我らが少女A

warera ga shoujo A

我らが少女A
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
高村薫 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
毎日新聞出版
レーベル
発売日
ISBN
9784620108421

あらすじ

一人の少女がいた――
合田、痛恨の未解決事件

12年前、クリスマスの早朝。
東京郊外の野川公園で写生中の元中学美術教師が殺害された。
犯人はいまだ逮捕されず、当時の捜査責任者合田の胸に、後悔と未練がくすぶり続ける。
「俺は一体どこで、何を見落としたのか」
そこへ、思いも寄らない新証言が――
動き出す時間が世界の姿を変えていく人々の記憶の片々が織りなす物語の結晶

表題作我らが少女A

レビュー投稿数1

50代の刑事と判事

合田雄一郎シリーズ最新作です。相方の加納祐介と共に57歳という年齢になった2人。えええー?と思う人もいるかもしれないけどあの2人は奇跡の50代。まだまだカッコいいし可愛いからご安心下さい。雄一郎は現場を離れて警察大学の教授になりました。エリートっぽいなあ。

今作はシリーズ中1番2人が穏やかにイチャイチャするシーンが見られて満足です。祐介が東京に戻り、遠恋終了。しかし祐介は心臓病と初期の癌と2つの大病を患い、ペースメーカーまでつけるようになりました。雄一郎がそれを聞いた時涙で携帯画面が滲んで返信を打つ手ももつれた…というような表現があり、「レディ・ジョーカー」で自分の命を粗末にした時祐介がどんな思いをしたかというのを身を持って知ったと思います。

その後は祐介が病院の検査のたびに迎えに行ったり、将来は近くに住もうと心に誓ったり、ほぼ家族のようです。2人とももう親兄弟はなく、子もいないから本当に頼れるのがお互いしかいないんだ、と思うとしんみりします。でも2人でスポーツ観戦したり、花火大会に行こうとしたり(雨で中止)、おしゃれなケーキ屋さんに行ったり…この年にしてようやく雄一郎も振り切った感じで遅い青春を2人で楽しんでるみたいで本当に微笑ましいです。やはり電話や手紙だけじゃなく会って話したり飲んだりする2人を読めるのは嬉しい。
 
あ、ラブいシーンの感想ばかりですが、もちろん事件小説です。群像劇風に沢山の登場人物がいます。前回よりはグロくないけどやはり事件は切ない展開です。今までの作品なら犯人タイプの人物が最後に皆に幸せを振りまいて自分も幸せを感じた直後に…という結末は悲しすぎる。

雄一郎は50代になっても高校生や20代の男子に慕われてて、男にストーカーされたりしています。ちょっと危ない男に魅入られるタイプ。相変わらず男にモテる男ぶりは健在です。

追記…吉祥寺のLEMON DROPの写真見た。あんな可愛いお店におっさん2人で行ったの?萌えすぎる!少しレトロチックでケーキも美味しそう。いつか行きたい。お店の名前も生涯青春っぽい2人にピッタリ。レモンって初恋とかそういうイメージ(感性古い?)。物語で重要な役割も果たした場所なので雄一郎は最愛の友と祝杯でもあげたい気分だったのかも。ケーキで祝杯…やっぱ可愛すぎる!そういえば「クリスマスイブは空いているか?」の名ラブレター(あれは銀座の風月堂で書いた手紙。スイーツ好きか!笑)の頃からちょうど約21年後の2人です。こんなに仲良しの熟年カップルみたいになっているよってあの頃の2人に教えたい。

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