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表題作αは運命に気づかない

東条大輔
α,大学生
松雪昴
Ω,家政婦の子供

同時収録作品αは運命に気づかない

α,大学生
松雪昴
Ω,家政婦の子供

その他の収録作品

  • 描き下ろし(描き下ろし)

あらすじ

「どうして3人でヤりたいなんて言ったの?真面目そうな顔してえっちなんだね」 初恋もまだなαの大輔。 ある日親友でヤリチンなα・涼に、 Ωのセフレが出来たと聞かされる。 その後、偶然涼のセフレである Ω・昴と出会うと、 今まで感じたことのない甘い匂いで 強い欲求に襲われ、 自ら3Pを持ち掛けてしまう。 昴とのセックスは相性抜群で、次第に、 涼に抱かれる昴を見ると違和感を覚え始め――。

秋水社の公式HPでは、1話目が無料で立ち読みできます!

作品情報

作品名
αは運命に気づかない
著者
七菱ヒロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋水社
レーベル
Daito Comics BLシリーズ
発売元
大都社
発売日
電子発売日
ISBN
9784864954273
4

(6)

(1)

萌々

(4)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
24
評価数
6
平均
4 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数1

ムチムチむっちり。昴の柔肌には抗えません!

とにかく。昴がいかにも美味しそうなんです。白くてスベスベでムッチリ。何処もかしこも柔らかそうなその身体。これは「運命の番」じゃなくたって、思わず触りたくなるだろう、的な。

大輔と涼は、共に優秀な α の子息が集う大学に通っている。高校時代からの親友だ。周りも α だらけなので、Ω というものを見たことすら無い。ある日、涼は、たまたま家の家政婦の息子が Ω だったというので、セフレにしたと言う。事もなげに言う涼の態度に驚きながらも、大輔は一目その Ω の子、昴を見た瞬間、虜になってしまう。多分、昴もそうだったろう。彼等は「運命の番」なのだから。遊び慣れしている涼と違って、大輔は真面目だ。しかも童貞。それなのに、涼におずおずと3Pを願い出る。うん。ここが不思議なんだけど。最初、いわゆる3Pにならないんですよ。涼はヤるだけやって、はい次。と、言わんばかりに休憩をして、煙草を燻らす。そして、遠巻きに大輔がヤッてるのを見ている。
何だろう、この違和感。まるで昴を性欲処理にのみ扱っていて。とても3Pには見えない。BLにおける3Pとは。挿入していない側は、受けちゃんを触ったり愛撫したりして、気持ち良くさせてこそ。なので、大輔が激しく抱いた後、「次、俺の番ねー。」とまた、昴の足を持ち上げる涼は、悪気は全く無いが、鬼畜に見える。昴も驚いて抵抗しようとするが、そのまま押し切られる形でまた激しくやられるのみ。
大輔は、茫然とそれを見る。もちろん胸は痛む。『俺のものにしたい。』とも思っている。
しかし涼を制止しようなどとは思いもしない。ヘタレ過ぎる。
なので、この次に昴に誘われた時も。どっちつかずの態度を取ってしまう。
だから。昴も強がって「セックスが好きなだけ。」のフリをしてしまう。
昴の年齢は書かれていないが、多分2人よりも年下なのだと思う。そんな子供に気を使われて。何なんだ、大輔。2度目に3Pに及ぶ時には、大輔が奉仕したりして、もう少し3Pらしくなるものの。昴はやはり性的には搾取されるのみ。自分の父親に「運命の番」が現れて、母と自分は捨てられたことが、昴にとっては大きな精神的負債になっているので。
昴は幼ない時から何かを諦めた様な目をしている。その寂しさになかなか気付かない大輔。
結局、昴を追い詰めて。涼にはフォローされて。ようやく、自分の気持ちに気付く。

物語的には数日間の短さで、淡々としていて。盛り上がりに欠けました。
3Pの醍醐味もイマイチ。強気の昴が可愛いので、Ω 攻めで、大輔が受けなら成立したかも。涼は友達として、大輔に惹かれていた事が描き下ろしで分かるのですが、涼もまた自分の気持ちに気付かない曖昧さもあるので、ここは涼→昴→大輔、というサンドイッチ3Pにして欲しかったかも。両想いになってから昴が「大輔は俺のだからね。」と、涼を牽制してるんです。それはもっと活かして欲しかったかも。うん、大輔は絶対抱かれる側ですよ〜。
修正はまっ白抜き。

4

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