲も特別(運命の相手?)な感じがより一層強まって良かったです!

鷲見は最初怖いキャラかと思いましたが、当て馬としてかなり魅力的に感じました。
最後はあんな終わり方なので続きがあると信じてますが、本編とは別に鷲見のスピンオフが読みたいです!
オメガバ苦手と言いつつ、魅力的なキャラが多くて面白いです。

今回は電子レーベルからの発売ですが、私は電子派なので紙書籍が無いとは知らずに2巻セットで買いました。
電子書籍は世間的にはどちらかというと紙書籍の副産物的な印象で、紙より誤植が多くても仕方ない気がしてましたが、電子レーベルなら電子がメイン媒体になるわけで、それなら校正もきちんとしてほしいです。
前作の電子版も目立つ誤植がありましたが、今作は誤植の数は前作よりもかなり多いです。
例えば、

寄るる(寄る)
セットしットし(セットし)
シャワーで紙の泡を流して(シャワーで髪の泡を流して)
使いた(使った)

など、かなり目に付きます。
他にも、最初の方は瓜生の名前にふりがなが付いてますが、「うりう」になってます。
後書きに、電子レーベルでワンコインなので、ページもイラストも少ない…とありましたが、代わりに(?)誤植が多いのはいただけないです。

1

ちょっとやりきれない

「誘淫オメガ ~ハニーポット・オペレーション~」続編になります。
season2となってる通り完全な続きものなので、ご注意下さい。

で、こちら、オメガ性自体を利用して囮捜査官として活躍する主人公・瓜生と、前作でそんな彼と公私共にパートナーとなった上司・司波による、警察ものでありオメガバース作品になります。
前作が大変好みだった為、発売をめちゃくちゃ楽しみにしてたんですよね。
で、実際お話もラブ面もすごく面白かったんですよ。

えーと、今回の捜査対象が「聖サリエル精神医学専門大学」。
学費無料の奨学制度を設けて社会的弱者たるΩ学生を受け入れる一方、学生の不審死が続く。
そこで、学生達の謎の死を探る為、瓜生が学生と偽って潜入しー・・・と言う流れ。

続編と言いますと、前作から主役二人の関係が更に進化するというか、深まる所が見処だと思うんですけど。
今回、既に二人は恋人同士。
で、個人的に一番心に響いた部分なんですけど、司波の瓜生への信頼でして。

瓜生ですが、前作に引き続き強い信念を持つ熱い男なんですよ。
彼が囮捜査官になった理由ですが、一人でも多くのオメガを救う為なんですよね。
今回もかなり危険な状況に置かれますが、そんな時でもその信念の元、決して諦めずに立ち向かう。

で、そんな無鉄砲とも言える瓜生をですね、学園の外からサポートする司波。
いやね、危険と分かっても思うがままに行動させ、見守り続けるって、司波の素晴らしい胆力に感嘆と言いますか。
こう、捜査官である瓜生を、彼は誰より信頼してるし何より深く理解してるんですよね。
これは、前作では見られ無かった。
いや、見られたけど、更に厚くなった。
本当、警察ものとしても恋人同士である二人のラブ面でも、めちゃくちゃ面白いし何よりすごくすごく萌えた。
素晴らしい作品だと思います。

で、何でこの評価なのかですが。

いや、いやね、前作に引き続き、オメガが相当悲惨なんですよ。
前作に引き続きと言うか、より悲惨。

えーと、この学園内では「ボトム」と言う最下層のオメガが一人決められてるんですよね。
ボトムになるとアルファのエリート学生から教師から好きに犯され、弄ばれ・・・って感じで。
要は、エリートや他のオメガ学生の為の生け贄的存在になるんですけど。

で、潜入捜査で瓜生はボトムの存在を知り、更にこれまで不審死を遂げた学生が皆ボトムだったと突き止める。

これね、お話としてはめちゃくちゃ面白いのですが、とにかくそのボトムが虐げられる描写が残酷過ぎて、もうゴリゴリ心を削られちゃって。

瓜生の同室者が前任者の退学によりボトムに選ばれますが、複数で犯され、心への傷だけじゃなく、身体にもひどい傷を負いって感じで。
アソコに花火を突っ込んでヤケドとか、止めてくれよ・・・。
学園から抑制剤として支給される薬自体も避妊薬と媚薬のカクテルとか、それで最終的には廃人とか、止めてくれよ・・・。
そこまでガッツリ描写されてるワケでは無いですが、サラリと書かれてるとも言い難いんですよね。
なんと言うか、読んでて本当に痛い。
彼等の末路まで、救いがない。
主人公である瓜生自体も、かなり痛い目に遭いますしね。
麻酔してあげて。
せめて、せめて止血してあげて。
瓜生じゃなくて私が悲鳴を上げそうになったよ

いや、う~ん?
前作の被害者ですが、読者とは直接関わりが無かった為、まだよかったんですよ。
でも今回の被害者は瓜生の友人として笑い怒りと、しっかり私の中で生きたキャラになっちゃってた。
だから、彼がよってたかって玩具にされてるのがこんなに辛いんだと思うんですけど。

まぁそんな感じで、お話としてもラブとしても本当に面白いし萌えるんですけど、オメガのキャラに対する悲惨すぎる描写で精神を殺られたので「萌」で。
ただ、今現在の私の状態がちょい弱ってるから無理だっただけで、元気に満ち溢れてる状態ならまず「神」にしたと思います。

そんなワケで、すごく面白いお話ではあるんですけど、弱ってる方や疲れてる方は避けた方がよろしいかと。
私もちょっと今、眠れないくらいショックとダメージを受けてるんですけど、また元気になったらじっくり読み直して楽しもうと思います。

それにしても、オメガを人間扱いしてないのが学園だけじゃなく、救おうとする警察側もってところが皮肉すぎて目眩がしますね。
学園はオメガの生徒を、警察は瓜生(囮捜査官)を完全なモノ扱い。
だから、彼等がこれほど悲惨な目にあう。
泣ける。

9

世界観が

『~ハニーポット・オペレーション』からぶっ続けて読みました。

前作と比較して2人の関係はより強くなり、なおかつ『デレる司波』も見られます。なので、恋愛部分は読んでいて楽しい。

ちょっとばかり引っかかったのは、作られた世界観に「?」と感じることなんです。
出版社あらすじには、聖サリエル精神医学専門大学でのΩ連続不審死事件を潜入捜査し『やがて明らかになって行くおぞましい制度』に気づくことが書いてありますが……この制度、倫理的な良し悪しを別にして、非合理的だと思うんですよ。あまりにもコスパが悪すぎる。

ここの医大は上意下達がしっかりしているワンマン経営なんですけれど。
大学を併設している病院って、ある程度大きな法人だと思うんですね。これだけの違法をやっちゃうってのは、関わる人が多いと難しいんじゃなかろうかと。
ガタイがデカい組織の中での偏見や差別って、むしろ上位下達が崩壊し、コントロールできなくなってしまった職員個々の感情が暴走してしまって、思いもよらぬことになってしまう、っていうのがありがちですし、怖いことだと思うんですよ。

起きている事件は凄惨なんですけれど「いや、それはないんじゃないかな」って思っちゃうんです。実際にはモンスターがいて事件が起きることってあまりなくて、社会環境の中でモンスターが育っちゃう、っていう方にリアルを感じるんですけれども……

このシリーズは、キャラが立っているって言うんですか、愛着を感じる2人なので、続きがあれば読みたいと思っているんですね。
なので、ちょっとばかり引っかかった処を書き連ねました。
お目汚しいたしまして失礼しました。

5

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