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高校時代の親友に13年も片想いしている碧。13年!!つらい!!…その片想い相手遼平がとにかく鈍感。鈍感すぎます碧になにもかも依存しているのに女性と知り合い結婚したいとかいうだって…??????となりました。碧が悲しすぎて遼平への想いを断ち切るために他の人と身体を重ねているのもつらい。
果たして遼平との関係はどうなるのかなぁと思いましたが周りから見ても分かりやすすぎるよねもう絶対に離すなよ…と思いました!
作者買い
電子版のみ特別SSがついて復刻‼️
現代物です。
受けの碧くんがスパハニ、ツンデレで可愛かったです♡
碧くんは隣に住んでます。って言われてもおかしくないくらい、普通の男の子の恋愛のお話しなんですが、攻め様が好きで好きで甲斐甲斐しく身の回りの世話をして、でも素直になれなくてぶっきらぼうな物言いになってしまって…
でも、綺月先生の文章力の成せる技ですね。
ぶっきらぼうな言い回しの裏の切なさがすごく伝わってきました。
攻め様がやっと碧の存在がいかに大事かがわかって結ばれるところ、
指ひとつ動かすにも碧の嬉しさが伝わってもらい泣きしました。
SSは、そんなツンツン碧が攻め様に指輪しろー!と迫るお話です。
指輪交換の部分は必見です!!
ソムリエより。綺月さん初読みです。
健気な片思いが報われるお話は大好きなのでワクワクしながら読み始めましたが…
碧の献身っぷりは素晴らしいけれど遼平の鈍感さには閉口。微笑ましいというよりムカつくほどの鈍さ。
あと、遼平に彼女がいるのを知ったあとの碧が情緒不安定過ぎて読んでいて疲れました。遼平ってそんなに心を乱されるほどいい男?
テディの存在も都合が良すぎてなんだかな~という印象。
爪切りシーンや料理の描写は良かったですが、お話自体には乗り切れず残念です。
攻の遼平に、何度「こンの…ばかちんがーッ!鈍ちんがーッ!」と思ったことか。鈍い。鈍すぎる。もう長年しっかり胃袋を押さえられているのに、碧の傍が一番落ち着くとか言っているのに、碧の恋心にちっとも気づかないなんて!碧、本当にこんな鈍ちん野郎でいいのか…。
クライマックスで気持ちを爆発させる碧が切なかったです。これまでの長い長い片想いの分、これからは遼平に甘やかされて幸せになって欲しいです。テディ、良い奴だな~。
あらすじから受ける印象とは異なり、とってもピュアなラブストーリーでした。碧の想いが切な過ぎて、途中何度も泣けてきました。
碧、遼平、小熊(通称テディ)は、高校時代からの親友仲間。碧は高校時代から10年間ずっと変わることなく遼平に想いを寄せています。
碧の尽くしぶり・遼平至上主義が凄いです。高校時代の遼平の一言によりイタリアンシェフになり、遼平の側で彼を支えたいと彼の会社の近くに店を構える。そして、仕事で終電を頻繁に逃す遼平をマンションに泊めてやり、まるで母親か女房のように甲斐甲斐しく世話を焼く。愛情たっぷりの食事(弁当込み)は勿論、洗濯、爪切り、耳垢掃除まで。遼平への恋が決して叶うことがないと諦めている碧にとって、遼平の世話を焼くことが最大の喜びなんですよね。そんな風に中身はいじらしく、可愛い乙女仕様なのに、かなり口が悪くて、「べらんめえ」口調なのが笑えます。
このように碧の生活や人生設計は、全て遼平を中心になされています。ですが、遼平は全く碧の想いに気付いていません。遼平、鈍すぎです!究極の鈍感男。どう考えてもただの友達が下着の洗濯とか爪きりとかしてくれないと思うんですが…。しかも碧は毎日遼平の世話を焼きたいからと同居までさせるんですよ!なのに、彼女に二人の関係が「普通じゃない」と指摘されるまで自分と碧の関係を「友達としての自然な在り方」だと思っていたんですからねぇ。
さて、片思いの辛さを一時でも忘れるために、親友のテディや碧をカリスマシェフとして売り出した出版社の社長(ちょっと鬼畜)に抱かれる碧。碧は他の男とセックスし、自分が遼平に相応しくない穢れた存在であると確認することによって精神の安定を図っているのです。そんな碧でしたが、遼平に結婚話が出てきて、遼平の側に自分の居場所がなくなるのだという事実を突きつけられると、どんどん壊れていきます。碧の姿が自虐的すぎて痛々しい。更にテディと寝ている現場を遼平に見られて、事態はますます泥沼化。
結局、遼平は彼女の嫉妬や上司の指摘やテディの後押しなど複合的な事情からようやく碧の愛情と自分の奥底にあった「ずっと碧に世話を焼かれたい」という気持ちに気付くのですが、ここに至るまでの碧の苦しみを思うとホント、切なくなります。度を越した鈍感さって残酷ですよ!遼平には長い間苦しめた分を補って余りある位の愛情を碧に注いで欲しいと思いました。
全体に「食」が「愛」と上手く絡み、主題が一貫していて読みやすいお話でした。思いが通じ合うラストで遼平が言った「いま現在の俺の肉体は、お前が作ったようなものだろ?」という言葉にああなるほど、と。誰かのために食事を作るって、相手の血肉を造り、相手の存在を根本から支える営みなんですよね。そう考えると、「餌付け」って相手を究極に独占する行為なんだなあと思いました。
