名前も知らない同級生。 いつも彼だけが、ひどく鮮やかに見えた――。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作コントラスト

(仮) 青山 翔太(かなた)
高校2年生
(仮)千川 陽(あきら)
高校2年生

その他の収録作品

  • TO the last

あらすじ

いつでも人の輪の中心にいる人気者だけど
どこか冷めたところがあるイケメンの青山翔太と、
特進クラスに在籍する成績優秀で一匹狼な千川陽。
クラスも名前も知らないけど、
顔だけは互いに知っている。
そんな対照的な同級生が、
ある日、屋上へと続く人気のない階段で出会った。
その日から屋上は二人だけの秘密の場所に――。
沈黙さえ居心地がいい
穏やかな時間を共有するうちに、
どちらからともなく惹かれ合っていくが、
陽には後ろめたいことがあって……?


―――なんでオレとキスしたの?

作品情報

作品名
コントラスト
著者
itz 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686560
4.3

(417)

(265)

萌々

(89)

(38)

中立

(14)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
54
得点
1809
評価数
417
平均
4.3 / 5
神率
63.5%

レビュー投稿数54

泣いた!

すごく良かったです。
タイトルからしてそうですが、二人はまさに対照的な存在で、作中の「俺たち関わるタイプじゃなさそう」という言葉通り、二人の対比が鮮明に描かれていました。だからこそ、自分にないものを持つ相手に惹かれ、お互いの欠けている部分を補い合えるような関係性がとても魅力的でした。

印象的だったのは、陽が昔好きだった男と翔太がめちゃくちゃ似ていたことです。翔太が昔の男そのものだったからこそ、陽は余計に踏み出すのが怖かったんじゃないかな……と胸が痛くなりました。最後陽が、「自分以外の気持ちを受け取らないでほしい」と走り出すシーンは泣いちゃいました。

そして、最後の描き下ろしが個人的に一番好きでした。過去の清算って割と「あの時はごめん」と直接謝るパターンが多いと思うのですが、そうじゃないのが良かったです。中学生の時なんてみんな傷つけて傷つけられての繰り返しだから、やっぱり心残りってあるよなと共感しました。
理解できなくても、それを否定せずに「そうなんだ」と受け入れるのって、精神が大人にならないと難しい気がします。友達としてずっと隣にはいたかったんだろうなと思わせる最後の描写は胸が締め付けられました。

すごく面白くて、心に残る作品でした。ありがとうございます!

0

繊細の作品だった

実写ドラマが発表された時、ぜひドラマを見る前に原作を読みたいと思い、読みました。
(レビューに時間かかってしまいました)

陽と翔太がそれぞれ抱えているトラウマは大人になったらもっと後悔するかもしれない問題ばかりで、陽のとても仲が良かった子に片思いしてたのが本人にバレて悪質なイジメを受けたトラウマも、翔太の怪我でサッカーが出来なくなったトラウマも、自分自信では解決できなくて、この問題を解決して1歩踏み出すには、家族でも仲良い友達でもない同級生からの助言だったり支えが必要だったのかなと
それが陽で翔太だった訳で、ただ最初は、目が合うなというだけだった2人が、学校の屋上で二人きりで会話をし、少しづつ自分たちの中で変わりつつある感情に素直になれなくて、それが凄く儚くて繊細で、めちゃくちゃ泣きました。

陽が翔太にトラウマになった事を打ち明けた時、
「陽はそのままで良いよ 無理に変わろうとしなくても 自分がよく分からなくても オレにはハッキリ陽が見えてるよ」
ってセリフが、翔太が本当はずっと欲しかった言葉だったのかなって、そういう素直に気持ちを伝えてくれる翔太が陽を動かしたんだなって感動しました

本当に本当に神作でした。
涙なしでは読めませんでしたし、その後のドラマよとても素晴らしくて、何度も見ていますし、この漫画も何度も読み返しています。

0

「アオハル系で何かオススメ教えて」と言われたら、迷わず本作を差し出す

発売年(2021年)に表紙を見かけてその美しさに目を奪われ、吸い込まれるように読破。
itz(あいてぃーぜっと)さんとお読みするのですね。
BL AWARD 2022ベストコミック18位なんですが、当時すでに1300点越えだったのに今さらに1600越えですか…スンゴ。

たまたま廊下で何度か目が合うDK同士、「人気者(翔太/かなた)+成績優秀な黒髪の一匹狼(陽/あきら)」。
翔太は聞き上手な陽の前だとなんでも話せるようになり、だんだんと打ち解けます。
でも陽は実は翔太に言えないことをしていて…という話。
キスどまりで完全に性描写なしなので初読み当初は物足りなさを感じましたが、今読むと☆5に変更したいぐらい。
むしろそれがいいとすら思えるほど完成度が高い。
表紙だけじゃなく、中身も作画が本当に美しい。

仲良くなるきっかけが屋上への階段とか怪我のトラウマとか、ホントいろいろとベタなんですが、意外な人が受けの親友になったりして、本編のクライマックスもすごく良かった。
描きおろしが特に…うわーそうきたか…これはニクい演出だなぁと。
賛否ありますが私はこの描き下ろし好きです。

<注意点>
・陽は授業中と本読む時だけメガネかけます
・陽の中学エピで すっげーヤな奴からのイジメあり
・青少年うんぬんが気になる方へ:陽+家庭教師は一応 "未遂" です。
「ホテル行ったのに?」って疑問が残るかもしれませんが、ホテル利用してもバニラ(ご存じない方はググってください)だけの方はいっぱいいますし、タチ同士CPとかネコ同士CPとか普通にいらっしゃるので、私はリアリティのある描写だなと思いました。
・お値段張りますが、332ページもあるのでお得感あります。
でも逆に長いと感じる人もいるかもしれません。

本作で itz さんをご存じない方にも知るきっかけになってほしいです。
そして「雪解けの恋」とそのスピンオフ「ぼくらが恋を失う理由」もぜひ読んでいただきたい…

2

ゆっくりさが尊い

なぜだかよく目の合う名前も知らない同級生。ある日屋上へ続く階段の踊り場で出会い、そこから2人だけの時間が始まって⋯。
秘密の場所の心地良さ、お互いを少しずつ知りながら惹かれていく感じが、とても丁寧に描かれている。
陽の隠し事は何なのか、翔太のサッカーへの想いとか、お互いに抱えてる過去の苦しい思い。
うまく消化できなくて苦しくて切なくて、でも相手への愛しさと一緒にいたい思いの方が勝って、2人でそれを乗り越えて成長していくのがたまらない。
なかなかセッには至らないけど、そのゆっくりさがまたとても良い。尊さの宝箱。

2

美しい絵柄と青春に癒される

なんと言ってもこの丁寧な描写。美しいですわー。高校生の瑞々しさとか、夏の匂いとか、校舎の影、空の色、そんな青春を感じられる素晴らしい描写です。

ストーリーとしては…うーん、まず、長かったなって思いました。途中で300ページ超してることに気付いてちょっと早送りしたくらい。じっくり丁寧に進めたかった作家さんの気持ちは伝わります。でも展開の波としてはページ数のわりに少なかったかな、と。

あと、元家庭教師との関係は、ちょっと地雷に近い。高校生(その前は中学生…)だぞ?というのもあり、恋愛関係の方がまだ納得できたのにな、と思いました。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP