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表題作影の国から

河西和樹
斉藤当真

あらすじ

「今日、僕は自分を殺す……はずだったのに」
いじめを受けていた当真を自殺から救ったのは、「影」の自分だった――。
影と、影の向こうの世界で起こる、二人の二つのお話。
仄暗い世界観の高校生BL。

243ページ

作品情報

作品名
影の国から
著者
高岡あまね 
媒体
漫画(コミック)
出版社
電書バト
レーベル
電書バト
電子発売日
4.2

(9)

(5)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
37
評価数
9
平均
4.2 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数3

仄暗いけれど最後ウルッ(涙)

自分の影の向こうに、影の国という並行世界が存在するという設定です。
現実世界の当真がいじめの果てに自殺を決め、それを引き止めにやってきた影の当真が出会うシーンから物語が始まります。

この作品はさまざまな視点で語られていきます。
現実世界の当真、影の中の当真。
現実世界のいじめっ子、影の中のいじめっ子(はとても良い子)。
影の国の番人。
色んな人の想いや行動が交わり合って一つの物語が作り上げられており、みんなの気持ちが読み手にもよく分かるからこそ、ウルっとくる場面もあります。

明るくハッピーで華やかなお話ではありません。
けれど読み手の心に必ず何かを残していくはずです。
少なくとも私はとても感動しました。

2

なんという唯一無二の世界観

すごかった。感動した。
「面白かった」とか「えがった」とかでは括れんぐらいガツンときた。

絵が全然好きじゃなかったし、横顔なんてモミアゲの長さでしかキャラ判別できないぐらい「ユーはどっち?」ってなるけど、1話でそんなことどーーーーーでも良くなる(定期)ぐらい素晴らしかったです。
ス○マというサイトの絶賛レビューがなければ読もうとも思わなかった。
(そちらの方々、本当にありがとう!)

生と死について考えさせられ、なおかつちゃんとBLしとる。
もともと1話が読み切り短編でも成立するような内容ですが、最後までずっとつながってるので、続編の「影の国から さよならの続きを、君と」を含め、全話読まれることをオススメします。

いじめや自○描写を含むので万人にはオススメできませんが、多くの人に読んでほしいです。

「精一杯生きよう」って思った。

0

鳩になった本に出会えたらあなたも影

ほのぼの同居BL「ただいま。」の作者様の2021年作品。
タイトル、表紙の黒い感じ、あらすじからして、怖そう?暗そう?
そう、冒頭は非常に重苦しい…

いじめを受け、自殺願望が日増しに強くなっていく高校生の当真。
いざ決行!のその時、自分の「影」からもう一人の自分が出てきて、死なないで!と。
ボクはキミだ、今日ボクはキミを助けに来た、いじめも僕がなんとかするから絶対に自分から死なないで、君が死んだら僕も死んでしまうんだ…
当真は影の当真と死なない約束をした。そして翌日からいじめはおさまり……

続いて、恐るべき「影の世界」の存在が明かされ始め、皆が気づかない影の自我に目覚めた者同士の出会いと惹かれる心。2人っきりの静かで甘い世界。
しかし、表の世界では2人の少年・和樹と当真はいじめ世界に囚われて。

「表の世界」に干渉した和樹と当真は、影の世界の番人・トワに拘束される展開に。
それ以上に、いじめの対象に転落した表の和樹が死を選んでしまう。すると影の和樹が崩れて消え、黒い四角い石に変わる。
それをバリバリ・ボリボリ食べるトワ。

表の世界の和樹視点からの当真への恋と苦しみ、影の世界の和樹が何を考えていたか。
続いてトワのストーリーへ。
トワの存在のはじまり、影の自我を持つ男とのエピソード、そしてひとり長く止まった時間を過ごした影のトウマが消える時が来て。

いじめや死、コントロールできない2つの世界、甘さの後にやってくる絶望、そんな物語だと思っていたけど、最後の最後、何もかもが昇華したような何かを感じた。

トウマが影の世界を書いた本をトワが鳩に変えて表の世界に送る美しい場面に。
トワにあの時のままの和樹に変化してもらって変わらぬ愛を告げるトウマに。
トウマの石を口にしてとこしえを誓うトワに。

2

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