ドSで腹黒な幼馴染(α)に迫られています。 α×αの、初恋こじらせ両片想いオメガバース!

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表題作僕らは運命じゃない

市川豪,α,18歳,高校生
森本虎雄,α,18歳,高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

「いっそ…お前がΩで、俺の子孕めばいいのに…」

豪(ごう)は子供の頃、自分がΩで、
幼馴染の虎雄(とらお)が“運命の番”だと信じていた。
しかし、14歳の時に受けたオメガバースの性検査で
2人ともαだったことが発覚し、それ以来2人は気まずい関係に…。
時が経ち――高校生になった豪は、ある日、
些細な口喧嘩から虎雄に酷い言葉を浴びせてしまう。
だけど何故かその状況に、虎雄が欲情していると気づいてしまいーー?

ドSな腹黒幼馴染(α)×抱かれたがりのドM(α)
運命にあらがう、エモーショナルオメガバース!

作品情報

作品名
僕らは運命じゃない
著者
桂馬びんぞこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815501747
3.5

(38)

(11)

萌々

(8)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
6
得点
129
評価数
38
平均
3.5 / 5
神率
28.9%

レビュー投稿数6

極めたMはたいへんだ。

α×αのカップルです。
いかにも攻め同士という二人ではなく、攻めの豪はかわいらしく中性的、受けの虎雄は「名は体を表す」という感じで、体格の良い硬派ないわゆるαらしいタイプ。

小さな頃からお互いを運命の番だと信じていた二人ですが、成長してどちらもαだと判明すると、α同士でもカップルになれると言う豪を虎雄は拒絶して去ってしまいます。
その後、αらしく男らしくと言う虎雄への意趣返しで殊更に可愛く振る舞う豪ですが、実態は適当な女の子を呼ぶ荒れた性生活。

そんな生活を諌める虎雄ともみ合ううち、虎雄の中に残る想いを感じ取った豪は強引に関係を結ぶのですが、自分を意識している態度とは裏腹に頑なに拒む虎雄。
求めるのは体だけで誰でもいいのか、お互い好きだったはずなのにと荒れ狂う豪とのすれ違いが続きます。

豪は見た目はとてもかわいいですが、期待を裏切らないドS。
「自分だけイって終わった気になってんじゃねぇぞ」とかもうすごい俺様傲慢攻め。
可憐な容姿からは想像できない言葉責めの数々に加え、そんな時、虎雄の瞳の中が♡になってることも注目すべき点だったりします。

豪は虎雄のことがずっと好きなのに、それが報われないと突きつけられてしまったため、想いが通じ合うまでは虎雄に対して結構ひどい言動なので見ていてつらいのですが、誤解とすれ違いのせいなので、豪自身は口と態度が悪いだけで、被虐願望のある虎雄をちゃんと大事にできる人です。
α同士で番になること(αとΩのそれとは違うのかもしれないですが)や未来についてちゃんと考えていて、これからはSに甘さを加えたとてもかっこいい攻めへと成長すること間違いなし。

「運命じゃない」ことに苦しんできた二人が辿り着いたのは、やっぱりお互いが「運命」だということ。
月並みですが、運命を自ら選び取った二人です。最後に虎雄が首輪をしてる姿に「豪のものになった」感が出てます。
この時に袖から見えてるたくましい腕が眩しい。筋肉受けはよい…。
豪は豪で綺麗に筋肉つけてる感じのいい体で、虎雄が「すご…♥」と見惚れてます。かわいいけどかっこいいってやっぱりいいな!と思うのでした。

虎雄は酷くされるより、「可愛い、好きだ」とか言いながら抱かれる方がダメージになるようなので、豪はこれから大変そう。自制心を持って優しく大切に抱いてあげて欲しいです。頑張れ豪。
先生曰くあと100回はこういうの描く、とのことなのでせっかくだからこの二人の未来が見たいですね。
すれ違いが長かったし、大学生→大人と結ばれた二人の生活が見たいー!

9

この攻め、めっちゃ悪い顔する。

α×αのオメガバース。
同性同士でも特に障害のない作品もありますが、
本書は同性ゆえの葛藤があり、切なく、もどかしげな1冊でした。

幼い頃に出会った瞬間恋に落ち、将来を誓い合った豪と虎雄。
けれど、思春期を迎え、互いがαだと発覚すると状況は一変。
α同士でもいいと言う豪に反し、虎雄はαはΩと番うべき、と
豪に背を向けます。

以来、ギスギスした関係の二人ですがある日、
言い合いになり、豪がキツく当るも虎雄はなぜか興奮していて…
その表情に煽られた豪は強引に虎雄を抱いてしまいます。
そして、この日を境に一度は狂った二人の運命の歯車が再び動き出します。

美人で外面は乙女男子な豪と大柄で筋骨隆々な虎雄ですが、
その中身も豪は腹黒ドSな肉食男子攻めで
対する虎雄は硬派、というかピュア乙女受け、と
それぞれ外見の第一印象とは大分ギャップがあります。

言葉や態度はドSな豪ですが、本当は一途で今もまだ
虎雄への恋心を諦めきれず、大好きなままなんです。
トラウマが原因で他人の手作りが吐くレベルで苦手なのに、
虎雄の作ったものだけは食べられたり、可愛いところもあるんです。

だけど、過去に拒絶されたせいで素直になれず、
度々キツく当られてしまう虎雄がちょっと可哀想。

記念すべき二人の“初めて”も若干無理やりっぽく…
虎雄を抱く豪がめっちゃ悪い顔ッ!
色々と処女に対して鬼畜すぎんか。
ただ、このときガチムチで男らしい虎雄が実はドMと判明。
なので、ドSの豪とは需要と供給一致ですね。
酷くされても従順で、めちゃくちゃ乱れまくってたもんな…

