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表題作たんたんとタント

麻沼瞬平,17歳,高校2年生
大山幸太郎,17歳,高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

田舎に住む高校生・幸太郎(コタ)と瞬平は、
兄弟や家族のように一緒にご飯を食べたり、
お互いの家に泊まったりする幼馴染。
同い年の二人は同じ高校に通いながら昔と変わらない毎日を送るが、
空き家で「誰にも言えないことをする」という秘密を共有している。
田舎で今まで通り過ごせることが当たり前だと思っていたコタ。
だけど瞬平は、コタに言えない一人だけの秘密を抱えていて――

作品情報

作品名
たんたんとタント
著者
きはら記子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
ISBN
9784845856916
4

(205)

(75)

萌々

(83)

(39)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
26
得点
829
評価数
205
平均
4 / 5
神率
36.6%

レビュー投稿数26

ずっと一緒に

1話を試し読みしてから、単行本になるのを待っていました。

高校の同級生で幼馴染でお隣さんの幸太郎と瞬平。
2人の住んでいる田舎のほのぼのした雰囲気とは裏腹に、空き家で行われている行為の"非ほのぼの"なこと!
だけどそれは彼らの日常で全く悪びれる様子もない。

ずっと一緒に育って来た2人だから、この先も一緒に居るのが当然と思っている様子の幸太郎。
一方瞬平は自分の好きと幸太郎の好きは種類が違うと気づいていて…というお話です。

あるきっかけで瞬平は幸太郎に気持ちを打ち明けることになります。
そこから変わらないようでいて、少しずつ変わっていく2人の気持ちの描写が良かったです。

「コタが居ないと生きていけなくなる」
「いいじゃんそうなれば」
で萌え死ぬかと。

無事に2人とも大学合格し、一緒に住む部屋へのお引っ越し。そして初H。
こちらも2人らしい感じで、描写は薄めですが私は非常に好きでした。

描き下ろしは、取り壊す事になった空き家でのイチャイチャ。きっとコタはお口が小さいんだね。

11

この先が気になる二人

きはら先生大好きだわ!と再確認した最新刊。この雰囲気がすごーくハマる。何がいいって言葉では言い表せないんですが、とっても好き。

田舎に住むDK二人のお話。学生ってだけでも刹那的なものを勝手に感じて切なくなっちゃうんですが、さらに田舎ってことで世界は狭いし人間関係は限られてるしで、お互いが唯一になるのも必然。

攻めの瞬平は思い詰めてる系片思い男子。コタはちょっとデリカシーなし男系っぽいwんでもだからこそ思い切りの良い踏み込みがあって、関係性が動く感じです。
まだちょっと子供の「好き」かな~ってときから体の接触はあるんですが、これは最初に始めた瞬平のせいなんじゃないのwヤることヤってんのに感情はついていってなかったり、理不尽な行動取ったり怒ったりしてるのがDKだな~と。必死で全力で真剣なぶつかり合いが眩しいです。
二人それぞれの結論の出し方も好き。

最終話は都会に出ていく二人。物語としては綺麗に終わってますが、田舎から都会に出るなんて!この先にどれだけのドラマが待ち受けているのか!ここで終わりなんてもったいない~!!
もっともっと二人でごちゃごちゃやって熟年カップルになっていくまでを見たいなあと思いました。

ところでタイトルの「タント」って「たくさん」て意味だったんですね…あとがきを読んでも分からず、「淡々と田んぼと」ってんじゃないだろうしなあ??とか思ってましたw「たぁんとお食べ」の「たんと」か。
意味が分かると田舎BLにぴったりなのが分かり、タイトルまで大好きになりました。

9

愛しくなるお話し

ただただ二人の生活を見守る続編が見たい…離れるなんて絶対無理なのお互い分かってるのに気づかない…分からないフリ…もどかしい!けど愛しくなるお話しでした。二人だけの秘密の隠れ家でエッチみたいなシチュエーションが好きな人にも大変おススメです。

2

やばい!

やばい!これ、めっちゃ好きです。

続編希望します!

もっと、この2人をみたい!

2

やった!!続編出てる!

スピンオフは有れど続編は、きはら記子先生お初じゃないですか?

きはら先生の絵のタッチがとても好きです。
主人公達の自然体で温かみと色気を感じて、ストーリーも田舎の風景を交えつつ自身の体験を懐古するかのようにスルッと心に沁みる。

単行本の最後のエロってるの見ました?
読みました?
バコバコするだけがエロじゃ無いんですよ。
短いながらもぎゅうぎゅう詰まってる想い。

続編は東京に来てからの2人です。
エロの描写は冒頭に少しです。
けどね、あぁこの2人は常日頃からエロシテルノネって分かるんです。私には分かるんです。

信じるか信じないかはアナタ次第です。
まぁ「またするのかよ?」の一言が決定打(笑)

しかしコタと舜平の立場が逆転したような感じも有りますねぇ。
怒り方もコタくん母そっくり。
本気で怒ったら恐いかぁちゃん。
でもアレは舜平が悪い。

「そんなに急いで行くなよ」舜平の優しさが滲みます。
都会に慣れるため常日頃アドレナリンを出してるコタ。
疲れの限界を知らないんですね。都会マジック。

「順調 順調」がまるで不穏に読める。
舜平がコタの耳をふさぐ、田舎の風景が映す。
彼らは過去の積み重ねがある。
こんな心強い事は無い。

やっぱり舜平は舜平だ、イケメンスパダリ、当て馬なんのそのこれしき。

最後の順調順調はやっぱり順調でした。

もうYOU達、結婚しちゃいなよ。
ご祝儀は酒饅頭だよ!

応援していますよ!

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