たんたんとタント

tantan to tanto

たんたんとタント
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神43
  • 萌×262
  • 萌23
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

243

レビュー数
18
得点
536
評価数
133
平均
4.1 / 5
神率
32.3%
著者
きはら記子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
ISBN
9784845856916

あらすじ

田舎に住む高校生・幸太郎(コタ)と瞬平は、
兄弟や家族のように一緒にご飯を食べたり、
お互いの家に泊まったりする幼馴染。
同い年の二人は同じ高校に通いながら昔と変わらない毎日を送るが、
空き家で「誰にも言えないことをする」という秘密を共有している。
田舎で今まで通り過ごせることが当たり前だと思っていたコタ。
だけど瞬平は、コタに言えない一人だけの秘密を抱えていて――

表題作たんたんとタント

麻沼瞬平,17歳,高校2年生
大山幸太郎,17歳,高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数18

ずっと一緒に

1話を試し読みしてから、単行本になるのを待っていました。

高校の同級生で幼馴染でお隣さんの幸太郎と瞬平。
2人の住んでいる田舎のほのぼのした雰囲気とは裏腹に、空き家で行われている行為の"非ほのぼの"なこと!
だけどそれは彼らの日常で全く悪びれる様子もない。

ずっと一緒に育って来た2人だから、この先も一緒に居るのが当然と思っている様子の幸太郎。
一方瞬平は自分の好きと幸太郎の好きは種類が違うと気づいていて…というお話です。

あるきっかけで瞬平は幸太郎に気持ちを打ち明けることになります。
そこから変わらないようでいて、少しずつ変わっていく2人の気持ちの描写が良かったです。

「コタが居ないと生きていけなくなる」
「いいじゃんそうなれば」
で萌え死ぬかと。

無事に2人とも大学合格し、一緒に住む部屋へのお引っ越し。そして初H。
こちらも2人らしい感じで、描写は薄めですが私は非常に好きでした。

描き下ろしは、取り壊す事になった空き家でのイチャイチャ。きっとコタはお口が小さいんだね。

6

この先が気になる二人

きはら先生大好きだわ!と再確認した最新刊。この雰囲気がすごーくハマる。何がいいって言葉では言い表せないんですが、とっても好き。

田舎に住むDK二人のお話。学生ってだけでも刹那的なものを勝手に感じて切なくなっちゃうんですが、さらに田舎ってことで世界は狭いし人間関係は限られてるしで、お互いが唯一になるのも必然。

攻めの瞬平は思い詰めてる系片思い男子。コタはちょっとデリカシーなし男系っぽいwんでもだからこそ思い切りの良い踏み込みがあって、関係性が動く感じです。
まだちょっと子供の「好き」かな~ってときから体の接触はあるんですが、これは最初に始めた瞬平のせいなんじゃないのwヤることヤってんのに感情はついていってなかったり、理不尽な行動取ったり怒ったりしてるのがDKだな~と。必死で全力で真剣なぶつかり合いが眩しいです。
二人それぞれの結論の出し方も好き。

最終話は都会に出ていく二人。物語としては綺麗に終わってますが、田舎から都会に出るなんて!この先にどれだけのドラマが待ち受けているのか!ここで終わりなんてもったいない~!!
もっともっと二人でごちゃごちゃやって熟年カップルになっていくまでを見たいなあと思いました。

ところでタイトルの「タント」って「たくさん」て意味だったんですね…あとがきを読んでも分からず、「淡々と田んぼと」ってんじゃないだろうしなあ??とか思ってましたw「たぁんとお食べ」の「たんと」か。
意味が分かると田舎BLにぴったりなのが分かり、タイトルまで大好きになりました。

5

愛しくなるお話し

ただただ二人の生活を見守る続編が見たい…離れるなんて絶対無理なのお互い分かってるのに気づかない…分からないフリ…もどかしい!けど愛しくなるお話しでした。二人だけの秘密の隠れ家でエッチみたいなシチュエーションが好きな人にも大変おススメです。

0

変わるもの、変わらないもの

深読みし過ぎるので、1つのレビューに2時間くらいかかってしまう…。
この作品も深読みしまくった結果、ただ素直に読めばいいんだ!と気付きました。

栄えた街に行くには山を越えないと行けない。
家は隣同士、たぶん同年代の子は他にいなそうな地域で育った瞬平とコタ。
学校へ行くのも、帰り道も、帰ってからもずっと一緒。
それが当たり前でふつうだったけれど、高校3年生になって、いよいよ「田舎」を出て行く時期が迫ってきたときに、コタは瞬平の想いを知ってしまいます。

