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表題作テイクミーホーム

ダレン・ブラッド
α,会社員
根住圭太
Ω

同時収録作品ハウトウキャッチアスター・ハウトウキャッチアスター~The light of my life~

トーマス・ダンストン
アビーに憧れ,タトゥーショップ社長
アビエル・ハーマン
かつての飛び込み選手,会社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・漫画

あらすじ

海を越えて出会った2人は…言葉も通じない!?
この恋、いったいどうなる!?

国境を越えて見つけた運命の恋。
会社員のダレンは、αであることにプレッシャーを感じながら生きてきた。
ある日、帰宅途中に路地裏で苦しそうにうずくまっている日本人の青年・圭太と出会い、助けを求められる。
しかし彼は、発情期真っ只中のΩだった!
一文無しで抑制剤もない圭太を連れ帰り、必死に看病したダレンだったが、翌朝、目覚めた彼に「お礼がしたい」と体の関係を求められ──…。
美しい日本人旅行者の彼には、どうやらこの国を訪れた理由があるようで…?

Ω嫌いのエリート《アメリカ人α》×番を解消された《日本人Ω》の、 愛と癒しに満ちたオメガバース。

作品情報

作品名
テイクミーホーム
著者
m:m 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815501594
3.9

(98)

(35)

萌々

(36)

(21)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
11
得点
384
評価数
98
平均
3.9 / 5
神率
35.7%

レビュー投稿数11

沢山の人に読んで欲しい作品です!

m:m先生のテイクミーホーム
オメガバーズ物のBL作品ですがヒューマンドラマの割合が大きく4話完結で本当に素晴らしくストーリーがまとまっています。
エリートαのダレンとΩだけど妊娠できない日本人の圭太
言葉も通じないし文化も違う2人が少しずつ心を通わせていって幸せになる2人のストーリー沢山の人に読んでもらって心をほかほかにしてもらいたいです。
単話での発売もありましたが、後日談の書き下ろしを読んでこそ完結するお話だと思うので、是非コミックス版で読んで欲しいです。

21

読後感がいいです

オメガバースじゃなくても成立しそうなお話でした。
βの家庭に生まれたオメガが主人公です。

αの家に嫁ぎますが子供が産めないことが理由で番解消。βになるための手術を受けるために海外にいきますが、その話しは詐欺で、路頭に迷って発情したところでもう一人のαの主人公と出会います。

少し反発したりしますが、歩み寄って生活をしていくにつれ自然にひかれあいます。


画力が安定してるし、展開に無理もなく痛すぎもしない内容なので、女性みたいな受けが苦手な方にはピッタリかと思います。

この2人、あまり発情に左右されないのでオメガバース設定なくても充分成立しますが、それぞれが抱えるなやみはオメガバースをうまくつかっているので、ホントに展開に無理のない綺麗な進み方します。

最後まで話のもっていき方がよくて、その後の話も収録されているので、気分よく読了。
アンソロに掲載されたおじさんBLも二話はいってます。
画力は壮年もうまいし、老年もうまいし、オメガバース設定生かして子供も描いているもの読みたくなりました。

作家買い候補にいれとこうと思います。

8

同時収録作もお見逃しなく!

温かさを感じる表紙が素敵!
オメガバース・国際交流をベースに、心に傷持つ2人の救済を描いた感動作でした。

人を見下しながら生きるダレン(α)は、ある日生き倒れの日本人・ケイタ(Ω)を拾います。
住む場所もお金もないケイタは、お礼にと身体を捧げてきて……

英語と日本語、言葉が通じない2人が何とかコミュニケーションを図ろうとするところが可愛い。
傲慢に見えたダレンは優しくて面倒見のいい男ですが、〝種馬〟として扱われてきた過去をもち、性的な事に嫌悪を抱いているところは悲しかったです。

一方、子どもができないことを理由に番を解消されたケイタは、自分は役立たずで、価値があるのはセックスに使える身体だけだと思っている悲しい青年でした。

助けを求めている人を放って置けないダレンと、そんな彼を〝いい物件〟として見ていたケイタが、言葉の壁を乗り越えながら本気で惹かれ合っていく姿に萌え。
ダレンの英語レッスンが楽しそうでほっこりです^^

2人の間にはαとΩである事は関係なく、子どもが生めないケイタの事も難なく受け入れるダレンに胸アツ。
オメガバースらしくないと言えばらしくないけど、運命とか本能なんて関係なく恋に落ちていく姿が素敵でした。

ハイスペックなイケメンαなのに、Hなことに全く慣れてないダレンに胸キュン♡
ラストは心も身体も結ばれ、家族にも認められて感動でした。

同時収録作がまた素敵!
小さい頃に一目惚れした水泳のスター選手を、30年以上も思い続けて捕まえるお話です。
50代と40代での再会、年下トムの猛烈アタックに劇萌え♡
幾つになっても一途でわんこな年下攻めって素敵なんですねえ。
新たな萌えツボを発見してしまいました‼︎

