あした虹がでなくても

ashita niji ga denakutemo

あした虹がでなくても
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×212
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
97
評価数
23
平均
4.2 / 5
神率
34.8%
著者
きはら記子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785338

あらすじ

君に見合う人間になりたい。女装も素顔も、ずっとかっこいい君に。
男前ドラァグクイーン攻×年上ノンケリーマン受、優しくありたい両片思いBL!

ゲイバーで働くドラァグクイーン・ホイップ(本名・千歳)は
トークアプリで「不眠症のリーマン」に毎夜グチを話すのが日課。
顔も知らない彼に淡い恋心を抱いていたが、
どうせ会うことはないと高をくくっていた。

しかし、店を探しだした彼(本名・凌)が突然ゲイバーを来訪。
女装姿を笑われ、最悪な気持ちで追い返してしまう。
後日、真摯に謝ってくれた凌と相対して千歳は気づく。
彼を本気で欲しくなっている自分にーーー。

思いが募るほど女装以外の姿を見せるのが怖くなる千歳と、
頭でっかちで自分の気持ちに無自覚なノンケの凌。
未完成な2人が自分の殻を壊しながら惹かれ合う、両片思いラブ!

表題作あした虹がでなくても

マロン・ホイップ・ ディーヴァ(綾瀬千歳)、ゲイバーバーテンダー、ドラァグクイーン
植木凌、サラリーマン、課長

その他の収録作品

  • bonus track /描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数5

男前ドラァグクイーン

スピンオフ作品とのことでスピンオフ元の「一途な犬は諦めない」もひっぱり出して読んできました。
スピンオフ元ではほんのちょい役だったホイップちゃん。
なので、この作品単体でも楽しめます。

ドラァグクイーンでゲイバーのスタッフ、ホイップ(本名:千歳)が素を出して話せる場だったトークアプリで知り合ったリーマンの植木と実際に会い、誤解があったりしながらノンケとゲイの壁を超えて行くというお話でした。
ノンケとゲイの恋愛の場合やっぱりゲイには先入観がある設定が多くて、この作品でも思い込みや勝手に作った壁に1人空回りしてる感じでした。
お相手の植木も鈍感、不器用、優柔不断な感じなのですれ違っちゃうのがもどかしいやら悲しいやら…。

印象的だったのは、植木がゲイと付き合ってる元ノンケ男性に''ゲイと上手くやっていく方法"を聞くんですが、それに対して返された返事によって気づけた場面ですね。
先入観や壁を作って接してたのは、結局2人ともだったんだ…と。

あと植木の決め台詞、ですかね。
あら〜、それ言っちゃう?この後どうなっても知らんよ⁉︎ってその先の展開にワクワクしてしまいました。
案の定期待通りでしたが、左右がそっち⁇⁇で良い意味で裏切られました。
ゴムを相手に着けさせるシチュもgoodでした!

作者さんインタビューにも書かれていたように、読み終わったあとは祝杯をあげたくなるようなお話でした。

0

どうやったら上手くやっていける?ただ目の前の相手を知る事。

表紙の第一印象。
「相手、女性じゃん」
あらすじを読んでみれば、ドラァグクイーン攻め、とある。
ドラァグというには随分とナチュラルな女性っぽい。
と思いつつ、読み進める。

主人公は、ゲイバーにて女装で接客するバーテンの「ホイップ」ちゃん。
日々の愚痴を、トークアプリで見知らぬ人に話す事でストレス解消をしている。
中でも「不眠症のリーマン」さんと気が合って、ほぼ毎日顔も本名も知らずに会話だけ続けていたのだが…
…という冒頭。
何と「不眠症のリーマン」が、断片的な情報を元に「ホイップ」の店を探し当ててじかに会いにきてしまう!
勤めているバーが実はゲイバーで。
しかも女装で働いているバーテンで。
驚く「不眠症のリーマン」はホイップが傷つくような言葉を、知らずに発してしまう。

…という感じで、今までゲイと接点のなかったノンケと、ゲイバー勤務の中では楽しくやっているけど世間的には色々鎧を着ているゲイとのストーリーが展開していきます。
ノンケの言動にいちいち傷つくゲイ。
何に傷ついたのかもよくわからないノンケ。
この溝は深い。
だけど、はじめになんのバックグラウンドも知らずに会話をしていた頃の距離感の方が魂の距離、だったんだろうね。
これは初めっから「両想い」ですよ。
ゲイとか、ノンケとか。
そんな事関係ない。
どう目の前の「この人」と一対一で向き合うか、そこに尽きるんだと思う。

一方ノンケの方も仕事上で彼なりのモヤモヤを抱える一人の悩める人間であり、ホイップちゃんとの関わりで自分の殻を破っていくような流れがある。
恋と、生き方の両方の前進。

つまりは。
ノンケとかゲイとか関わらず、100のカップルがいれば100の恋物語があり、100の問題点があり、100の未来がある…

3

濃ゆい人間ドラマ

スピンオフ元となる作品に出て来たホイップちゃんが根掘り葉掘り知ると、こんなにも魅力的だった人だったとは。
紹介文にもある『男前ドラッグクイーン攻め』のパワーワードに!?!?となりながら、もう期待度マックスな作品でした。そして偽りなしにホイップちゃんは男前でした。

BLでは鉄板な、ゲイがノンケを好きになるのは不毛というせつない想い。ゲイだろうとノンケだろうと関係なく、傷つけ傷つきながら、謝り謝られて少しずつ恋をカタチにしていく丁寧な過程の描かれ方が素敵でした。

3

哲学書

というのは大袈裟ですけれども、こうするのはこうだからだとか、攻めも受けも共に脳みそにガッチリ支配されていまして、イチイチ理由付けしたり、石橋叩いて渡ったり…という頭先行人間です。出会いを思い返すとトークアプリで語り合うのがきっかけな訳だから当然口から出る言葉が大切な関係なんですよね。
この二人の場合はトークアプリという不確定な出会いから始まってはいるものの、トークアプリで何処の誰とも分からずに話し合う中で気持ちがほぼマックスになっており、出会った時には互いにもうこの人しかいないという具合でした。

主人公ホイップの女装は素敵だなと思います。

5

想像と違いました

シーモアさんが先行配信していたので、待ち切れずに購入しました。

「一途な犬は諦めない」に収録されている「対岸の犬を呼んで」の湘吾と世田カップルが登場しています。未読でも問題ありませんが、私は湘吾が気になったのでこちらを読了後に読んでみました。ホイップとママが登場してましたが、サラッとした扱いでした。

実はあらすじを読んでいたのに頭に入っていなかったらしく、攻受を勘違いしていて終盤に驚いてしまいました。

そして「不眠症のリーマン」こと植木凌が、試し読みの初登場シーンとはイメージが全く違っていました。
スマートで出来る男かと思いきや、生真面目で不器用な人でした。

そんな彼が失言を繰り返しながらホイップこと千歳に執着する様子と、傷付きながらも何度も凌に絆される千歳の恋心が切ないです。


それから酒屋の息子に恋するママがとても切なくて良かったです。ホイップがママに勧められてドラァグクイーンを始めた事も分かりました。


会社で部下との信頼関係を築き直す植木のしなやかさとか、ドラァグクイーンとして輝く千歳の強さとか、立ち直って新たな恋に張り切るママの姿や、世田に自分の決意を伝える湘吾とか、色々な人間ドラマが魅力的な作品でした。

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う