田舎というと開放的なイメージと同時に、不便さや保守的な面から来る閉鎖的なイメージもありますね。
この作品では誰彼構わず声をかけては、するりと懐に入り込むコタは前者を、コタへの想いで鬱屈としている瞬平は後者を象徴しているように思えるのが、深読み隊にはたまりません。
その深読みをベースに読むと、瞬平の気持ちを知って、これからも一緒にいるために飛び込もうとするコタはどこまでも奔放。
自分の気持ちとコタの気持ちは違うと決めつけて、諦めようとする瞬平はやっぱり保守的に見えます。

深読みしちゃったけど、そんな深読みは意味がないんですよ…。

家族じゃないけど、家族みたいな存在。
親友だけど、それ以上みたいな存在。
何でも知っているつもりだったけど知らない面があることを知って、初めて「家族じゃないし、自分とも違うんだ」と気付く。
ずっとそばにいるのが当たり前で、この先も変わらないと思っていた相手を改めて自分と切り離して、考えて、向き合う。
そんな心理描写が素晴らしいんです。
コタの焦燥感が伝わるモノローグは胸に迫るものがあるし、初めてコタに触れる瞬間や、待ち受け画面を揶揄われたときの瞬平は切ない。
2人の気持ちの揺れをただ感じる。
それだけで良かったんだなあ。

子供からおとなへ、田舎から都会へ。
変わっていく環境の中で、「一緒にいたい」という想いは変わらない。
シンプルで優しくて可愛い恋の話でした。

タイトルの『たんたんとタント』ってどういう意味なんだろう?と思って調べてみましたが、こんな印象的なタイトルなのに、ちるちるさんやmimosa編集部さんのインタビューでは質問されていなくて、きはら先生のTwitterも遡って読んだけど、情報がなかった…。
なので勝手に「淡々と」過ぎる毎日の中で、「たんと」気持ちを伝え合う、という意味だと深読みしておきます。

13

きらきらと ひかる

こんな男子たちが身近にいたら絶対癒しでしかない…
二人の緩やかで優しい愛情にほっとする読み心地でした。

のどかな田舎風景の中で二人だけがきらきらと眩くて、
そこでの時間が宝物みたいに思え、いとおしい。

高校生のコタと瞬平は同級生で、幼馴染で、お隣さん。
小柄で人懐こくて、誰からも愛され体質なコタと人見知りでクールな瞬平は
正反対のタイプですが、幼い頃から兄弟のように一緒に育ってきました。

けれど、二人だっていつまでも子どものままではなく、
放課後の空き家でこっそり抜き合ったりする仲でもあります。

古びた空き家、というのが何とも言えぬエロティシズムを漂わせますが、
当の二人は性欲処理感が強く、どうにも色気がありません(笑)

だけど、実は瞬平はコタに特別な感情を抱いていました。
それは友達以上で、コタを自分のものにしたいと言う性欲で、愛情。

いつも隣にいるからこそ、伝えられない恋心を胸の内に秘め、
せめてコタが誰かのものになるまでは、といつかやってくるであろう
初恋の終わりを待ち続ける瞬平の切ない想いに胸が締め付けられます。

ずっと一緒だからこそ、言葉にしなくても分かり合える部分があって、
そんな二人の関係性が心地よくもあるけれど、好きという気持ちだけは
口にださないと伝わらない。

いつもコタとニコイチで、コタと二人のときだけ声をあげて笑ったり、
スマホの待ち受けがコタだったり、さりげなくコタの好みに合わせてやったりと、
そっけないようでいて、コタにはすごく優しくて、こんなにわかりやすいのに…

それでもコタは気付けません。
互いが互いの一番で、隣にいることが当たり前すぎて。
そして、それは高校を卒業しても変わることはなく、
コタにとっては当然の未来。

だからこそ、瞬平から突き放されるとコタはとても弱い。
瞬平から想いを告げられたときもコタは戸惑いながらも、
「俺も瞬平が好きだから、セックスもできる」と即答します。

一見、瞬平がコタに執着しているようで、それはコタも同じ。
対等な関係の一方で、共依存的な二人。

だけど、正直この時点のコタは親友からの突然の告白に
まだ気持ちの整理がついていないように見えるんですよね。
その返答もただ、瞬平を失いたくないという一心から出た言葉で、
瞬平もそれがわかってしまったからこそ、
「俺の好きとコタの好きは違うんだよ…」と言ってくれたんだろうな。