もうスターじゃないし、トムが見ているのはかつての自分だし。
……と、悩みまくる50代のおじさん・アビーも可愛く見えて堪りませんでした。

6

しがらみのない まっさらな愛は こんなにもうつくしい

じわりじわりと浸透してくる読み心地でした。
読み終えた後に心に残るのはほんわかとした温かさ。
オメガバース作品ならではの切なさを描き、
運命的な出会いによって救済される男たちの愛の物語でした。

αで会社員のダレンは、過去のトラウマから
他人と距離を置くようにして生きてきました。

ある日、会社帰りに路地裏で蹲る日本人青年を見つけます。
その青年・圭太はΩで運悪く発情中で、
ダレンに助けを求めると意識を失ってしまいます。

Ω嫌いなくせに、本当はお人好しのダレンは
圭太を捨ておくこともできず、家に連れ帰り看病します。

そして、その出来事をきっかけに国籍も言語も性別も違う、
心に傷を負ったダレンと圭太の二人暮らしが始まります。

β家庭に生まれたΩとして、家族の期待を背負ってαに嫁ぐも
不妊が原因でパートナーから番を解消されてしまった圭太。

幼い頃からΩとしての役割を自らに課し生きてきたため、
離縁されたことで自分の存在価値を見失ってしまいます。

自分だって傷ついているのに、圭太が思いやるのは元夫や
家族のことばかりで、自分がちゃんと愛されていたことに気が付けず、
“役立たず”と自分自身を貶めてしまう姿が健気で、不憫でした。

そして、居場所を失い、絶望した圭太が故郷を離れ、
向かった先はアメリカでした。

そこで出会ったのが一見高慢そうで、実は世話焼きで繊細なダレンでした。
彼もまた不幸な過が原因で誰のことも愛せない苦しみを抱える人間でした。

幼い頃からαとして勝手に役割を押し付けられ、利用され、
傷ついても誰からも顧みられない孤独を抱えてきたダレン。

育ってきた環境のせいで、利害抜きに純粋な愛情だけで
人と寄り添えることを知らない点や性別ではなく一人の人間として、
ありのままの自分を必要とされたい欲求を抱えている点では
二人は似た者同士なのかも。

そんなダレンと圭太が同じ時を過ごし、寂しさを埋め合うように
少しずつ想いを通わせてゆく日々がいとおしかったです。

生産的だとか非生産的だとかそんなものは関係なく、
心が欲するままに求め合うセックスは「愛の営み」という言葉が
しっくりくるようなあたたかさが溢れていました。
しがらみのない、まっさらな愛はこんなにも美しいんですね。

トラウマから怖々と触れながらも圭太の美しさに見惚れ、
欲情し、夢中になって抱くダレンが可愛かったです。

居場所のなかった二人が見つけた心安らぐ“マイホーム”。
最後の「ただいま」と「おかえり」がもたらす優しさに胸がぎゅっとなりました。

書き下ろしは後日、圭太の実家にやってきたダレンのお話。
恋人の実家で大きな図体でどこか所在なさげな姿が可愛らしいです♪
おばあちゃんとダレンの圭太への愛のこもった“約束”が沁みました…(泣)

二人が結ばれるまでが丁寧に描かれていたのは
とても良かったのですが、その後のイチャイチャが少々物足りず。
贅沢を言うと、二人のこれからの甘い生活をもう少し覗き見したかった…

同時収録の『ハウトウキャッチアスター』
『ハウトウキャッチアスター ~The light of my life~』は
40代と50代のおじさんたちの情熱的な恋を描いたお話でした。

幼い頃、当時高校生で飛び込みのスター選手だった
アビエル・ハーマンに心を奪われたトム少年。

時は流れ、30数年後。
髭モジャでタトゥーだらけのおっさんになったトムは
偶然憧れのアビーと再会を果たします。
年甲斐もなく、人懐こい犬のようにアビーを追い回し、
情熱をぶつけるもそっけなく躱されてしまい…

個人的にトムは胸毛までモジャモジャしてそうと思い込んでいました(笑)
アビーは若き日の美青年がそのまま年を重ね、上品な初老になっていました。

友人でも知人でもなく、ずっと近くにいたわけでもなく、
ただの憧れの相手に幼い頃に抱いた熱を大人になっても
30年間近くも持続させ続けるって中々できませんよね。
そういう意味でトムってすごい…

最後は仕事も家族も投げ打って、恋人を選ぶという
ロマンチックなラストに胸熱でした。まるで映画みたい!
カバー下ではレアなアビーのヤキモチが見れます♪

5

素敵。

初読みの作家さんでした。

ほのぼの温かそうな雰囲気の表紙は本編の数年後なのでしょうね。

作中はわりとダレンは圭太に厳しめな部分があったり、オメガバースならではの重い事情もあったりして
表紙からのイメージとはだいぶ違う作品だな、という印象でした。

とはいえ、出会った当初の険悪ともいえるような関係から
徐々に心を通わせてお互いに求め合うまでの日々はとても温かなものだったし
辛かった過去ごと乗り越えたふたりの想いには感動もありました。

圭太のことを「ドブネズミ」と呼んだダレンが
心を重ねて「綺麗な生き物」と愛おしそうに見つめる日が来るなんて、本人も思わなかったでしょうね。
空港でのハグ、とっても素敵でした。

5

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