でも、ずっと想い続けてきた相手との初セックスの割に豪の鬼畜みと
快楽に溺れる虎雄が際立っていて、感動や情緒が皆無なのがちょっと物足らず。

個人的に好きだったのは一見豪が虎雄を好き勝手しているようで、
実際は豪が虎雄が自分を好きだと思い込んで浮かれたり、
突き放されて泣いてしまったり、虎雄の一挙一動に振り回されて、
俺ばかりが好き!となっちゃっているところ。
平常時のドSっぷりとの落差にぎゅんっときました。

逆に頑なに豪を受け容れようとしない虎雄は抱かれれば悦んでいるように
見えるし、世話も焼くし、どうみたって両想いなのになぜ?と思っていたら、
こちらもトラウマを抱えていました。
もっと早く豪に伝えていれば二人で乗り越えられたろうに…。

虎雄の本当の気持ちを打ち明けられ、ようやく両想いになった豪は
誠実で優しい溺愛攻めに変貌を遂げます。
散々酷い奴だっただけに豪の長年募らせてきた「可愛い」「好きだ」が
沁みました…!

やっと呪縛から解かれた虎雄の柔らかな笑顔もすごく可愛らしかったです。
豪のことを知り尽くしていて健気で、
愛らしいお嫁さんになるんだろうな。

両片思い期間が長かったからこそ、もう少しイチャ甘で
幸せな二人のその後を見てみたかったです。
続編見たいなぁ…

序盤で豪がモブ女子と致す描写があるので苦手な方はご注意。
嫌がらせや意識させる意味もあるんだろうけど、結果的に
押し倒しちゃうなら最初から虎雄でよかったのにと思ってしまった。

うなじを噛んだり、ラストの虎雄がΩの首輪をつけていたり、
α同士でも番になれる設定でした。

2

意外に切なかった

設定がとても気になって購入しました。
桂馬先生の作品は初読みでした。

最近のオメガバはアルファとオメガ以外のカップルも多くなって来て、一層おもしろさが増して来たと思います。

こちらは幼馴染のアルファ同士の恋のお話でした。早い段階からセックスしていて、受けがガタイが良いし濁点喘ぎですので一部の方にはとても好みだと思います。

私も腹黒な可愛い攻めとか大好きなのと、すれ違いものなのでかなり萌えると思ったんです。

でもあまりにも女生徒がしゃしゃり出すぎていて、ちょっと白けてしまったんですよね。
特に豪に思いを寄せていたオメガ女子、あれだけつれない態度を取られていたら察しろよと思ってしまいました。
豪の事が好きなのはバース性なんて関係ないと言いながら、根底では期待して諦め切れて無かったからこそ告白の返事を聞きに来たんだと思うと冷めてしまったんです。

それと虎雄のガチガチな思い込みも好きになれませんでした。
萌に留まったのは単に豪の一途な切ないほどの思いと、諦めない強さでした。

描き下ろしの牛になった虎雄の話は大好きです。

1

読み直し

新刊で購入してから本棚整理でこちら読み返したのですが完全に、受けがタイプで購入。初めのページ辺りを見ていると、受けは気の強いタイプなのかなと思っていたのですが、話が進んでいくと気の強いというより、流されキャラのようなそんな感じ。受けに関してはこの界隈あんまり、こういう受けがいてくれないので、とても嬉しかったのですが思っていた以上に攻めの性格が悪すぎて、途中からただただ受けが可哀想に思えてきました。2度目の読み直しだからこそ見えるところがあったのか、けれどえちは濃厚で受けの醜態などを楽しみ萌えるなら最高に良い作品です❣️

0

ααオメガバースですが

初読みの作家さまでしたが
α×αのオメガバースで
でっかい方が受け?ですと?
運命に抗うオメガバースが大好きで
さらに大好きなakabeko先生の神作の蝶花を思わせる
クール白髪攻めと黒髪ガチムチ受け。
これは読むしかない!とカバーを見て気になり
メイトで購入したのですが、、
うん、こちらオメガバースの世界観はそんなに感じられませんでした。
やはりフェロモン描写のないααだから?
αとΩだと思ってた両思いの幼馴染み2人が
バース性がααだと判明してすれ違ってゆく、、
間違いなくオメガバース物語ですが
作者さまもあとがきでも書いてましたが
はじめはオメガバではないお話だったそうです。
確かにオメガバじゃなくていけそうなお話。
後付けだからなんかいまいちなんだろうか
なんか軽く感じました。
第1話でえっちまでの展開は早く受け君は顔真っ赤にして目もハートなんですがちょっと唐突かな、、
ααとあまりないカプの割りにモブ女子を使った
ありきたりな展開で
蝶花みたいな最高SM番モノじゃなかったです。
純愛も攻め君はずっと好きなんだなってわかる描写だったけど受け君の方はなんか気持ちが性欲なの?って感じでわかりにくくキャラもなんかはまらず萌えれなかったです。
ラストはあっさりくっつきましたが
受けの家は武道家でαとΩの番に厳しいんじゃないの?葛藤がなく?でした。
あとαの首を噛むというのはなんなんだろう
独自設定?
最後にチョーカーしてたのがよくわからなかったし
設定やストーリーがよくできとらんって
感じてしまいました。
タイトル通りの運命じゃないけど運命って物語ですが
なんだかなってちょっと残念な作品でした。

5

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