でも、その事実を誰でもない瞬平が突き付けてやるというのが切なすぎました。
ここで、じゃあヤろう、と言わないのがまた誠実で。

色々と考えた末に“コタ離れ”をしようとするも1日ともたず、
会いたくなってしまうヘタレなところも母性を擽りますが♪
そして、「離れるな!」と瞬平に言い放つコタが実に男前でした。

両想い後は「好き」がだだ漏れ、イチャイチャする二人が
甘くすぐったくて、萌え悶えました。
瞬平の膝の上に乗っかり抱っこされているコタの可愛さよ…
なんだかんだでこの二人って終始ベタベタしてるんです。
この親友ならではの距離感の近さというか、密着度がたまりません///

個人的にいかにもな「母ちゃん」感溢れるコタ母も好きでした。
瞬平を自分の息子同然に扱うところも素敵だし、
本当は息子たちの関係にも気付いていたのではないかなと。
瞬平母を「いいのいいの」と宥める姿に、そんな気がしました。

描き下ろしではぴったりとくっついて眠る二人に幸せホルモンが
溢れまくりでした。
あと、「コタのやりたがりの下手クソ」はなんかわかるかも。
でも、恋人になっても最後まで色気はあまりなかったかな(笑)

いつか大人になった二人のお話も読んでみたいです。

7

ほのぼの切ない青春BL

田舎で暮らす幼馴染み同士の、可愛くも切ない恋物語です。
幼馴染み2人の距離感にキュンキュンしました。
家族のようで、兄弟のようで、恋人のようで……そのどれでもなくて。友情というには少し行き過ぎた関係にドキドキを感じる作品でした。

幼馴染みでお隣さん同士の瞬平とコタ。
2人は兄弟のようで、実は周りが思っているより仲が良くて子どもでもないのです。
家で空き家で、こっそり抜き合いする2人にドキドキ。

瞬平は見た目も大人びていて、早くからコタへの恋心を自覚しています。
それに対して、コタはまだまだ幼いのかなあ。
いつもベッタリ一緒のニコイチで抜きっこまでしてるのに、自他の気持ちの機微には鈍い感じ。

微妙な意識の違いからすれ違う2人。
コタに思わず気持ちを告げたのは、鈍感なコタへの怒りと焦りからなんだろうな。
恋心を抑えながら〝コタ離れ〟しようと決心するも、会いたくて仕方なくなっちゃう瞬平に萌えました。

離れようとする瞬平にコタが怒りをぶつけながら叫ぶ場面は、もはや告白。独占欲の表れ。
真剣なコタの表情も瞬平の可愛い態度もめちゃめちゃ良かった。

お互いの気持ちを確かめ合ったことで、2人の関係が変化しただけじゃなく、心の成長にも繋がったと思います。
家族・兄弟・恋人……何を捨てるでもなく、どれも自然な形で手に入れた気がしました。

微妙な距離感から始まって、その距離を保ちながらも少しずつ近付いていく過程に胸キュンでした。
キスもHもいいのですが、2人がペッタリくっついて抱き合ったり眠ったりする場面に物凄く萌えた。
友達や家族との関係も描写が細かくて良かったです。

6

水彩絵具が滲むような

きはら記子先生の描く絵が好き。
さらりとシンプル。それでいて印象的な線で、多感な時期を田舎で暮らす高校生の男の子達の恋が綴られています。
余白の使い方や、逆光での影の付け方も好みでした。寄りの画と引きの画も、ビー玉のような瞳も好き。
うん、これはもう好きなんだな。

同級生で、幼馴染で、お隣さん。
とある田舎の、とある幼馴染2人のお話。
こちらの作品。幼馴染ならではの家族のようで家族ではない、言葉に出来ない距離感もなのですが、田舎特有の距離感の描き方が非常に上手いなと思います。

自然はあれど娯楽は何もない。コンビニはなく、小さな商店がひとつ。
ほんの少しの描写で、幼い子供の頃は良かったものの、ある程度大人になった若者は暮らせない地域なのだろうなということがよく分かる。
でも、よく名前も知らない近所のおじさんやお婆ちゃんが「これ食べな」なんてお菓子をくれたり、地域で助け合ったり見守ったりしながら暮らす田舎なんです。
人懐っこいコタがあれこれと貰うシーンだけでも伝わって来る、住んでいる人々の優しさとあたたかさがすごく良い。

