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表題作本日のspecial

鳥海嵐:少年刑務所経由で小説家「海藤嵐」となる。
佐々本有希:カフェ「SA-SA」ウェイター。

その他の収録作品

  • 初めてのお料理

あらすじ

文学賞の栄光と付きまとう過去の狭間で人間不信に陥り、
他人との接触を自ら避けていた嵐。
その嵐の表の顔を慕って近付いた有希は彼の過去を知って
一人の男としての彼を想う様になり…。

作品情報

作品名
本日のspecial
著者
祐也 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス
発売日
ISBN
9784592204343
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

強面に見えるその内面は、お子様

攻めは過去に少年刑務所に入っていた過去があって、強面ですがその実態は、ただの寂しがり屋で気分屋なお子様です。
お子様な面はあるのですが、二面性があるタイプが好きなので好みでした。
なによりも、見た目が可愛いにも関わらず、性格が男前な受けの有希の虜になりました。
とにかく、受けが頼れるし、カッコイイです。

元少年刑務所出の小説家・海藤嵐(本名:鳥海嵐)激情家メガネ攻め×SA-SAウェイター・佐々本有希 気丈受け
自炊はしない嵐が通っているカフェで、店員の有希がなれなれしく話しかけてくる。
強面と言われる嵐がガンを飛ばしても、全く怯える様子がない。
HPの企画だと編集に頼まれて、SA-SAの食事の写真を撮って送ったら、有希に小説家の海藤嵐だとバレてしまう。
傷を刺激されて凄んだら有希に怯えられたが、その後で逆に謝られた上に笑顔でまた訪ねてくれて。

18歳の時に傷害と放火の罪で少年刑務所に、嵐の文章に惚れこんだ重盛に小説を書くように勧められて、その小説が植木賞を取る。
その後も似た路線での小説を頼まれたりするが、重盛以外の編集は怖がって近くに寄ってこない。
自分でそういう小説を書いていながらも、自分の中ではまだ過去を消化出来ていない。
無防備にファンと言われて近寄られるのも、嫌で。
仮にも作家である人物がすることではないですが、いままで人目に触れないように編集からさせられてきたのも理由にあると思います。
あの文章に惚れこんだ重盛でさえ、人前には出せない等と言っていましたし。
基本的にお子様な嵐が、捻くれない訳がない状況が揃っています。
罪も破壊衝動を抑えきれなかったが故の自業自得ではあり、その頃から気持ちは変わっていない。
だから、有希が嵐の過去を聞かされて、逃げたと思ったから激情のままに気持ちをぶつけて襲ってしまう。
唯一違ったのは、有希がそれを受け止めたことです。
間違えるなと踏みとどめさせて、嵐にようやく過去の過ちを乗り越えさせた。
いきなり痛い目にあわされていながら、有希の嵐を思いやる気持ちに惚れました。
カッコ良過ぎです!受けがカッコイイと、余計に痺れちゃいます。

有希のお兄さんのアキラにもお相手ありで、SA-SAに店舗を提供している輸入家具店の店長のロミオです。
嵐と因縁があって、過去は対立した暴走族の総長同士で、友達です。

『二度目の初恋』と小説タイトルからしてクサイのですが、内容もやっぱりで、こんな事をまんま書いちゃう嵐の可愛さがたまらなかったです。
お子様だしヘタレなんだけど、見捨てられない可愛さがそんな所にある気がします。カッコイイ時も、ちょっとはあるし。
シリーズ物で、『本日のSpesial~ユキとタカユキ~』が続編です。

3

がさつな純情

荒々しい過去を持つ静かな男。
それ故に感情表現が不器用になってしまった男。
そう言う男の心を無邪気な青少年が解凍しつつ
料理するという趣の物語です。
あまあまと分類はしましたが、ただ甘いというだけ
ではなくそれなりに苦い部分も含んだ物語です。
隠し味がふんだんにあるからこそ際立つ甘さを
持つ物語、であるのやも知れません。

物語だけならば神判定と行きたいのですが、
絵柄の好き嫌いも考慮して萌判定に留めておきます。

1

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