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表題作あした虹がでなくても

マロン・ホイップ・ ディーヴァ(綾瀬千歳)、ゲイバーバーテンダー、ドラァグクイーン
植木凌、サラリーマン、課長

その他の収録作品

  • bonus track /描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

君に見合う人間になりたい。女装も素顔も、ずっとかっこいい君に。
男前ドラァグクイーン攻×年上ノンケリーマン受、優しくありたい両片思いBL!

ゲイバーで働くドラァグクイーン・ホイップ(本名・千歳)は
トークアプリで「不眠症のリーマン」に毎夜グチを話すのが日課。
顔も知らない彼に淡い恋心を抱いていたが、
どうせ会うことはないと高をくくっていた。

しかし、店を探しだした彼(本名・凌)が突然ゲイバーを来訪。
女装姿を笑われ、最悪な気持ちで追い返してしまう。
後日、真摯に謝ってくれた凌と相対して千歳は気づく。
彼を本気で欲しくなっている自分にーーー。

思いが募るほど女装以外の姿を見せるのが怖くなる千歳と、
頭でっかちで自分の気持ちに無自覚なノンケの凌。
未完成な2人が自分の殻を壊しながら惹かれ合う、両片思いラブ!

作品情報

作品名
あした虹がでなくても
著者
きはら記子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
一途な犬は諦めない
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785338
4.1

(111)

(44)

萌々

(41)

(24)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
457
評価数
111
平均
4.1 / 5
神率
39.6%

レビュー投稿数17

私の地雷をぶん殴り、女装男子の良さをわからせられました

ボーイズラブを読みに来てるんだよ!女装男子なんてNLと変わらないでしょ!とお思いの皆様に伝えたい。あなたの左足を沼に引きずり落とすよ、と。
安心してほしいのは、ちゃんとしっかり男です。ドラァグクイーン、というエンターテイメント女装?と例えればいいのかわかりませんが、ショーで自分を美しく魅せたい、皆を驚かせて笑顔にしたい、という男の子と不眠症のリーマンとのお話です。受け攻めは出来れば読んでからのお楽しみで、、、。

リアルな世界観、価値観、葛藤で切なさが濁流のように押し寄せて来ます。
そう、この濁流が皆さんの足を沼へと導くのです

2

ホイップちゃんが可愛い。

カバー見た時はあんまり好みじゃないかな?と思っていたけど、店頭で裏表紙の帯見て読んでみたくなった作品でした。

どんなに傷つけられても、凌さんのことを“許すよ?”と言えるホイップちゃん。
健気に想い続ける、そんなホイップちゃんがめっちゃ可愛くて、報われた時、私まで嬉しくなったよ。

凌さんの不器用さが本当にもどかしくて、さりげなくホイップちゃんが嬉しがるようなことが言えるくせに、肝心なところがダメダメなところも、最後に二人の想いが通じあったあとは愛おしいと思えたよね。

買ってから毎日のように読んでます。

1

めちゃくちゃ、良かった。

きはら記子先生のストーリーは、じんわり心に響くので大好きです。

「一途な犬は諦めない」の中の「対岸の犬を呼んで」のスピンオフ。

攻めのホイップちゃんと、受けの凌くんのお話し。
お互いに、ゲイだのノンケだの、勝手に境界線を作り、本人達を理解しようとしていなかった。これが、ストーリーのメイン。
ハッピーエンドに至るまでの、過程が周りの助けを借りて、紆余曲折ありましたが形になりました。
世田カップルは、相変わらずラブですが〜ここでより一層愛は深まった感有りでしたね。
心残りは、ママ!今度は、ママを幸せにしてあげて!

1

想像と違いました

シーモアさんが先行配信していたので、待ち切れずに購入しました。

「一途な犬は諦めない」に収録されている「対岸の犬を呼んで」の湘吾と世田カップルが登場しています。未読でも問題ありませんが、私は湘吾が気になったのでこちらを読了後に読んでみました。ホイップとママが登場してましたが、サラッとした扱いでした。

実はあらすじを読んでいたのに頭に入っていなかったらしく、攻受を勘違いしていて終盤に驚いてしまいました。

そして「不眠症のリーマン」こと植木凌が、試し読みの初登場シーンとはイメージが全く違っていました。
スマートで出来る男かと思いきや、生真面目で不器用な人でした。

そんな彼が失言を繰り返しながらホイップこと千歳に執着する様子と、傷付きながらも何度も凌に絆される千歳の恋心が切ないです。


それから酒屋の息子に恋するママがとても切なくて良かったです。ホイップがママに勧められてドラァグクイーンを始めた事も分かりました。


会社で部下との信頼関係を築き直す植木のしなやかさとか、ドラァグクイーンとして輝く千歳の強さとか、立ち直って新たな恋に張り切るママの姿や、世田に自分の決意を伝える湘吾とか、色々な人間ドラマが魅力的な作品でした。

3

濃ゆい人間ドラマ

スピンオフ元となる作品に出て来たホイップちゃんが根掘り葉掘り知ると、こんなにも魅力的だった人だったとは。
紹介文にもある『男前ドラッグクイーン攻め』のパワーワードに!?!?となりながら、もう期待度マックスな作品でした。そして偽りなしにホイップちゃんは男前でした。

BLでは鉄板な、ゲイがノンケを好きになるのは不毛というせつない想い。ゲイだろうとノンケだろうと関係なく、傷つけ傷つきながら、謝り謝られて少しずつ恋をカタチにしていく丁寧な過程の描かれ方が素敵でした。

3

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