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表題作いけにえは愛に身を捧ぐ

碧王・清雅の国の守り神
翡翠・碧衣の巫女・18歳

その他の収録作品

  • 蜜色の日々

あらすじ

国の守り神への生け贄となった翡翠は、その神・碧王に陵辱されてしまう。「一滴残らず、絞りとってやるよ」碧王の操る蔦に縛められ、猛々しい雄で貫かれた。虜囚の身となり辱めに悶える翡翠だったが、己を貪る碧王の眼差しに深い孤独を見る。国を富ませるために精気が必要とはいえ、翡翠を犠牲にすることで碧王もまた傷つき、自分を責めているのだ。翡翠は、その傷を癒し碧王に寄り添いたいと思うが、彼には呪がかけられていて──。孤独な神に捧げられた、真摯な愛の結末は...?

作品情報

作品名
いけにえは愛に身を捧ぐ
著者
あさひ木葉 
イラスト
樹要 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
シリーズ
いけにえは愛に身を捧ぐ
発売日
ISBN
9784829623510
2.7

(12)

(1)

萌々

(1)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
29
評価数
12
平均
2.7 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数5

Hシーンの台詞がなんだかなぁ・・・

思い人がいながら村を守るため生贄となってその身を山の守り神に捧げた神子と理由ありな山の守り神のお話。

私受け男子君は気の強い男が好きなのですが翡翠は見かけよりずっと気が強くて、それでいて前向きな性格と結構私好みの男の子でしたね。

要さんの絵は自分的にちょっと苦手路線なので普段はあまり選ばないのですが(だって受けが何時も可愛すぎる……)今回のこの話は余り違和感なかったかも。ただ、18歳と言う設定みたいですがどう贔屓目に見ても…中学生くらいにしか見えないよ(^^;)

碧王もただの酷いやつではなく鬼畜風味でありながら今までの生贄の墓を作って生贄たちを弔ったりする優しい一面も。
生贄に疎まれ恐れられながら彼らの精気を喰らい一人に孤独に生きてきた碧王の哀しみに触れて翡翠は次第に彼に惹かれ始める自分に戸惑います。

碧王も翡翠が今までの生贄のように自分の事を恐れたり憎んだりしない事を知って翡翠に興味を持ち始めるのです。

次第に理解し打ち解けあう二人、穏やかな時間が二人の間に流れ始めるのですがそれは長くは続きませんでした。そんな二人の幸せを引き裂くような出来事が起こってしまうのです。

果たして、二人の運命やいかに……

うーん。キャラの設定とか、碧王にかけられた呪いとか彼の本当の正体とかラストの間近の話の流れもかなり良かったと思うんですよね

だから尚更思うのよ。

これでHシーンがもう少し慎み深かったらなぁ……って。

まぁ……プラチナ選んだ時点で間違ってるか私(^^;)

どうも私Hシーンになるととたんに受けが幼くなったり、やたら舌足らずになったり、喘ぎまくったり……って話が超がつくほど苦手でして。
だからそういうのが大丈夫な人なら大丈夫なんでしょうね(笑)

内容的にそれほど重苦しい話でもないので余り何も考えずサクっと読みたいときにはいいかもしれませんヨ♪

3

男の人向けっぽいような……

 ノリが、どちらかというと、完全に男の人向けの小説だったような気がしてならないのですが……

 というか、この小説読んで思ったんですが、あんまりBLに「触手」とかって出てこないですよね?
 男性向けの小説には割とよくあるアイテム(?)なのに、そういえば、BLではないなーということを再確認。
 それから、もう一つ思ったのが、なんていうか直接性器の名前を口に出させることも少ないんですよね、実は。
 しっかり、翡翠は碧王に言わされてましたけど!
 でも、そう思いながら、次の小説を読んだら、意外としっかり言わされてました(苦笑)

 けど、それもあんまり「普通」とは言い難い小説だったので、何とも言えないんですけど。

 その2つのノリとかが、完全に男性向け小説ノリ。
 でも、後半部分は、ちゃんとBLの愛のあるお話でした。

 個人的にはこれはこれであり! というか、むしろ大好物でしたけど!

 そういう感じで、そういうシーンに関しては、前半部分がものすごく濃いお話でした。
 もちろん、後半にもないはずもなかったんですが、アブノーマルという意味では、前半でした!

 どこか陰のある、翡翠を思いやってくれる碧王に、翡翠は段々惹かれていって……というのが、物語の趣旨。
 碧王の切なさも、それが翡翠の心に染み込んでくるのもほんわか理解できるいい話だったと思いました。

 濃いえっちが大丈夫な人にはお勧めです!

2

碧王、悪い奴じゃないのだが…

2006年刊、電子書籍にて購入、挿絵なし。
出だしは文章のブツ切り感や校閲不足じゃないかって部分が気になったが、一気に読めた。
エロ一辺倒な話かと想像していたのだが、そんなイメージとはちょっと違うところもあった。
自ら生贄の役目を志願した翡翠と、碧山で奉られている神・碧王が心を通わせていく過程も書かれている。

百年ごとに碧山が生贄を求めるのは、国の豊穣の為に人間の精気が必要なんだそうな…
更に、碧山と攻め・碧王が一体なのかという疑問から彼の孤独さに目を向ける展開は良かったと思う。
練りはあっさりしているものの、何となく『美女と野獣』を彷彿とさせるようなクライマックスもあるのだが…

何しろこの話、エロ描写が多いので気軽には薦めにくいのが難点なのだ。
作者のあさひさん自身も好んでエロ描写に力を入れる傾向だなと感じる。
濡れ場の台詞も「らめぇぇ」とか「お〇〇ちん」とか叫ばせて卑猥さを煽っているし、触手エロ以外にも執拗な乳首責めに尿道責め、受けからの奉仕と濃厚だ。
碧王は悪い奴じゃないのだけど、エロシーンをすっ飛ばして読む訳にはいかないものね。

この当時のBL小説ではよくある"陵辱から始まる恋愛関係"だけど、今だったらエロ描写を減らせば何とか"受けを愛でる溺愛攻め"の方向性で読める可能性も有り、かも知れない。

1

エロエロ

なんか冒頭の数ページで萎えました。
主人公が神殺しを決意するに至る動機があまりに稚拙で。
「百年に一人のいけにえ」で豊穣を約束してくれるって、世界の原始アニミズムを見回しても日本の例を見ても、ものすごく寛大な神様だなーと思ったんですよね。
現代なら別だけど、信仰心に溢れ神の存在を認識し、神をないがしろにすれば災いがあることを知っている時代と国の話なわけで。
そんな寛大な神様を殺すの?国の百年の安寧と引き替えに一人のいけにえを差し出すのが非道だから?
そんなことして、失敗して神の怒りに触れ、国にデカい災いがもたらされたらどうすんのさ。巫女でありながらなぜそのあたりを考えなかったんだろう。
祈る場面があるけど、誰に向かって何を祈ってるのか。
過去にいけにえになった巫女たちの行動とやらにも首を傾げてしまう。だいたい巫女が純潔を守るのは、「神の妻である」という大きな前提があるからだよね。そういうのを知らないのかな。
物語の根底を流れる価値観に、中二的な稚拙さや無知、なにより古き時代の自然への畏怖やら信仰やらその時代を生きた人々の価値観やらに対するどうしようもない敬意の無さを感じて不快でした。

まあでもこういう設定すべてエロをお膳立てするための道具なので(本の大半はエロエロしてるだけです)、モヤモヤ不快を感じても意味ないんだよね…と思いつつ読み進んだんですが、そのエロの中身もさっぱり私の趣味ではありませんでした。
触手に責められて「らめぇ」っていうのはなんだかな。
エロシーンが多すぎて食傷しました。
分かりやすい孤独アピールも、実は良い人アピールも、ぺらいなァと思いました。

1

触手れ、らめぇ、、、なの

山の守り神に、自ら志願して生け贄となった巫女の翡翠。

翡翠には心に秘めた使命があったのだが、、、
ともに暮らすうちに、神の葛藤を感じるようになり、いつしか、、、

かような設定なご本は、初購入でございまして、
何故かと申しますと、
間違えて買って来ちゃったんだもん。
ホントは(たぶん)隣の本買うつもりだったんだもん。
bookoffの100円本コーナーで、プランタン文庫の古いの適当に3冊位見繕って買ってきたら、
あれ?こんなの買ったっけ?

ま、これも何かの縁だ、と、気を取り直して読んでは見たけど、、、

触手ですか、、、、、、、、

らめぇ、、、
も、別にかまいはしませんが、、、、

なんかなぁ、、、、、、、、、、、

今までこの手の設定物に手が出なかったのに、改めて納得したというか、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、、

多分、いまいち、趣味じゃない?……

0

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