狭い世界で暮らす、子供すぎないけれど、決して大人なわけでもない"17歳"という年齢の瞬平と幸太郎。
田舎から日に数本しか出ないバスで高校へと通い、一緒に家に帰る。
きらきらとした青春ではなく、日々を淡々と過ごす幼馴染2人の関係が少しずつ変化していく様子が優しく丁寧に描かれています。

「昔からおまけ付きのお菓子が好きだよな」
「カシカシになったポテト嫌いだろ?」
幼い頃から一緒に育ち、何もかもを知っているのが分かるこの感じがたまらなくて、さり気なくこういう自然体でいる2人を入れて来るのが本当に好き。
"相手のことは何もかも分かってる感"と共に、ずっと一緒に育って来た距離感が近い者同士だからこそ見えていなかった相手の気持ちや、自分の相手への気持ちがモヤモヤぐるぐるとまわるのが幼馴染ものの醍醐味ですよね。
ふとした視線や仕草、時にはモノローグで、両視点で繊細に描かれた心理描写が素敵でした。

急速な変化ではなく、ちょっとの変化を交えながらじっくり、ゆっくり、たんたんと。
そんな風に、ぺたりとくっついたひとつの塊のようだった2人が、やがて個になって…
それからどう形を変えていくのか?
それはぜひ、本編を読んで見届けてみてください。

派手な物事は描かれていませんが、シンプルでいて味のある、水彩絵の具でじわりと木漏れ日を滲ませたようなあたたかさがありました。
やっぱり幼馴染ものって最高。

6

ずっと一緒の、もう子供じゃない二人のお話

初読みの作家さんです。
発売前から気になっていましたが、読んでよかった。
絵のタッチや表情など好みです。

内容に斬新さは感じませんでしたが、もう子供じゃない二人の触れ合いが色っぽくて素敵でした。
家族みたいにずっと一緒のコタに恋愛感情がある瞬平、彼は全てを真正面から受け止めてしまい張り詰めてる感じがします。
一方、コタはいい意味で曖昧に捉えていて、瞬平とはこれからもずっと一緒だと疑っていない。
お互い誰よりも大切な存在であることは変わらない、だけど頑なさがある瞬平と、柔軟なコタ、二人の気持ちがきちんと重なり合うまでの物語でした。
もう一度書きますが、二人の絡みがいいんです。
キスにしても触り合いにしても息づかいが聴こえて来そうな描写で、とてもドキドキしました。

5

相手さえいればいい世界

田舎の閉鎖的な空間と、幼馴染として親密な関係。
最高の舞台から始まった物語は、2人だけの箱庭のように思えました。

もどかしくてたまらないし、難しい。ありふれている単純な話に見えて、心の機微は複雑で繊細。
途中途中で、うっとページをめくる手が止まってしまい...

最初から最後まで、お互いがお互いに大好きで唯一無二なんです。
これが、言葉にしてしまうことでバランスが崩れてしまうなんて。
もどかしすぎて、唸りたくなります。

個人的には、瞬平のただただコタのことが大好き、ということで突き進んでいく姿に萌えました。
あんまり表に感情を出さないキャラなので、ふとしたときに崩れるのは良いですね。
コタは終始可愛いですし。

この2人はこの先、どんな未来を進むんだろうかと気になりました。
最後の「幸せにできる」という言葉は、呪いの言葉にも思えて...
2人が幸せでありますように。

4

田舎独特の空気感

前回の作品「いじめて愛して」とはまた違ったお話でした。小さな田舎の片隅でたんたんと育ってゆくDK二人の恋
幼なじみで硬派な攻とやんちゃ受
受のコタは可愛かったです無邪気で何事にも楽天的、攻の瞬平は考えすぎちゃうタイプで
相性が良いのでしょう
進路を決める段階で離れることなど考えられないコタと離れても生きていけるようにと考える瞬平
もう息をするように一緒にいることが普通なんですよ
この二人が将来別々になることなんてありえない
最初から兄弟であり家族であり友達であり恋人だったんだろうなと思う
でももう少し大人になった二人も見てみたい気もしますが
河原でこたが瞬平にいきなり後ろから抱きついてちゅってする場面好きですかわいい
空き家での秘め事も真っ昼間っからお婆ちゃんの引く手押し車のカラカラ音聞きながらって背徳的でgoodでした

3

この作品が収納されている本棚

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