電子限定描き下ろし漫画付き
雪国ウム先生の初単行本を拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
女装 3
恋愛 0
な感じだと思います。
寺田さん×ナオくんのカプです。
ゴシップ誌ライターの寺田さんが出会ったのは心霊スポット巡りの配信者のナオくん。恐怖と興奮が似ていると、心霊スポットで自慰などをする不謹慎でモラルの低いことをしている。あまり関わるべきではないと思いながらも、ナオくんの行動を完全に無碍に出来ない寺田さん。
デートをしたりする2人なのですが、ナオくんが女装を2回しているのと、そのまま絡み描写になるので、個人的にはちょっと萌え辛かったですね。
人を翻弄するナオくん。そんなナオくんに絆され心が揺れ動いている寺田さん。でもナオくんの方はそうじゃなくて…。何だかんだ寺田さんに執着しているナオくんなので、2人とも何かしらの想いはあったのかもしれませんが、如何せん恋愛要素は殆ど読み解くことが出来なかったですね。
何とも言えない2人の関係性、時折描かれる心霊現象っぽい描写、本編のオチとしてもお化けよりも人が一番怖いということなのか?疑問に残ることが多くてイマイチスッキリしなかったですね。
結末としては2人は結ばれないので、設定やキャラ属性など今まで読んだ作品にはあまり出会わなかった要素が新鮮ではあったので、読んでみては如何ですか。
めちゃくちゃ良いです。もっと早く読めば良かった!
お話の構成や台詞回しに無駄がなくて美しく、そのためメリバ表記ですが読後感は不思議とすっきりしています。
そして何より絵が、絵がすごく素敵です。様々なアングルから描かれる人体はもちろん、家具や小物まで全て自分の絵柄に落とし込まれていて、画面の完成度が高く、芸術的で、読みながら自然と物語の中に引き込まれていきます。
(特に体液の描き方がとてもエロくて、魅力的な人体と合間って色気が凄いです。最高!)
1話の時点ではこの子は人間なのかお化けなのか...!?とドキドキしていましたが、ホラー要素で引き込みつつ人間ドラマが展開されていく様がお見事で没入感がすごい...!ラストの後日談もまた良くて、本当におすすめです。
読み終わってからタイトルを噛み締めました。配り歩きたいくらい好きです。
初レビューなので読みにくかったらすみません
ホラーBLかと思って買ったのですが、あまり怖いイラストとかは無かったですね(雰囲気怖めは少しありました)
は ハッピーエンド・バッドエンド・メリバのどれにも当てはまらないような感じでした
最後は2人とも普通の生活を手に入れた感じでしたが、寺田の表情などからまたズルズルと関係が続くのかなとも思いました!
そして何より、ナオのヤバさというか、不思議さ?というのが凄かったです!
特に、最後の行為のシーンで言った「子供が出来たら呪い殺す」「その子供として生まれ変わるのもいいんじゃない?」のセリフが忘れられません!
そこまで執着するか?と
これはヤンデレの部類に入るのか?と何とも言い難いような感じがありました。
寺田がナオに毒されていく感が凄かったです!
ハピエンが好きな人やしっかり話が終わるのが好きな人にはオススメしません。
これは、完結なんだよね?
タイトルの後に番号無いもんね。
完結しているコミックで、主人公達がお互い惹かれ会ってるのに、カップルになる前に関係を終わらせる設定を初めて読みました。
うぁ〜、これは癖になる。好きかも。
動画配信者のナオ(受)に、興味を持った寺田(攻め)が、配信先を特定して会いに行った事がきっかけで出会います。その後、怒涛のエロ!
このナオが闇系ビッチで、とんでもない奴。
生配信で、お地蔵さんに顔射してるのは〜ぉぉおおお、随分攻める描き方するな!と、笑った。
攻めの寺田は、3流ライターで、ナオに翻弄されるけど・・・途中から、日常に溶け込んだ自然な2人がそこにあったから、お互い良い感じだよね。
ナオが、拗れてるよなぁ〜気を許しあえない信じられない、深入りするのが怖い。
ナオの背景が少しと、ボソッ呟く言葉が過去を物語っているのかなと。
ナオが執着してストーカーになる始末。
寺田はなんだかんだと世話焼きなんだから、ナオも思い切って、そこに飛び込んで行けば良かったのに。
1回読んだ後、タイトルと内容から一言で言うと、お化けより人間の方が怖い!って話と、思ったけど、一言では片付けられないくらいディープだったので、何回か読み直しました。
この物語は、答え合わせはしない方がいいのかとも思ったり。
巻末に、成長したナオ・・・なんか、寂しそうだったな。うん、その後が読みたい。
初の作家さんでしたが、とても面白かったです。今後も、期待しています。
半年に一度くらいのペースで心霊スポットについて調べ、
その度に怖くなって落ち込んでいる学習能力の無い者です、
題材から興味を示しました。
タイトルやあらすじ、終始不安の付き纏うようなストーリーから、
ハッピーエンドで無い事は予測出来ました。
怖い話を謳っているのだから、
さぞかしショッキングなバッドエンドなのだろうと身構えていたのですが…
極端な話をすれば、修平がナオを本当に殺めてしまうとか、
平穏になった修平の生活を再会したナオがブチ壊すとか、
私はそういうのに期待し過ぎてしまって物足りなく感じてしまいました。
BLとしてはバッドエンドかもしれない、
でも彼らの人生はまだバッドエンドでは無いと思います。
心霊スポット描写に期待して買ったので、
スポットをあちこち巡るシーンもあるかな?と楽しみにしていたのですが、
ホラー要素があまり目立たなかったのも残念でした。
主役二人もあまり好きになれなかったな…
幸せになって欲しいと思えないからこそ、
この結末も受け入れやすいのかもしれないけれど。
黒を基調に電子的な文字が描かれた洒落た表紙と、
ナオの女装の外見が可愛かったくらいしか好みの点が見つけられず、
私個人としては中立評価なのですが完全に好みの問題なので…
万人受けを狙わない一味違うストーリー重視の話を評価し「萌」にします。
思っている以上に解り易いハッピーかバッドしか楽しめない自分を自覚し、
単純頭さに軽くショックを受けました…(^-^;
ハッピーエンドで幸福感を得たい人も、バッドエンドで衝撃を受けたい人も
どちらにも向いて無さそう、物語としてはよく出来ていると思いました。
BLに萌えたい!って時にはハッキリ言ってお勧めし兼ねる、
お化けなんかより現実味のある、じわじわと「こわいはなし」でした。