電子限定特典付き
最近あづみつな先生の作品の雰囲気がちょっと変わってきた気がする。読み込み不足で何がとしっかり文にできないけれど。
三谷さんが3ポジションなので、当て馬的に出てくるのかと構えてたら全然出てこなかった。一条、二井見ときたらさ、くると思うじゃない。
一条が本気だってのに、びっくりしてしまった。こういうパターンって、明らかに好きって読者にはわかるケースが多いと思うけれど、自分が読み取れなかったのか?いや、二井見が気づいてなくても仕方なくないか?描かれた方から見るに、読者には一条と一緒に「はぁ?」となって欲しかったように見えるが。そんなわけでなんともこの作品に乗り切れないというか、着いて行ききれないまま終わってしまった。
一条のキャラクターは好きなんだけどな。一条の好きなところが予測不能なところにあるから、そう思うと一条が本気だってのにびっくりして正解なのかも。
二井見と弟とのやりとりを見る一条が好き。一条が二井見に対して、自分1人救われて!ってテンションじゃないのも面白い。
タイトルに相違なし!
1話ラストあたりまで本気で騙されていました。
会社員の二井見は転職してきた後輩の一条にトップの座を奪われ、
密かにライバル視していましたが、ある日、酔った勢いで抱かれてしまい…。
健気で可愛い後輩と思いきやまさかの腹黒な一条のギャップ!
好きな子はいじめたいタイプなのかな…?
所々でどことなく匂わせはあったのにまんまと騙されてしまいました。
けれど、生意気とは言え、二井見に対しての一途さと執着は変わらずで、
生意気ながらも二井見への大好きが滲み出てしまっている一条に
ニマニマしてしまいました。
それなのに、二井見には途中までセフレ扱いされていて不憫…笑
形は違えど互いに家族愛に恵まれず執着し合ってゆく二人ですが、
二井見が弟と和解した時の一条はまるで置いてけぼりにされた犬みたいで
なんだか切なかった…。
はじめのうちは一条が二井見を振り回しているように見えていたけれど、
途中からは一条の二井見への愛と執着が溢れすぎてしまっていて、
翻弄するはずが翻弄されてしまうという逆転現象がよきでした…!
一方の二井見は内心ではとっくに絆されているのに素直になれず、
最後までツンを貫いてくれる揺らぎなさが魅力でした。
でも、一条が寂しそうなのでたまにはデレてあげてほしいな…。
努力家な万年2位な二井見(受け)と、将来有望すぎるエリート後輩の一条(攻め)との歪んだ(帯の煽りだと、拗らせですね)Loveのお話です。
思えば二人の苗字に、一と二がついてますね!
そう言った意味でも、二人の社内での関係やそれまでの人生がどんなものだったか分かりやすくて面白いですね。
で、この一条が歪みまくってて、最初表裏のあるヤバそうな攻めだなあと思ったのですが、、、(まさにタイトル通りの「罠」があったわけで。)
読み進めていくうちに、二井見と家庭環境が似たタイプなんだ、、とか(結果、ちょっと違ったけれど)、結局思い通りにならない二井見に執着したり、二井見弟に嫉妬したり、、、
始まりは、身体からで比較的いいものではありませんでしたが、いつの間にか、すごく好きになっている一条がとても良かったです。
そして最後の最後まで、二井見が一条に屈することない無自覚煽り受けなのも、見所だったのではないでしょうか。
個人的には、二井見弟に嫉妬しまくる一条が大好きでした!
あずみつな先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
性悪 3
チョロい 2
な感じだと思います。
一条さん×二井見さんのカプです。
どれだけ努力しても二番手になってしまう二井見さん。そんな中、会社でトップの営業成績だったのに、転職してきたエリートの一条さんに天下を取られてしまう。しかし、飲みの席で酔ってしまった一条さんを家まで送ると、引き留められ告白までされてしまい…。
優男かと思いきや素は性悪で粘着質な一条さん。二井見さんに対して好意的な言動をしますが、何故そうなるのか。二井見さん視点では分かり辛く、一条さん視点でその真意が描写されてはいるのですが、個人的にはちょっと難しくて分かり辛かったですね。一条さんが性悪だからか、好感が持ち辛く相容れなかったですね。
物語りの展開的に最初は一条さんに靡かないし、好きだと言われていたがそのことすら信じてなかった二井見さん。でも次第に一条さんとの関係が心地良くなって、一条さんが女性と飲んでいるのに少し焦った感じになっているので、少しチョロさはあります。
でも二井見さんは一条さんに、明確に好きだとは言っていないし、ちゃんと恋人同士にもなっていないので、一応一冊完結っぽい感じで、区切りの良い所で終わっていますが、続編もありえる感じでもありましたので、少しスッキリしないムズムズ感がありました。
少しチョロい二井見さんですが、仕事で2ヶ月会えていなかった一条さんに対しての無自覚煽り発言があって良いですね。努力家で強かさもあるので、読んでみては如何ですか。
どんなに努力しても万年二番手。というキャラの不憫さと芯の強さに惹かれがちなので
そこに当てはまる二井見を応援しながら読み進めたお話でした。
一条は仕事ができて人当たりもいいけれど、普段はちょっぴり抜けているような"隙"もあって
周りの人の心を掴むのが本当に上手なんですよね。
そんな一条を妬ましく思いながらも、自分がどう動くべきか?を瞬時に判断した二井見の行動もさすがだなぁと感じて、このふたりがどんな風にやり合うのか期待しまくりでした。
一条の腹黒さが見えてくるとお互いに取り繕う部分がなくなってどんどん自然体になっていくのでそのやり取りには萌えがたくさん…!
ふたりっきりのときは口が悪くて嫉妬も剥き出し、快楽に溺れながら悪態をつく。そんな二井見のチグハグ感がすごく好きだったし、振り回されて一条の余裕がなくなっていく様子もまたツボで、上手くいきそうで噛み合わない彼らにずっと釘付けでした。
いいところに収まりつつ完全に絆されたわけではないラストもすごく良かったです。
二番手として苦しんできた二井見の過去を冒頭から明かしてくれていたおかげで、
一条に対する二井見の感情をしっかり理解できてストーリーにより入り込むことができて読みやすかったです。