電子限定描き下ろし漫画付き
大注目作家bov先生の最新刊★
『性癖ヤバめなオトコに狙われました。』で鮮烈なデビューを飾ったbov先生。
ごめんなさい、『性癖~』の方は今一つツボに入らず、でいたのです。
が、今作品に収録されている『アバンギャルドとスト●カー』を電子で単話読みしてコミックス化されたら絶対に買う、と決めていました。
本作品は2CPのお話が収録されています。
1つ目は表題作『フェイクゴシップ』。もう一つは『アバンギャルドとスト●カー』。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
表題作『フェイクゴシップ』
雑誌のカメラマンである杉村は若手俳優の椎名のゴシップを取るために彼に張り付いている。ゴシップ、ではなくカメラマンとして名を馳せたいと思っている杉村ではあるが、いかんせん仕事がない。いやいやながら椎名を追いかけている。
そんなある日椎名に声を掛けられる。
自分のファンだと勘違いした椎名に、家に上がらせてもらうことになった杉村はゴシップのネタがないかと目を光らせるが、実はそれは椎名の罠で…。
というお話。
とある事情からスクープ誌に復讐心を抱いている椎名の手によって、杉村はあんなことやこんなことを致されてしまうが。
bovさんらしい、ってうのかな。
とにかくハードな濡れ場が続きます。縛られたり、お道具使われたり、写真を撮られたり。痛いことも結構されちゃいます。
あ、やば。
これって『性癖~』と同じで受けちゃんが酷いことされちゃう系のお話?
と思いつつ読み進めたのですが。
ああ、こういうオチですか!
後半は『アバンギャルドとスト●カー』。
分量としては『フェイクゴシップ』と『アバンギャルドとスト●カー』は同じくらい。
主人公は居酒屋「魚頂天」でバイトする大学生のダイヤくん。
人見知りでコミュ障の彼は、目下絶賛片想い中。そのお相手は「魚頂天」の常連客の栄作だ。
アーティストで独特のセンスを持ち、そしてこっそり優しい。そんな栄作に惚れぬいて、行き過ぎた好意はストーカー行為へと変化していき―。
bovさん作品は、「好き」(愛情と言い換えてもいいかも)と、ハードなセックス、が混ざってるんですね。出会ってすぐにセックス、という流れがあまり好きではない方には不向きな作家さまかもしれません。
しかもその濡れ場がハード。
痛いこととか、変態的な行為とか、そういったものが混在しているので苦手な方はとことん苦手かも。
が、今作品は、そのハードなプレイを受けさんの方が望んでいる、ということもあって悲壮感はなし。受けちゃんがハードなプレイを受け入れる、その理由は2CPで異なるのですが、特に表題作『フェイクゴシップ』の方は単純にハードなプレイが好き、という展開なのでエロ度は高いですが甘さはあまりありません。
でも、そこかしこに受けさんが攻めさんに対して愛情を抱いていることが分かる描写も盛り込まれているので、一見エロ度が高く受けさんが非道なプレイを強要される、といった風に見えて、実は甘々。その展開がめちゃめちゃドツボに突き刺さりました。
「好き」なら何をしても良いのか、という展開の『アバンギャルドとスト●カー』。この作品も「ストーカー」という部分がベースになっていますが、受けちゃんの一途な想いとコミカルさのバランスが秀逸です。読み手に不快感を与えないギリギリを攻め込む、そのbov先生の手腕が光った感じがしました。
どちらも突き抜けたエロと執着心が描かれています。それ故に好みも分かれそう。が、この世界観がbov先生の真髄なのでしょうかね。
画力も高く、その画力で描かれる濡れ場はさすがの一言。
痛みと快楽、そこをきっちり描き切ることのできる画力で描かれる濡れ場は、それはとってもエロくて読みごたえがありました。
評価で悩みましたが、カバー下とか、描き下ろしがめちゃめちゃ可愛らしかったので、ちょびっとおまけして萌え×2よりの神評価で。
単行本待っていました!
「フェイクゴシップ」を単話で読んで
なんかこれやっべーやつ来たねwって思ってから
楽しみに待っていたら
「アバンギャルドとスト●カー」と
二本立てでコミックスになったんですね。
俳優×記者の「フェイクゴシップ」と
芸術家?×ストーカー大学生の
「アバンギャルドとスト●カー」の2カプのお話が入っています。
はっきり言ってどちらもとっても面白いんでおススメ!!です
が確かに好き嫌いはわかれる?かなって作品。。
ってか作家さまですよね。bov先生は。
作画は上手ですが
SM的な加虐プレイ?がほんとに上手で
個性的でもある先生のエロ+笑い?な作風がなんともいい塩梅ってゆうかちょっとへんてこ?かも?
「性癖ヤバめな男〜でブレイクした作者さまですが
私もこちらのが面白かったです。
2カプのお話ですが私はかなり満足。いや大満足です。
てかふたつのお話が入ってるくらいがちょうどいいのかも…
いつもなら1カプでじっくり一冊読みたい派ですが
かなり濃厚な一冊なので
この二本立てバランス的にも最高ではないでしょうか?
性癖ヤバめ男で
こんな悪い顔の攻めはじめて見たって
レビューで言われておりましたが
こんな悪い顔の受けもはじめて見たかもしれないって感じです。もうかわいくなくてひどい表情で笑ってしまいました。
痛いプレイもありますが
全体的にはかなりコメディ指数高いです。
「アバンギャルドとストーカー」は
内容的にもアーティストを志す攻め君が
本当の意味でイカれてる受けくんと出会い
自分のふつうさ?を受け入れていくってなかなかいいお話なので
お話的にはこちらの方が万人には受けそう?
しかしストーカーネタだからそうでもない?
とにかくちょっと変化球がいける人には
読んで頂きたい作品たちですね。
もう少しラブ指数が高くてもいいかなとも思いますが
性癖ヤバめの方がラブ多めになりつつあるという展開らしく色々楽しみ、、
bov先生次回作も買ってしまうと思います。
まさか2作品収録と思ってなかった。表題作が痺れるお話だったからもっと読みたい気がしてたけど、ストーカー君のお話も面白かった。
bov先生の作品はヤベェ奴が出てきて片方がやられっぱなしなんじゃなくて目覚めちゃってお互いが離れられない唯一の関係に陥る事が多いね。性癖ヤバめの〜もそうだし。
表題作は、若手人気俳優×ゴシップカメラマン。騙し騙されで駆け引きしながらお互いの事いいなと思っていくんだけど、こんな性癖ブッ刺さる相手とハードプレイしてしまったらもう離れられんよ。あんな事してくれる人なかなかおらんし、させてくれる人もおらんわ。
どれも上級者過ぎる。
身近にあるものでのSMプレイが驚きだった。
ボールペンのクリップ部分とハンガーのピンチ部分で挟んで強く引っ張って外すなんて千切れるくらい痛いんじゃないの???
コレ喜べるなんて屈強なドMだよ。
そんでこんなに正確にこの絵を描けるbov先生、すげーな。実は誰かにモデルで再現してもらったのでは?と思うくらい。
素直じゃない2人だけどこのまま仲良く駆け引きしながら付き合っていきそうでとっても好きでした。
次のお話の栄作さんが少しフェイクゴシップの攻めと髪型が似てたのでちょい戸惑いました。
全く別のお話が始まってました。
こっちは、受けが無自覚変な人で攻めは非凡になりたかった普通の人。割とまともなお話でした。
変わった子と出会って自分を見つめ直す、ちゃんとした人生歩み出すお話。
まぁ結果オーライでよかったよね?ストーカーだけど、全部受け入れて受け止めてくれるかわいい年下の恋人。スイッチ入ってうっとりしてるダイヤくんの顔がマヂで怖いんですけど。
あと、最後に掲載されてたクロスオーバートークが面白かったです。それぞれのキャラらしさが出てました。
思いもよらずに面白い作品にぶち当たった時の喜びったらないですね。面白かったな〜。
DMMブックスで購入
白抜き修正
bov先生の作品の特徴は、豹変する顔だと思って、『性癖ヤバメ〜』を読んでおり、好きなのでこちらの作品も手に取ってました。
性癖出しまくりの、濃ゆい作品というのが第一印象。
今までニコニコしていたいい人が、急に豹変したり、恐怖で震えていたのに一瞬で快楽に落ちたり、可哀想な扱いを受けたのに、立場が逆転など、bovワールド全開でした。
この感覚が好き!と言う方にはオススメです。
私は、あの豹変する顔に、少し怖さを覚えましたが、1冊読み終わるとと、面白かったぁと感じたので、神作にしました。
表題作のみではなく、別の話も収録されています。私的には、表題作で1冊読みたかったかな。
『性癖ヤバめなオトコに狙われました』でbov先生の作品に初めて出会いましたが、今回も相変わらず凄いプレイでした。
今回2本立てでしたが、プレイが濃厚な為か、物足りないということもなく、読後にぐったりするような満足感があります。
表題のフェイクゴシップですが、俳優がパパラッチにお仕置きしちゃうお話でした。
性癖〜1巻の愛の無いプレイがあんまり得意じゃなかったので、そっち系か?と心配してましたが、俳優の慣れてなさそうなお仕置きからのパパラッチが上手だったオチで安心しました。
初めてのプレイだったろうに、がっつりSMにハマっている2人がなんとも微笑ましいです。
アバンギャルドとスト●カーですが、スト●カーのダイヤくんがかなり危ない感じのスト●カーでした。プレイは普通めなのが多いのに、思考回路がかなり凄い。スト●カーの重い愛ってこんななんだと感心しました。
あと滑り台の上でのプレイが危なそうで(物理的に)ヒヤヒヤしました。あんなに暴れたら落ちて怪我するよ〜!とハラハラです。
うっかり普通の性癖の人に勧めるとダメなタイプの本でしたが、激しめなSMも大丈夫なら面白いですよ。ただ痛いのが苦手な人は一部注意です。
性癖〜がダメだった人でもこちらなら読めるのでは、と思います。